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異世界転移を面白くするために(この世の中を楽しむために)  作者: リンと鳴る鈴
第一章 召還されました
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自慢と分析

「「「ステータス」」」


そう言うとカードに文字が浮かび上がった。

それを見て俺はニヤッとした。


(いや~まさか俺が本当に欲しいスキルが手に入るなんてな~)


そんなことを思いながら周りの声に耳を傾けてみた。

「おおーすげー俺聖剣士だってよ。かっこよくね」

「いやいやいや。僕なんて魔法師ですよ。やっぱり異世界は魔法でしょ!」

「あたし付与士だって~。付与士ってなにすんの?」

「私にもわからない。後で聞けばいいじゃない。」


(・・・うん。うざい)


そう思っていると、聡と愉快な仲間達(子分)がやってきた。


「集君。君のステータスはどんなかな?僕のと見せ合いっこしようよ」

(なんだこいつ、急に馴れ馴れしいな)


「やだよ。なんで個人情報を見せなきゃいけないんだ」

そう返すと聡は凄くいやらしい顔で笑って

「そんな固いこと言うなよ。僕と君の仲だろ。・・・ほら見せろよ」

(どんな仲だよ!)

と思っていると俺の手からステータスカードを奪い取った。


「どれどれ・・・ぷっ‥アハハハ。なんだこれウケを狙ってきてんの?だったら本当に面白れぇな、ほら皆も見ろよ笑えるぜ。」

そう言って俺のステータスカードを掲げた。

それに対してクラスメイト特に男子は笑い出した。

「うわーまじかよ。チョウ笑える」

「てか戦うためのギフトなのに戦闘系でないとかマジでおかしい」

(こいつら戦いたく無かったんじゃなかったっけ?まあ好都合だからいいが)


ひとしきり笑いあった後聡は頼んでもいないのに俺に聡のステータスカードを見せてきた。

「ほら俺のステータス、見てみろよ」


───────────────

職業:??の勇者

固有スキル:聖魔剣

称号:偽善者


───────────────


それを見て俺は下を向いた。

(何これ、もろ戦い系じゃん。帰りたいと言っていたはずなのにこいつ馬鹿なの?馬鹿なんだな)


それを聡は勘違いしたのか

「ちゃんとぼくが使えない君の代わりに皆守ってやっから安心しろよ。まあそうだな元の世界に帰る時には皆俺の虜かもな。まあそれは運がなかった自分を恨め。」

そう言ってまた笑って帰って言った。

(ただそれだけ言いたいだけか)


それと移り変わりにいつものメンバーが集まってきた。

「集のスキルと職業を見たよ。感想は」

と優香が言ってきた。それに対しての俺の回答は

「やったZー」

「「「言うと思った」」」


そう俺のステータスは・・・


───────────────

職業:獣魔師

固有スキル:超鑑定

称号:神に愛されたもの


───────────────

全くもって戦闘に不向きである。


だが、ある人が言った『知は力なり』と。

その本当の意味が分かっているからこそ俺はこれが欲しかった。



そしてこの力が本当に力を発揮する時は直ぐにやってきた。



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