人物紹介(第二部仕様)
ちょこちょこやってたものがやっと形になりました!
気が向いたら、どんどん追加する予定……
◆パラメーター項目
攻撃力:そのまんま
耐久力:しぶとさ
俊敏性:反射神経とか素早さ
柔軟力:どの様な状況でも上手く立ち回れるか
潜在力:成長性や起死回生の可能性
アダムランク:秘密組織アダム内における公式の総合評価
◆評価
SSS:類を見ない性能
SS:トップクラス
S:クッソ強い
A:優れている
B:普通よりマシ
C:普通
D:劣っている
◆坂口 京馬(主人公)
・種別:現人神
・肩書き:『管理者殺し』
・宿す化身:ガブリエル
・固有能力:『神の天啓』(概念構築力場製造能力)
・固有武器:『壊れた世界の反逆者』
・捕縛結界:晴天の荒野
・パラメーター
攻撃力:S
耐久力:B
俊敏性:B
柔軟力:A
潜在力:SS
アダムランク:A
・キャラクター解説
突如、インカネーターの力に目覚めた少年。
アダムと天使勢の最終決戦である『フォールダウン・エンジェル計画』以降、インカネーターの枠組みを越え、化身と完全同調をした現人神となった。
その際に、ミカエルの力を受け継いだケルビエムを葬った為、『管理者殺し』の肩書きを得た。
しかし、それは共に戦っていた元『天使の虐殺者』であり、故人となって『破壊神の英雄』となったサイモン・カーターのおかげである為だと、一部ではその実力を疑問視する声が挙がっている。
また、現人神となる代償として、自身の『感情』を表に出す事が出来ない為、その事情を知らない者からは何事も動じない機械の様な冷たい人間だと思われている。
実際は、経験上、大人びているが、年相応の感性を持った少年である。
天使に備わる概念構築力場の『神の天恵』は自身とその周りの『想い』を様々な力に変える事が出来る。
その様な能力であるので、実戦ではかなりムラがあり、更には先述した実力の疑問視もあり、ポテンシャルは高いがアダムランクではAランクとなっている。
・魔法名及び技名
『意志の矢』
:想いを力に乗せた矢を放つ
『力天使の地雷撃』
:光属性のサークル状の広範囲攻撃魔法
『大天使の息吹』
:力、耐久力、治癒力などのあらゆる身体能力の強化魔法
・『過負荷駆動』技
『想いの奔流の一撃』
:周囲の想いへの力の変換効率を増大させ、凝縮された一撃を放つ
◆桂馬 咲月
・種別:インカネーター
・肩書き:『森羅万像の創造姫』
・宿す化身:イシュタル(シュブ=ニグラス)
・固有能力:あらゆるものを生み出す
・固有武器:『六茫星の杖』(疑似)、『黒山羊の足』(本人はガメちゃんと呼んでいる)
・捕縛結界:性愛の女神の寝床
・パラメーター
攻撃力:B
耐久力:B
俊敏性:B
柔軟力:S
潜在力:SS
アダムランク:A
・キャラクター解説
サイドテールに結んだ髪型が特徴的な、天真爛漫なヲタク少女。
その容姿は可愛らしく、一部の男子で密かに人気となっている。
本来宿す事が無い、『イシュタル』という神の化身を宿しているが、その力の実態は、イシュタルが内に封じ込めている『神の木から生まれ出でるもの』の一つ、『シュブ=ニグラス』の『交配』。
イシュタルは、自身を陥れ、その様な化物と同化させた『ある存在』を憎悪しており、咲月の力となる代わりに、その存在への復讐の手助けを咲月に求めている。
『神の木から生まれ出でるもの』とは、現世に解き放たれれば、その世界を一瞬で消滅させ、新たな世界と作り変えてしまうという、極めて恐ろしい存在である。
だが、現時点でその咲月の宿す存在の脅威を知るものは少ない。
フォールダウン・エンジェル計画で、現人神としての同調が不完全な状態の京馬を助ける為に、自身の能力で分け与えた肉片を京馬に埋め込んだ。
その影響であってか、『感情』を表に出さない京馬の体に触れるとその内なる感情を読み取る事が出来る。
