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(二)-2

 閻魔様は手にしたデジタル端末の画面をタップしたりスライドしたりしていた。そして「貴様が武州唐沢寿彦か」と凜とした声で言うと、俺の方を切れ長の目で見てきた。

 俺はその強い口調に少しびびって「はい」とだけ答えた。一体これから、何が始まるのか……。

「西暦二〇二四年四月六日土曜日、園辺野市丸山公園にてお花見の最中に突っ込んできたトラックに轢かれて死亡。と、いうことで相違ないな」

「えっ、マジで?」

 俺は反射的にそう答えた。俺が死亡? じゃあ、目の前にいる閻魔大王って、天国や地獄へ行く前に生きている間の罪を裁くという、あの閻魔大王というやつなのか? 本当に、モノホンなのか?


(続く)

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