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再戦へ向かう!

セルピエンテの部隊が日本へ攻め入る所謂 X-Day は、一旦日本付近の冬型気圧配置の弱まる1月最終週の火曜〜水曜日と決まった。

近海の波高も、この期日はおおよそ2メートル前後に収まる。


揚陸艇の船内では改めて銃器類のメンテナンスと戦場型戦闘ヒューマノイドの可動具合の点検等が行なわれている。


この第二次日本急襲作戦の目標として。

セルピエンテは前回に引き続き来迎寺宅の他、エリック=ティーチャーの勤務するD大付属第一高等学校を設定した。

エリックが、生徒達と友好な関係を築いていることは事前の情報確認で知っている。


セルピエンテは、ほくそ笑む。


「ガキどもの泣き叫ぶ声を聞けば、奴等はイヤでも巣穴から出て来る。

そして、手も足も出まい!

全てに好都合だ!!

フッフッフッ…………」


血も涙も無い、残忍な毒蛇の本性が牙を剥こうとしていた。




都内、某学生街の一角にある研究室では。 

迫りくると見られる第二波のイスロ急襲に備え、麻衣だけではなく。

華裏那、キッド三人衆のトレーニング及びメンテナンスに余念が無い。


エリックのみ、学校での進路指導の仕事の関係で、非常勤講師であっても居残りで職務を優先している。

既に、この研究室も警視庁の諸原以下対策本部との連携も承認されており、職員達の士気というのも高くなっていた。


「オウオウ、職員さん方ヨォ。

もちっとトレーニング、ハードメニューにしてくんねぇかな?

かったるくて居眠りしちまうぜ」


あくびでもせんとばかりに言うカイトを、華裏那がたしなめる。


「ウダウダ言ってんじゃないよ!

試合前からガチで百パー出すバカが居るかい?

本番でスクラップになりたくなかったら、黙ってやりな!!」


「ヘッ、雑魚がタバになろうが所詮は雑魚だぜ」


相変わらず強気なカイトの一方で。

麻衣は独り、クリティカル 電 デモリッシュ とDual ショットを繰り出す場面をシミュレーションしていた。

この二つの技は確かに強力だが。

市街地の実戦ともなると、その強力さ故に一般人を巻き込むリスクもある…………

それだけは避けなくてはならない。


(今度こそ、ちゃんと役目を果たさなきゃ!!)


それは、自分自身へ誓ったリベンジでもあった!


〈再戦へ向かう・完〉

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