だが、逆に自身の内なる感情を京馬にも読み取られてしまう為、抑えた欲望が駄々漏れになる事も。
・魔法名及び技名
(通常時)
『トリニティ』系統
:3属性の攻撃
『ヘキサグラム』系統
:全属性の攻撃
『エレメンタル・ビット』系統
:各属性の精霊を咲月のイメージで具現化させ、行動させる
『リフレクト・ミラー』
:『アビスの法則』によって定義されている『物理攻撃』以外の反射
『マグネチック・フィールド』
:『アビスの法則』によって定義されている『磁力』を持った物質を自在に動かす
『その他』
:二属性などの様々な攻撃手段など。組み合わせは実に多彩
(シュブ=ニグラス『解錠』時)
『狂気の黒神獣』
:『黒山羊の足』にて触れたエネルギーを『交配』にて変換し、召喚するシュブ=ニグラスの『眷族』。吐かれる黄金の吐息は、絶大な威力を持っている。
・『過負荷駆動』技
『天地創造』
:以前は、相手のあらゆる力を吸収し、溜め込んだその力を凝縮解放させるカウンター技であった。だが、覚醒した今の咲月の性質が変化している為、その力も異なっている。
◆葛野葉 美樹
・種別:インカネーター(混在覚醒状態)
・肩書き:『黒炎魔王の淫魔女』
・宿す化身:アスモデウス(七つの大罪:色欲)
・固有能力:自身が交わった人間を操る
・固有武器:『黒炎の轟き』、『変幻自在の触手』
・捕縛結界:紫と赤の肉壁
・パラメーター
攻撃力:A
耐久力:B
俊敏性:A
柔軟力:S
潜在力:S
アダムランク:S
・キャラクター解説
可愛らしく、そして妖艶な美しさも兼ね揃えた絶大な美少女。
だが、一見の清楚な容姿とは裏腹に、その『本質』は『色欲』に塗れた淫らな本性がある。
京馬とは幼馴染であり、互いに両想いであった。
だが、自身に宿った化身の目覚めにより、美樹は自身の成すべき目標が出来、京馬と対峙する関係となった。
美樹がインカネーターとなった経緯は極めて特殊であり、通常のインカネーターは化身と対話する事が出来ないが、美樹は常に自身の化身と対話出来る。
また、その力の発現に関しても特殊であり、通常のインカネーターはアビスの力を使うと、現実世界とアビスの世界の軋轢(不具合な干渉)を生み、その軋轢によって力を察知されるが、美樹の場合はされない。
つまり、通常では有り得ない不意を突く事が可能である。
どちらの特性も、京馬の様な現人神と被るが、あくまで美樹は『インカネーター』である。
・魔法名及び技名
『誘惑の奴隷』
:絶大なフェロモンを解放させ、対象を交わりに誘い込む。相手の趣向に沿う様に幻覚させる為、かなりの高確率で成功可能
『盲目の嘆き』
:周囲を暗闇にし、その視界や気配を遮断する
『影の使役者』
:自身と全く同じ影の分身を造り出す
『影の隠匿者』
:あらゆる『影』に身を潜ませる
『召喚悪魔アスモデウス』
:自身の化身を介し、『本神』であるアスモデウスを一時的にアビスから呼び出す
・『過負荷駆動』技
『色欲に陥られる終焉』
:本編では未だ明かされていない、美樹の『過負荷駆動』技。トリッキーな美樹の戦闘スタイルに相応しい強力な技である。
◆椎橋 桐人
・種別:インカネーター(元熾天使長にして元管理者)
・肩書き:『風の貴公子』⇒『七十二柱の貴公子』
・宿す化身:オリエンス(四界王:嵐王)
ソロモンの指輪による七十二柱の悪魔達
・固有能力:風属性の魔法強化(最大三倍)
各指輪に属する悪魔の下位の能力
・固有武器:『シルフィード・ライン』(科学とアビスの混合兵器)
・捕縛結界:高山に浮遊する遺跡
・パラメーター
攻撃力:A
耐久力:A
俊敏性:SS
柔軟力:SS
潜在力:A
アダムランク:A(自己申告)
・キャラクター解説
京馬を秘密組織アダムへと勧誘した人物。
何かとミステリアスな雰囲気を醸し出すが、実はその正体はかつての現実世界を管理していた元熾天使長『ルシファー』そのものである。
