表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

29/31

(四)-5

「コイツ、なんでそんなに雑学に通じているんだ」

 シンが叫ぶように大声で言う。

 それに対し、デーモンが答える。

「それはな、我が()()()()()デーモンだからだ。お前たちとは違い、()()を備えているのだよ、()()()()()だから、()()をな」

 化け物が日本語を話している時点で色々おかしいのだが、「グレーター」と「知性」の単語のところでわざわざ強調するかのように声色を変えて話すところがなおさらおかしい。しかも二度も同じこと繰り返しやがって。

「フハハハハハハ……、大切なことなので、二度言いましたァ……」

「ちょっとまて。それじゃあ、マコト先輩は、今どこだよ」

 どこの予備校講師だよっ、とツッコんでやりたかったが、デーモンのドヤ顔ゼリフを途中で遮り、俺は尋ねた、知性の偏りについては無視して。それはもちろん、マコト先輩のことが心配だったからだ。

「誰だ、それは」

「お前が乗っ取った体の主のことだ」

「お前たち、あの場にいた全ての人間が、転生できたと思っているのか」


(続く)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