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第二話:宿確保

「あの…。すんません…。」

ココどこですか?


日本語通じるの?この人達…。

と、いう不安をかかえながらオレはおそるおそる話しかけた。


「え…?ここはイグレット王国の北に位置するライノン村だけど?」

「…そうですか…。」

目の前にいる青い瞳白い肌金色の髪を持つ、明かに日本人ではない少年はオレの質問にとても流暢な日本語で親切に答えてくれた…。


いや、もうマジでありえねぇ。

イグなんちゃら王国って何よ?ライオン村って何だよ。(違…;)

ってそれ以前に!!

何でココ日本人いねぇの?!


数十分前、『穴から落ちてこんにちは』なオレ水野架音16歳はあのまま凍え死ぬのは駄目だと思い凍えながらこの不思議なライオン村…もとい『ライノン村』とやらを探し出し苦労してたどり着いた。

ところがこの村。

人がいるにはいるが、外人ばっか!!


「旅人さんなの?」

「ふぇ?!」

急に話しかけられて変な音が口から出てしまった。

青い瞳の中学生くらいの可愛い少年は変な音を無視してもう一度質問した。

旅人さんなの?


…違うよ。見りゃわかるだろ。手ぶらのうえ、半袖だぞ?オレ。(-△-)


だが、さすがのオレでもそういう風には言えなかった。

「…何でんな事聞く?」

そういうと少年はものすごく可愛い笑顔でこう言った。

「だってこんな有名な村のこと知らないんだもん。だから遠くから来た田舎者なのかなぁって。」

いや、待てよ。

有名なのか?ここ。

「でも…。お兄さん綺麗だね。髪の毛とか銀色だし。目だって綺麗な緑色♪」

「は?」

ちょっと待て少年よ。

いきなり何を言い出すんだ君は。


とりあえず、銀色とか緑色とかは置いとこう。

褒めてくれるのはすごく嬉しいんだけどちょっと間違ってますよ…?

いや、確かにオレは一人称は『オレ』だし、顔も男顔かもしれない。

だけどねぇ?オレはね。男じゃないですよ〜?

れっきとした


女。


ですよ〜?


………

…なんか自分で言っててすっげぇむなしい…(T−T)

ま、いっか。

どうせいつもの事だし。

オレってばスカートはかないし。


慣れたよ。(T▽T)


このまま男だと思わせとけっ。へっ。


「お兄さん、どうかした?」

オレが心の中で涙を流していると少年はオレの顔を覗き込んだ。

「…?!な、何もないっすよ…。」

ビックリして声が裏返った。

「そう?それならいいけど…。もしかしてお兄さん困ってる?」

困ってるっちゃあ困ってるが…。

「もしアレなら僕ん家においでよw歓迎するよ?」

…ラッキィVv

オレがこくりと頷くと少年はにっこりと笑った。

「僕はリザベール。リゼって呼ばれてるよ♪お兄さんは?」

少年もといリゼは笑顔が武器らしい…。

「架音…。」

リゼの笑顔にのせられてついつい素直に本名を言ってしまった…。

「カイン…ね。OK!早く行こう♪」

リゼは無邪気に笑いながら走り出した。

「早くしないと置いてくよぉ?」

少し大きめの声を発し、先を急ぐリゼ。

「あ、ちょっ!!待て!!早いって!!」

ついオレも走り出してしまった。




これからどうなるかわからないけど…。

とりあえず、宿確保!!だな…。







意味不明かも…;

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