『第二の失楽園』という、この世界をこの世界たらしめる事件の際、弟であるミカエルの『堕天』により、その体を維持出来なくなった為、『転生』という形でそのアストラル(精神)を保っている。
しかし、『フォールダウン・エンジェル計画』の時にルシファーの力を断ち切られた為、今の桐人は定義で言えば個の人、そのものとなっている。
桐人が始めに転生した時――ソロモン王であった時にある女性から貰った『トバルカインの遺産』、『ソロモンの指輪』は、桐人がインカネーターとなった時に精神の奥底で眠りについたものが現界したものである。
多少の精神力を消費するが、抜群の応用力があり、ルシファーの力を失った桐人はその指輪の力を最大限に有効活用する様、修練をし、今の『七十二柱の貴公子』という肩書きまで獲得した。
なお、固有武器である『シルフィード・ライン』は、元々の固有武器である四界王の封印を解く『嵐王の弓』のレプリカを、アダム開発局長であるメイザースに無理矢理改造された科学の概念とアビスの法則を融合させた兵器である。
その為、機械工学に則ったシリンダー駆動式の自由可変可能な武器である側面も持ち、だが一方で風の精霊による分解・修復機能をも備え合わせた特殊な武器となっている。
ちなみに、本来であればアダムランクのSクラス相当の実力であるが、アダムの総統であるシモーヌにAランクで公開する様に申請している。
・魔法名及び技名
(通常時)
『軽快な足音』
:俊敏性特化の強化魔法。この効力がかかった桐人は、アダムでもトップクラスに近い俊敏性を得る事が出来る。
『暴虐の嵐』
:全てを抉り、吹き飛ばす様な巨大な黒緑の嵐を巻き起こす攻撃魔法
『風の巡礼者』
:第二部にて登場。風の精霊そのものを用いた万能魔法。自動的に動作を起こさしたり、空中に見えない足場を造ったり、用途は様々。
(ソロモンの指輪)
『グラシャラボラス』……締め付けた者の力を奪う鎖を召喚する
『シメイス』……あらゆるものをサーチする
『フルカス』……『肉』を詰め合わせたうり二つの人形を造り出す
など。第二部にて、更に多数の能力が見られるだろう。
・『過負荷駆動』技
『風魔大葬撃』
:超広範囲の風属性の魔法。斬撃から放たれ、驚異的な破壊力の一撃を生み出す。
『七十三柱目』
:桐人がソロモンの指輪の修練の際に編み出した、『禁忌』とする召喚魔法。
◆エレン・パーソンズ
・種別:インカネーター?
・肩書き:『神雷を超越する女帝』
・宿す化身:ケツアクゥアトル
・固有能力:電気の流れを操る
・固有武器:『マッシヴ・エレクトロニック』(科学とアビスの混合兵器)
・捕縛結界:雷鳴轟く暗雲の荒野
・パラメーター
攻撃力:SSS
耐久力:B
俊敏性:SS
柔軟力:A
潜在力:A
アダムランク:S
・キャラクター解説
可愛らしさというより、美を追求した様な端正な顔立ちとダイナマイトなボディラインを持つ美女。
元はアメリカ支部のインカネーターであったが、『英雄』リチャードの生まれ変わりである桐人と出会う為に日本支部へ異動してきた。
しかし、『フォールダウン・エンジェル計画』以降、秘密組織アダムのトップである総統、シモーヌの命により、再びアメリカ支部へと異動。ある目的の為に、行動している。
桐人とは恋仲であり、そしてその桐人の『前世』であるリチャードとは孫の関係に当たる。
エレンの宿す化身であるケツアクゥアトルは、元はその祖母であるサラの宿す化身であったが、エレンがある事件の際に、その力を封じ込めた依り代を解放させ、その化身を自身に宿す事となる。
その固有能力である『電気の流れを操る』 は、即ち、逆反応である電子を自在に操作出来る事を示す。
アビスの法則という不可思議であり、不明点の多い法則上の下では、自身の体を原子レベルまで解体させるという普通の科学概念では有り得ない事象を平然とやってのける。
更には、その応用として電流の流れと同等のスピードで移動をする事も出来、彼女単独ならば、一日で地球を何周回も廻る事も可能だと言われている。
