表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
82/183

第二十一章 雇われる側の事情

まずは身近にある事から 小さな事から

コツコツと努力や実績を重ねながら 王宮の人々に認めてもらう事にしたコン

地味に見えるが 彼女にとっては一番心地良い努力の形であった 

ブチッ ブチッ

ブチブチブチッ


「あぁー・・・懐かしぃ・・・」


兄と一緒に山へ入る様になってからは、めっきり畑の作業を手伝う事はなくなった。

畑作業は誰でもできるけど、山への散策は、限られた住民にしかできないからだと思う。

でもやっぱり、こうしてぼんやりと土を見ているだけ、雑草を抜いているだけの時間は、言葉では言い表せない程、心地良い時間だ。

私はそのまましゃがみ歩きで、ヅカヅカと草を毟り続け、あっという間に私の手は土まみれになった。

でも、決して不快には感じないのは、土いじりが好きな証拠なのかもしれない。前世では『土=汚い』という風潮があったんだけどね。

でも、考えてみればそれはとんでもない偏見だった。数ある職業の中には、必ず『土』と関わらないといけない職だって沢山ある。

『農家』『地質調査』『ガーデニング専門店』等、よく私達がお世話になっている筈なのに、邪険にする人がいるのは、悲しい以外のなにものでもない。

というか、一概に『汚い』と言われている職業程、有難い職業だと思う。

だってその人達が皆の嫌がる仕事をしてくれてこそ、私達生活が成り立っているのだから。

それが例え、『ゴミ拾い』や『掃除』であろうとも、必要不可欠な事に変わりはない。

この中庭だって、誰も雑草を抜き取らないと、あっという間にジャングル地帯だ。

だからこそ、草むしりは庭造りで1番大変ではあるけど、1番大切な仕事なのかもしれない。

・・・また暇さえあれば取りに来よっかな?

勉強も大事だけど、王宮の整理や管理をするのも、仕事の一環に入るよね。家族が家事を分担するように、私もこれくらいはしないと。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