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秋桜  作者: 七地
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放課後デート  (2)side:悠

「梨桜ちゃん、オレも放課後デートしたい」


拓弥さんが言った。

生徒会室にいる梨桜ちゃんは拓弥さんのリクエストでメガネを外している。


うん、梨桜ちゃんは今日も可愛い。


「‥拓弥君は何もしなくても女の子が沢山寄ってきそうだから私とデートする必要ないでしょ?」


まったくもってその通り。

梨桜ちゃんはグサリと事実を言い当てた。


「登校拒否の理由はわかったのか?」


寛貴さんが梨桜ちゃんに生徒会室の鍵を渡しながら聞いた


「まだわからない。‥でもね、前に生徒会メンバーの事を聞かれたの。クラスの事なんか聞かれたことないのに、生徒会の事は聞いてきたから朱雀が好きなのかと思ったんだけど…朱雀に憧れてこの学校に入ったわけじゃないって言ってた」


「女子で朱雀に憧れてないけどこの学校にいるのって貴重だなぁ、新鮮だ」


拓弥さんの言葉に頷いた。

共学になったんだから生徒会にも女子を入れろ。と生徒会顧問に言われたときに、全女子生徒10名のうち8人から朱雀に入りたいと言われた。

結局8名については寛貴さんが嫌だと言ったから生徒会に入れなかったんだ。

NO!と言ったのは梨桜ちゃんで、あとの一人は不登校の彼女だから聞いてすらいないけれど‥


はっきり言って梨桜ちゃんの言葉は意外だった。それ以外にも彼女には驚かされることばかりだ

女を寄せ付けない寛貴さんが梨桜ちゃんを傍に置きたがっている。

それは、素顔を知らなかった時からだ。でも彼女はそれをスルリとかわしているように見える。

こんな寛貴さんを見るのは初めてだ。


「どこでお茶するの?」


オレが聞くと


「まだ決めてないけど、ケーキがおいしいお店がいいな」


「紫苑学院の学生って他校生からみるとレアみたいだから声かけられたら連絡しろよ?」


拓弥さんが言った。


「そうだよね‥また絡まれたら連絡します」


「また?」


梨桜ちゃんは眉をひそめた。そのときのことを思い出しているみたいだ


「梨桜、絡まれた事があるのか?」


寛貴さんが不機嫌そうに言う


「声をかけられて‥でも、知り合いが通りかかって助かった」


危なっかしくて1人で歩かせたくない。

メガネを外したら美少女なんだから、もっと自覚を持って行動して欲しいと思ってしまう。

寛貴さんは“護衛をつけろ”とオレに目で合図した。言われなくてもそうするつもりだったオレはすぐに頷いた。


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