更には、メイザースが開発した科学とアビスの混合兵器である『究極の破壊力を持つ』マッシヴ・エレクトロニックも固有武器として所持していて、その攻撃力は全世界で右に出るものはいないとまで言われている。
しかし、一見では、その存在は神と同等かそれ以上の化物の類に見られるかも知れないが、インカネーターという人を超越した存在の中では、その彼女でさえも叶わない猛者がいる為、ギリギリのラインで最高クラスであるSSクラスには到達出来ないでいる。
・魔法名及び技名
『風の担い手』
:俊敏性強化の魔法。桐人よりも、その性能は劣る。電子の移動による瞬間移動には若干の隙が出る為、反射神経を鋭敏化した魔法を求めた結果、この強化魔法を編み出した。
『マッシヴ・エレクトロニック』発射
:魔法や技、では無いが、その一撃は全てを呑み込み、一瞬で視界を遮るものを消し飛ばす。
・『過負荷駆動』技
『全てを絶つ雷鳴』
:文字通り、全ての、神ですらも一瞬で消し炭にする一撃。まともにクリーンヒットすれば、どんな強者であれ、確実に仕留める事が出来る。
◆ヴェロニカ・イグナートフ
・種別:インカネーター
・肩書き:『無慈悲なる狂犬』
・宿す化身:バルバトス
・固有能力:あらゆる銃器をアビスの法則に従属させる
・固有武器:『戦鬼無双の凱旋』
・捕縛結界:鉄世界の蒸気街
・パラメーター
攻撃力:S
耐久力:B
俊敏性:A
柔軟力:B
潜在力:C
アダムランク:A
・キャラクター解説
アダム、ロシア支部の幹部であり、フランツと共に応援の形で京馬達の日本支部へと派遣された。
ショートテールの赤毛が印象的な少女。
少女……と言ったが、その言動は男顔負けの荒々しさを持つ。
スラムで育ち、元マフィア所属という育ちからして、京馬達とは一線を画した価値観を持っている。
彼女の固有能力は、『この世界』に存在するあらゆる『銃器』にアビスの法則を適用させる。
例えば、その銃器で放たれるグレネード弾は『火』属性となり、同じ『火』属性を持つ者にはダメージが軽減されるが、『水』属性には多大なダメージを与える事が出来る。
また、そのカートリッジに『魔法鉱物』で加工した弾を補填する事によって、多種多様な魔法弾を放つ事も可能だ。
更に、銃器の威力もアビスの法則で変容し、銃器の種類によっては現実世界では有り得ない様な高威力のダメージを相手に与える事も出来る。
固有武器の『戦鬼無双の凱旋』は、バルバトスが精神の中に蓄えたそんな武器群を蓄える、『保管庫』である。
その中には、現実でも人を軽々と屠る様な恐ろしい武器も多く、それら一つ一つに彼女はチューンナップし、日々更なる威力を高めようと研究している。
・魔法名及び技名
『残酷伯爵の宴』
:『戦鬼無双の凱旋』にて収集している武器群を一斉に呼び出し、総攻撃させる。
・『過負荷駆動』技
『殺戮兵器の大軍勢』
:『残酷伯爵の宴』の単純な強化版とも言える。『戦鬼無双の凱旋』内にある、全ての兵器を総動員させ、対象を殲滅する。
◆フランツ・カルボフスキー
・種別:インカネーター
・肩書き:『災禍を振りまく者』
・宿す化身:アバドン
・固有能力:あらゆる『氣』を持つアビスのイナゴを解き放ち、操る。
・固有武器:『奈落の落とし子』
・捕縛結界:底の無い奈落
・パラメーター
攻撃力:B
耐久力:S
俊敏性:B
柔軟力:S
潜在力:B
アダムランク:A
・キャラクター解説
ヴェロニカと同様に、ロシア支部から日本支部へと派遣されたインカネーター。
常に軍服を身に纏い、更には顔や腕の傷痕が相まってか、一人でいる時はよく警察に職務質問される。
その為であってか、ヴェロニカと共にいる時以外は日本支部内でおとなしくしている。
京馬とは、『フォールダウン・エンジェル計画』で既に面識があり、京馬に対して絶大な信頼をしている。それは、京馬の信念のみならず、フランツ自身の過去も大きく影響している様だ。
