感覚は、あてにならない! 29章 Identity
こんにちは葉桜 KONです! 今日はいつもよりも早く帰れるので、帰りたいのですが。友達との約束があるので帰れない事態が発生し、どうしようかと迷っている現状です。迷いながら書いたので、少し内容があっちこっちに行ってるかもしれませんが、どうぞお読みください、それでは本編どうぞ!
俺の視界が反転する。空が地面になる。しかし足を着くことは許されない。俺はとっさに受け身をとったが痛いのには変わりない。地面にたたきつけられた俺は、目を点にして莉乃を一点に見つめる。
「いて!えっ…莉乃?」
俺は状況を理解できなかった。もちろん俺がやった行為も理解できないような頭おかしい行為だが、莉乃のこの行動もっと理解できなかった。運動音痴で体力もない、華奢な体なのに。なぜおれを投げられたのかこれでも俺、60㎏あるんだけどな体重…
「あっ!ごめんごめん、急にチョップされたから、体が勝手に動いて…ごめんね痛かったよね…」
いや、受け身をとったから痛くはないけど、むしろ莉乃が痛くないように投げてくれたからだ。
「いや、謝るのは俺の方だよ。ごめんな急にチョップして。悪気はなかったわけじゃないけど…まぁ悪気はなかった。昨日のあの動きは完全に武術経験者の動きだった。だから気になって。ちょっと悪ふざけが過ぎるよなマジでごめん。でも今ので確信した、莉乃何かやってるよな」
俺はまっすぐに疑問をぶつけた。合気道っぽいような、柔道っぽいような何の武術なのかまではわからないけど、そっち系なのだろう。
「経験者?ううん、全然そんなのやったことないよ」
莉乃の顔には焦りが見える。完全に嘘だな、相変わらず莉乃はわかりやすい。
「嘘ついてんのばれてんのよ、本当のこと教えて。もちろん本当に言えないんだったらいいけど…」
「えーとね…はじめは、友達がやっててかっこよかったから私もやり始めて今はダイエット目的でやってるんだけど、一応体新道っていう、新しい武術をやってるよ」
体新道?聞いたことないな。でも投げ系の武術なのだろう。それにしても強すぎる気がするが…
「おはよう、莉乃、君徳」
花夏か、でもなんか殺気があるような
次の瞬間莉乃に向け花夏の蹴りが放たれた。俺はとっさに莉乃を守ろうとしたが速い!無理だ…
きっと花夏も同じ考えだろう。でも俺と違って経験者だ、いくら莉乃でもあたってしまう…
「えっ…」
花夏の力の抜けた声が聞こえる。見ると、花夏の蹴りは莉乃によって横に受け流されそのままの勢いで花夏は転んだ。まじかよ…あの速さの蹴りも対応できるとかもうMASTERでよくないか?まぁ階級の評価基準がわからないから何とも言えないけど…単純な能力だったら一番高いのでは?
でも、なんとなくFELTLISERにされた理由が分かった。多分頭だろう。莉乃はお世辞にも頭がいいとは言えないからな…
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