天才逃亡
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「何だ!このシャトルは!!」
アミネスの困惑の問いに対し、管制員は「指名手配中の男のものです!カーペンター艦長を殺害した本人です!!」と叫んだ。
「指名手配中なら武装する言い訳がたつ。ジアントを三機出撃させろ!!」
シャトルの操縦士は、「仕方ない奴らだなぁ」と呆れ果てたような声を出して三機のジアントを確認し、操縦桿を引いて飛び去った。
「ヒヤシンス!レオリコに繋いでくれ。」
「あなたの妻へ電話します。」
「妻じゃねぇし。」
「なら細君にしますか?」
「そういう問題じゃねぇんだよ。」
車載ホルダーに取り付けた携帯が鳴る。片手間に画面をタップして「よお。チレン。」と馴れ馴れしく呼んだ。
レオリコは「何?どうしたの?今会議中なんだけど・・・」と迷惑そうにいった。
ジフィター級の船体の溝に入り込んでジアントから逃げ回りながら「話し合いは失敗した。今ジアントに追われてる。てか、俺って帝国に指名手配されてたんだ。」と軽い調子で報告した。
「は?失敗?一体何を言ったの・・・取り合えず生きて返ってきてよ!」
「ok––––愛してるよ––––。」
「私も愛してるよ・・・ってね・・!!」ポロン
電話を切ると二機のジアントをエンジンミサイルで破壊した。
「ジアント二機破壊されました!!」
「ターボ砲で殺せ!!」
ジフィター級の腹あたりから砲台が回転し、シャトルを追撃しようと幾度も幾度も緑のレーザー弾丸を放った。
「馬鹿だなぁ。俺が避けちゃえばジフィター級に当たるのに。」
シャトルはひょいひょいと全ての弾丸を避けた。「昨日完成させたやつ使ってみよ。」軽快につぶやいて銀のつまみを右に回した。
そしてシャトルの左右翼のケートから青白い泡のようなものを放出させ、尚放たれる弾丸を包み込んだ。
「すげぇやっぱ俺天才だな––––」そうつぶやくと泡を三機のターボ砲へぶつけた。するとターボ砲は轟音を上げて爆発した。
「ターボ砲三機破壊されました・・・・」
「くそ−–––!!!!!あんな指名手配の・・・石原とかいうふざけた名前のやつに負けるのか・・・・」アミネスは歯を食いしばった。
「大宰相、名前はふざけてないと思いますが・・・・」
「うるさい!!!!」
「天才石原の攻撃に手も足も出ないようだな。これで終わりだ。」
そういうと石原は残りのジアントにケーブルを巻きつけ、ジフィター級の側面へ放り投げると側面とジアントは爆発した。
石原はアダプターに次元移動銃を差し込み、遥か彼方にテレポートした。
アミネスは罵詈讒謗を吐いて、窓を殴って拳を押さえてうずくまった。
次の瞬間ホログラムで皇帝が現れた。
アミネスはすぐさま立ち上がって「これはこれは、皇帝陛下いかがなさいまし・・・うわぁぁ!!」と世辞を述べようとしたが
皇帝の能力によってブリッジの床へ腹這いにさせられてしまった。
「貴様は失態を犯した。すぐ私のパレスシップへ来い・・・・」
「皇帝陛下、ご安心を、奴らのしっぽはがっしりと掴んでおります・・・・」
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