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異世界転移を面白くするために(この世の中を楽しむために)  作者: リンと鳴る鈴
第一章 召還されました
10/27

最強と宝箱

遅くなりました。受験の結果は・・・まあいいとしてこれからはちゃんと投稿していきます。

「グギャー」


人型の魔物の定番ゴブリンが倒れ、光になって消えた。


「やったぜ。これでレベルアップだ。」

加賀がうれしそうにいった。


「やっぱり勇者さまはレベルが上がるのが早いですね。まだダンジョンに入って二時間なのにレベル15ですか。これは私もうかうかしていられませんね」

「いやいや、やっぱりステフィさんが後ろについていてくれるからですよ。」

「そうそう後ろから丁寧な指示をくれるから誰もけがせずにここまでこれたんですよ。」

「勇者様達にそうな風に言ってもらえるとは感激です」

と、さっきからレベルアップする毎に同じ話をしている。

正直うざい。


・・・とりあえず紹介しよう昨晩姫さんが話していたこの国の最強の騎士のステフィ・ブルールさんだ。

ステフィさんは基本的に戦闘には加わらず後ろから指示ばかりしている。視た感じ少なくとも俺たち(俺と仁)よりは圧倒的に弱い。ただそれでも他の人から見ると強く感じるんだろうな

スキルは、

剣術 4 

指揮 3 

火魔法 2 

ワープ 1 

トラップ 5  となっている。


・・・予想通り超怪しい特に後半

まあ警戒はしているし、大丈夫だと思う



今のフォーメンションは、集団の先頭に加賀や仁などの前衛職、あとは魔法職と回復職が真ん中あたりにいて、そして集団の最後に落ちこぼれと言われている俺がいる。これはステフィさんが指名したものだ。なんでも最後にいれば危なくないだろうとのこと。



そうして何度も魔物を倒しながらどんどん奥へ進んでいく。



「さあもう少し先まで進みましょう。そうすればもしかしたらいい物があるかもしれません」

そう言われると集団が急に慌ただしくなった。


「いい物だって何かな?」

「そんな物決まっているだろ、宝箱だよ」

「え、マジで・・・よし俺が先に見つける」

「無理だな。俺の方が先に見つけるからな」

と話しながら先走って行ってしまった。


そんな中集は少し違和感を覚えた。

(もう少しとはどうゆうことだ。まるでそこに宝箱があるのが分かっているみたいだ。昨日宝箱が出るような階層にはいかないといってなかったか)

そう思っていると


「どうしました」と聞かれた。


いつの間にか立ち止まっていたようだ。


ちょうど来たので

「さっき言っていたのはダンジョンの定番宝箱のことですか」と聞いてみた


「・・・それはどうでしょうかね」

ステフィさんは少し驚きながらそうはぐらかした


(これはやっぱり・・・)

思い立ったら吉日とは言うけどこんなに早く仕掛けてくるとは・・・とりあえず仁と話したいがここで問題がある。

それは、仁が集団の先頭にいることだ。

そして俺は役立たずという烙印を押されているからか一番最後にいろと言われている。


しょうがない自分の違和感の正体を考えるか

(たとえ何度もダンジョンに入っているといってもなにが起こるかは分からない。だからこそ情報が一番重要なはず。なのに俺がここにいることに一番違和感がある。しかもステフィさんがそれを指定したこともだ・・・つまり情報を知られてはいけない物がある。それにさっきの言葉やステフィさんのスキルを考えると・・・)


すると少し遠いところからいる集団の先頭から


「あった。宝箱だ」



(宝箱・・・そうか!)


「まずい!誰でもいいから先頭集団に宝箱を開けるなと伝えろ!」

そう言いながら集も走り出す。

(間に合ってくれ!)


(ほう・・気づきましたか、まあもう遅いかもしれませんけどね。これで私たちの野望が叶えられる)



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