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異世界転移を面白くするために(この世の中を楽しむために)  作者: リンと鳴る鈴
第一章 召還されました
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恐怖と説明

そして今にいたる。


聡の疑問の答えを聞くために少し静かになった。


「まあそうだな。急に呼び出したんだ。混乱して当然だよな。よし、ヒューキン説明してやれ」

と王様が言うと、高齢のおじさんが前に出てきた。


(いや、お前が説明するんじゃないのかよ!)


「はい、分かりました。私はこの国の宰相をしておりますヒューキンと申します。この度は我々の呼びかけに答えて頂きありがとうございます。」


そこまで聞くとクラスメイト達は

「ふざけんな!呼ばれて来たんじゃねーよ」

「そうだそうだ!早く帰せ!」

「うえ~~~ん。さっさとお家に帰して~」

とまた騒ぎ出した。


(うん。どうでもいいけどうるさい)

とそこでまた聡がでしゃばってきた。


「みんな少し落ち着こう!・・・あの呼びかけとはどういうことでしょう?僕達は急に光に包まれて気づいたらここにいたんですけど」

そう問うとヒューキンは

「あっ。その光が我々の呼びかけです。その光に包まれて入るときに声が聞こえませんでしたか?」

と答えた。


(声なんてなんも聞こえなかったけどな)

そう思って周りを見渡すと・・・

「声なんて聞こえなかったよな?」

「俺も聞こえなかった」

「うちも聞こえなかった」

やっぱりみんな聞こえなかったみたいだった。


「あの声なんて聞こえませんでしたけど・・・」

それを聞くとヒューキンと王様は顔を見合わせてなんか小声で話している。


(うわ~。めちゃくちゃ怪しい。あれ多分相談している振りだよね)


「それはすまんことをした。あの光の中ならこっちの世界にきたくない人は強く願えば帰れたんじゃが」

それを聞くと


「ふざけるな!そんなのわかる訳ないだろう!いいからさっさと元の世界に帰せよ。」

「そうだそんなことはいいからさっさと帰せ」

『帰せ、帰せ、帰せ、帰せ、帰せ、帰せ、帰せ』

とブーイングが起こった。


(・・・どうでもいいけどやっぱりうるさい。)


「すまん!今の魔法の精度だとその時に帰るしか安全に帰る方法はないんじゃ。」

と王様が言うと続けてヒューキンが続けて

「この国にいる魔法師にできるだけ早く安全な魔法開発するようにしますから、その間この国に滞在してください。こちらの不手際なので優遇はしますから。」

と言う


(うわ~デンプレ~)

集はわくわくしていた。


「みんな、こっちの方はこんなに言ってくれているんだ。少しぐらいこっちの世界にいたっていいじゃないか。そしてその魔法が出来たらすぐ帰るそれでいいよね?」

と聞くと

「・・・そうだな。それしかないよな。」

とみんなその意見に賛成だった。


(あいつら馬鹿だろ。なんで信じられるんだ?)


俺達を除いて


「と、とにかくなぜ君たちを呼んだかの理由を話さないとな・・・」



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