フランツの固有能力は、アビスの『入り口』の一つとされる奈落の洞穴に住まうイナゴ群を呼び出し、使役する。それらは、あらゆる特性を備え持ち、様々な戦況で重宝されるだろう。
固有武器である『奈落の落とし子』は、厳密にはそのイナゴの幼虫が密集された強固な『鎧』であり、相手の能力を解析し、有利な能力を付与させた上で発現させる事が可能だ。
・魔法名及び技名
『奈落王の眼』
:相手の能力、性格、得手、不得手を解析し、自動的に相手に対し有利と判断したイナゴを『奈落の落とし子』に付与する。
『大雑把な災禍』
:対象の周囲に大量のイナゴを降らせ、爆裂させる。
・『過負荷駆動』技
『奈落王の覚醒』
:奈落の洞穴に住む『アビスの住民』であるアバドンを一時的に『堕天』前の存在として覚醒させる。
◆ウリエル(リエル先生)
・種別:天使
・肩書き:『概念操作の無法者』
・宿す化身:自身が本神
・固有能力:『神の炎』(概念構築力場製造能力)
・固有武器:『混沌の炎剣』
・捕縛結界:エデンの園
・パラメーター
攻撃力:S
耐久力:S
俊敏性:B
柔軟力:SS
潜在力:A
アダムランク:S
・キャラクター解説
元は発足当時のアダムの敵対組織、『アウトサイダー』のナンバーツーの幹部であった『四大天使』の一人。
その目的は、『神殺し』。
それも、京馬達を生み出した世界の『枝』の一端とされる存在を抹消する為、彼は行動している。
今は、自身の目標の一つである桐人が告げた『高み』を目指す為、自身の天使としての特性を封印し、あくまで普通のインカネーターとして修練に励んでいる。
ウリエルの持つ『神の炎』の『概念構築力場』は、天使の力の大元を司る様な能力であり、あらゆる『概念』を造り出し、変更する事が出来る。
あまりにも強大な能力であるが、その分、精神力の差異によってその効力の掛かり具合がシビアになってゆくというデメリットもある。
直に会話出来る、貴重な『元の世界』を生きてきた存在である為、実はアダム内でもかなりの優遇された存在として位置付けられている。
・魔法名及び技名
『概念操作』
:『神の炎』による概念の変更。例えば、時間の概念を止め、相手の行動を封じる事などが出来る。だが、相手の精神力にかなり依存されてしまう為、強敵になればなるほど、その効力は薄れてゆく。
・『過負荷駆動』技
『絶対的概念』
:自身の構築している概念を変化させ、一時的に幾倍もの力を持つ次元の存在へと変身する。
今は、『ウリエル』である事を捨てている為、この『過負荷駆動』技の使用を禁止している。
◆織田 信長
・種別:インカネーター
・肩書き:『憤怒の第六天魔王』
・宿す化身:サタン(仮名)(七つの大罪:憤怒)
・固有能力:闇属性の魔法強化(最大三倍) + unknown
・固有武器:『妖刀村正』、『へし切り長谷部』(どちらも疑似)
・捕縛結界:コキュートス
・パラメーター
攻撃力:SS
耐久力:A
俊敏性:S
柔軟力:A
潜在力:A
アダムランク:S
・キャラクター解説
現アダム、日本支部の支部長であり、知る人ぞ知る、歴史上の偉人そのものである。
その偉人が何故、暴君となり、何故、その『死体』が見つからなかったのか。
それは、彼が世界の成り立ちに絶望し、そして『憤怒』した為に、目醒めた『魔王』の力。そして『本当の天下』であるアダムの存在に魅了させられ、表世界から姿を消した為であった。
織田の宿すサタンは、あくまで通称であり、その真名は未だに謎とされている。
その本神は永久に解ける事も、砕ける事も無い氷結世界『コキュートス』を造り出し、自身の力を封印している。その現象は、もう一つの『憤怒』を司るサタンの固有能力の一端であろうか。
所持している各『固有武器』は、不完全な力しか持たないサタンが固有武器を持たなかったが故に、織田が当時アダム日本支部の整備班であり、鍛冶職人であった者達に製造を依頼した物である。
