52/183
ギンは ただ見守るしかできなかった
コン達が国王との対面を果たした頃
ギンは訓練場で ドラゴンの亡骸と向き合わなければならなかった
そう ただ向き合うしかできない状況であった
「おいおい・・・これ本当にギンの妹が仕留めたのか?!」
「そもそもどうやって仕留めたんだ??
松明を押しつけても、体の半分以上が燃え尽きる事なんてありえない筈だぞ・・・」
「やっぱ『人獣』って凄いなぁ・・・」
兵舎にドラゴンの亡骸を運んだまではいいものの、一体どこから手をつければいいのか、全員が右往左往に彷徨っていた。
兵士長は、当時の状況を色々と説明はしてくれているけど、それを瞬時に理解できる人は、此処にいない。
俺としても、どうやって話したら皆が納得してくれるのか、検討もつかなかった。
状況を説明するだけでも足踏みしているのに、その亡骸を調べるなんて、冗談抜きで今年以内にできるのか不安なくらいだ。
・・・ただ、そうゆうわけにもいかない。亡骸だって腐敗する、そうなると全てが手遅れになってしまう。
とにかくこのドラゴンが一体どれくらいの年齢で、どの種類に分類するのかは、最低限調べる必要がある。




