表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/56

6話。アールとステータス

短めだけど本日2話目だから仕方ないね。

おう。俺だ。ベシータ様だ。


腹が空っぽの方が肉詰め込めるとはよく言ったもんだぜ。予想以上に豚野郎が旨かったせいで一瞬我を忘れてしまったが、今は大丈夫だ。米があればやばかったがな。(まんじゅうこわい並感)


「さぁて。腹も膨れたことだし、次の確認といくか」


食料確保の目途がついたことで最低限生きていくのに必要な問題はクリアした。これからはより良い生活環境を得るために動く必要がある。


そこで確認しなくてはならないのがリザルト。つまり勝利報酬ってやつだ。


俺としても最初の戦闘を終えて色々と成長した実感はあるが、それが数字の上でどうなっているのかはわからん。いったいどうなっているのやら興味があるぜ。


「ステータス・オープンしろ」


さぁて。見せてもらうとしよう。戦いを終えて成長したこの俺様の実力ってやつをな。


――


名前 リョウ

レベル 2

BP 209


――


「けっ。相変わらずシンプルなステータスだぜ」


だからこそわかりやすい、とも言えるがな。


「レベルが上がって、BPも上がった、か。ふむ、これは……」


まず端数の9。これはあれだ。おそらく豚野郎のBPが90だったから、そこから10%得た感じだろう。というか、そうでなければ説明が付かん。システム的には強襲ザイヤ人と同じだと思ってよさそうだな。


まぁ10%は貰いすぎな気もするが、菜っ葉のときは500貰えたからな。俺のレベルが低いことも加味すればないわけじゃなさそうだ。後は他の豚野郎を倒したときにどれだけBPが得られるかを見ればいいな。


「ただ、理想は10%で固定。最悪でも1は欲しいところだぜ」


なにせ1匹倒すごとに1のBPが得られる仕様であれば、この森にいるすべての雑魚を倒したとき、俺のBPは10万を超えることになるんだからな。


尤も、10万もの豚野郎を倒すのは多少面倒ではあるんだが、俺様にはアリア〇ン周辺でレベルを60まで上げることができる程度の忍耐力はあるからな。


目に見えて強くなることがわかっているんだから10万程度軽いもんだ。


実際あのとき倒したスライムやおおがらすは10万では足りんし。


ここでさそりばちやホイミスライムみたいにステータスアップの種をドロップしてくれればやる気もかなり増すんだが、さすがに豚野郎にそこまで期待するのは酷ってもんだろう。


とにかく、豚野郎を倒しまくって10万を超えるBPを得れば10000の豚野郎なんて雑魚だ雑魚。


ズタズタの細切れにして豚玉の材料にしてやるぜ! ふははははははは。


「おっと。いずれ強くなったときに何をするかは後で考えるとして、今は考察を続けようか」


レベルアップに応じて増加したとみられる数値は100だ。

これが固定なのかそれとも何かしらの法則があるのか。それが問題だな。


単純にレベルが2だから200なのか、レベルが上がるごとに+100される仕様なのか。それともレベルに応じて加増、つまり3になったら+200されるのか。もしかしたらレベルアップ前のBPが関係するかもしれねぇ。


「思いつく限りの最高の仕様であれば、レベルが上がるごとに倍々ゲームみたいに増える仕様なんだが、それはさすがに高望みだろうよ」


なんたってこの森で最強と目される野郎のBPが10000だからな。


倍々ゲームの場合、あと7回レベルアップしたら倒せる計算になっちまう。


ダン〇ちみてぇにレベルが上がり辛い世界ならそれもあるかもしれんが、BPが500だの1000だのといった連中のことを考えればその可能性は低いだろう。


「ま、これも次のレベルになればわかることだな」


次のレベルアップでは、どれくらいの戦闘が必要で、レベルアップ時にどれくらい成長するのか。最低でもどんな感じなのかって目安はつけておきたいところだ。


「兎にも角にも、引き続き豚野郎を倒す。当分はそれだけに集中しようか」


ランダムエンカウント制のドラ〇エと違って、俺にはスカウターがある。こいつさえあれば獲物が何処にいるのかわかるからな。場所が分かればいくらでも奇襲を仕掛けることができるってわけだ。


さらにBPが増えたことによって取れる手段も増えたのがいい。

これまではBP100の野郎でさえ警戒対象だったが、これからは違うぞ。


たった10の違いでさえあれだけ一方的に倒せたんだからな。その差が100になったなら、もっと簡単に倒せるはずだ。罠を張れば猶更、な。


「なんなら一度に複数の豚野郎と戦ってみるか?」


当然、200の奴とは戦わないようにした上で、だがな。複数の豚野郎に勝てるのであればより効率的にBPを上げることができるし、その途中でレべルが上がればさらに選択肢が増える。雪だるま式に強くなれるって寸法だ。


「はっ。面白くなってきやがった」


くくく。もはやこの俺様にとってこの森はでっかい宝島だ。豚野郎をぶっ飛ばして色とりどりの肉をDOSSARI手に入れてやるぜ!  


閲覧ありがとうございました。


皆様から頂ける評価ポイントが作者の意欲に直結しております。


具体的にはブックマークや下部の☆をぽちっと押してポイントをいただけると色々と捗りますので、面白い、とか続きが読みたい、と思ってくださったら評価の方も何卒よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] こんばんは。 >アリ○ハンでレベル60 エミュとかチートツール無しで時間をかけられる根気がガチであるならプチ尊敬ですよ藤木さん!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