・魔法名及び技名
『魔氷結・永劫』
:『闇』属性の氷魔法。精神にのみ作用し、アストラルを凍結させる。
『魔炎獄・滅却』
:『闇』属性の炎魔法。美樹の『黒炎の轟き』に酷似した精神のみを焼き尽くす攻撃。
・『過負荷駆動』技
『魔将襲撃』
:詳細不明。
◆劉 美龍
・種別:インカネーター
・肩書き:『星砕き』
・宿す化身:アスラ
・固有能力:全ての固有能力を無効化し、精神力へと変換させる。
・固有武器:『修羅虎甲』(科学の概念を一部取り込んだ可変武器)
・捕縛結界:阿修羅八卦衆院
・パラメーター
攻撃力:SS
耐久力:SS
俊敏性:SS
柔軟力:S
潜在力:A
アダムランク:SS
・キャラクター解説
一見すると、今時のゆるふわとした茶髪の可愛らしい少女。
しかし、その正体は、アダムでも五人程しか存在しないと言われる、アビスの上位の本神に打ち勝ち、一人で世界を破滅しかねない存在、SSランクの一人。
美龍の肩書きは、かつて『他の枝の世界』を統治していた管理者『クロノス』が引き起こした巨大隕石を単身で塞き止めた事が由来とされている。
かつて、美龍は中国支部の支部長を務める役職であったが、その功績を称えられ、SSクラスへと昇進し、『四界王のシンボル捜索隊』、通称、『特務隊』へと異動する事になる。
だが、その手前で日本支部に応援の形で派遣された為、桐人や咲月とは面識がある様だ。
美龍の固有能力は、只のリスクありのキャンセラー能力である。しかしながら、美龍自身の研ぎ澄まされた圧倒的な精神力により、その固有能力は相手を恐怖に陥れる程の恐ろしい力と成り替わる。
また、『固有武器』である『修羅虎甲』は、メイザースの開発により、様々な『モード』に可変出来る。
・魔法名及び技名
『発勁』
:中国拳法における氣の発現法。美龍は、武術の天賦の才を持っており、元々の『アビスの力』の断片の力を行使してきた。その実力は化身の力無しでヒグマを沈める程。
・『過負荷駆動』技
『一騎当千』
:発動後、対峙した者が生きていた事が無い為、詳細不明。
◆シモーヌ・ダリエンツォ
・種別:インカネーター
・肩書き:『世界を喰らう者』
・宿す化身:ベルゼブフ
・固有能力:あらゆるものを喰らう
・固有武器:『貪喰の蛆塊』
・捕縛結界:悪食の大宮殿
・パラメーター
攻撃力:SS
耐久力:SS
俊敏性:S
柔軟力:SS
潜在力:A
アダムランク:SS
・キャラクター解説
秘密組織アダム。
古くから世界を牛耳ってきたその組織の『現』総統は、神秘的な薄い紫髪の美しい少女である。
だが、その言動は、その見た目とは裏腹の毒々しさを持つ。
京馬と同年代であるが、その力は驚異的で、秘密組織アダムの中でも最高レベルであるSSクラスの強さを誇る。
それは基礎的な能力の高さもさる事ながら、真骨頂はやはり、その固有能力にある。
『あらゆるものを喰らう』とは、その対象の体、だけでは無い。例えば、その司る概念や、エネルギーなど、全知全能を食い荒らす事が可能なのだ。
故に、その相手という『存在』さえも消失させる事も可能であり、アダム内では崇拝もされ、畏怖もされ、嫌悪もされるという善悪の感情を一手に引き受ける立場にある。
『固有武器』の『貪喰の蛆塊』は、変幻自在の『暴食』の氣を宿した流動体であり、攻防一体の強力な特性を持つ。
シモーヌは、今回の事件を発端として、色々な思索を巡らしている様だ。
・魔法名及び技名
『蝿王の玉座』
:シモーヌが戦闘するという『姿勢』を見せた時に使うと言われる、全身体能力強化魔法。
『四界の瞬き』
:シモーヌの特別な出自に関連すると言われる、火、水、土、風の四属性攻撃魔法。
『大喰らいの狂宴』
:『暴食』の氣を撒き散らし、辺り一体のあらゆる存在、事象を食い荒らす。
・『過負荷駆動』技
『真名開放・人神統合』
:詳細不明