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第二十章 悪夢からの逃走
・・・それにしても、やっぱり近くで見ると『雑草』がちょこちょこ生えているな。
この前も見て思ったけど、レンガの隙間とか路肩とかにピョンピョン生えている。確かにこうゆう場所って、雑草が生えやすいよね。
この世界にも『除草剤』なんて便利な物があるのかな?
「・・・・・
・・・・・ぬぅう・・・」
そんな草を見ていると、ついついウズウズしてしまう。そう、里で畑作業を手伝っていた時を思い出してしまうのだ。
里には一家専用の畑ではなく、大きな畑を皆で管理して、皆で収穫品を分け合う。だから私も、ちょくちょく畑作業を手伝っていた。
そして畑の草むしりは、里で生まれ育った子供達が行う、大事なお手伝いの一環であった。
大人は畑を拡張して管理する、そして子供は細かな作業を手伝う。そうする事で、畑の作業が役割分担できる。
毟り取った雑草の多さで、おやつの量や質が決まる家庭もあったな。
私もよく兄と一緒に、畑で泥だらけになるまで、頑張って作業に打ち込んでいた記憶がある。
だからこそ、余計に気になってしまうのであった・・・
結局 自分が集中して打ち込める事があれば
苦しい記憶も 悲しい記憶も 一時的に忘れられる
例えそれが どんなに些細な事だったとしても




