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異世界転移を面白くするために(この世の中を楽しむために)  作者: リンと鳴る鈴
第二章 第二部 再会とクラン
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説教と名前


「どうやって皆と合流しよう?」


迷子中の集は悩んでいた。


「一回森から出るか?いや、もしかしたらさっきの所に戻っているかもしれない?でも・・・」


ただ集の顔はだらしないほど緩んでいる。

なぜなら集の両側にはワイルドウルフの親が、頭には子供がいる。つまりもふもふハーレム?なのである。


(やっぱりもふもふは正義だ。・・・いかんこのままだと合流できない)


「取り敢えず適当に歩くか」


そう言ってワイルドウルフと一緒に歩き始める。

その後歩いていると急にワイルドウルフの父親の方が走り出した。


「あ、おい。どこに行く」


慌てて追いかける集

すると、走って行った方の草むらから悲鳴が上がる


「キャー。もふもふです!」


・・・黄色い悲鳴が上がる


「この声は・・・美雪か?」


その声に導かれ集も草むらに入って行くとそこには


ワイルドウルフを羽交い締めにしている美雪がいた。

ちなみに羽交い締めにされているワイルドウルフは集に向かって助けてと目で訴えている。うん、頑張れ!


「やっぱり美雪か」

「あっ集君もふもふですよ!もふもふ!」

「分かってるよ。もうティムしたんだから」

「な、なんですと!つまりこれから毎日もふもふし放題!天国です」


妙にテンションが上がっている美雪。集と離しながらももふもふしている手は止めない。

ワイルドウルフはもう好きにしてというふうになすがままになってる。


________________________________________________________


「それでなんではぐれたの?」

「はい、それは・・・」


美雪をのぞいた女子達の前で正座をしている集ははぐれた理由を説明しようとしていた。


「珍しいものばっかで興奮してたらはぐれました」

「まあ、だと思ったけど。ここは異世界のしかも森なのよ!危ないでしょ!」


(そんな森の中で大声で説教してる方が危ないと思うんだけど)


仁はそう思ったが、矛先が自分に向かう可能性があるため言わなかった。


(触らぬ女子にたたりなしだ)


「まあまあ。結局再会できたのだし、そろそろ帰りましょ」


ずっともふもふしていた美雪が集に助け船を出してくれた。


「早くこのもふもふのなか寝たいですし、名前もつけないと」


違かった。自分の欲望のためだった。


「そうね。夜になると更に危なくなるしね」


(やっと。解放される!)


「説教は家でも出来るしね」


(・・・あれ?これで終わりじゃないの!?)


集の受難は続く


____________________________


ちなみにワイルドウルフの名前は父親がシロ、母親がホウ、子供がモフに決まった。


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