忠実時間時折涙 二人の時間.
「時」
頭良くて、おもろくて、美人で、唯一無二のお前。なあ、お前。こんなにきれいな恋心ないやろ。
グリーンスタジアムでイチロー、見に行って、長いキス交わして、あほみたいに笑って、
風呂が長くて、わがままでAB型で、スタイル良くて、泣くとこ笑うとこ一緒で、間違ったこと嫌いで、
ナンもない俺を画家にしてくれて、お前の裸、考えて、俺、絵、描いて、カラオケでわあわあ言うて、
一流で、愛したお前。気が向くんやったら、お前と俺の子供の親になってたわ。喧嘩したら上手いこと、仲直りする方法知ってて、ワイン飲んで、料理が出来んで、煙草と黒が似合うお前。親父に線香、あげてくれて親父も喜んでるわ。なあ。お前のあの夜の顔。言うてくれ。って顔やった。ごめん。言えんで。今でも愛してる。何よりも。煙草吸うわな。お前のデッカイ瞳。俺、まだ、描いてるぞ。一流の画家になりたいんや。どうしてもどうしても。指ボロボロ。繊細って言われる作風。お前がおったからや。あの日の夜、お前を抱いた。どうしても、お前やった。新幹線の音がする、俺のアトリエで。なあ。俺、上手く笑えとったか。なあ、お前、最大の幸福。お前や。今、お前の瞬きが欲しい。不器用な二人の落書き。なあ、お前に似た人、見ると未だにふりかえるわ。なあ、愛してる。こんなん誰でも言える。でも、お前を愛してる。お前に誓うわ。俺、生き抜いてみる。そしたら、約束通り、あのアトリエで俺にキスをしてくれ。お前しか、俺は愛せてない。俺はお前を愛してる。また、一緒に煙草吸おうや。あの日のように。あのアトリエでお前を失くした日。結局、俺はただ、独り。お前のことを考えて絵を描いている。さて、煙草、キレたわ。お前が最後に言ってくれた、絶対、ここで、また、会おな。愛してる。あの日、誓った、無邪気なお前を俺は、また、迎えに行く。その前にコンビニ、行かな。お前を思い出しながら、俺という画家は行く。。