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第十六章 国王陛下

ついに国王と対面したコンとウルシ

国王は 2人を大いに歓迎してくれた

だがコンにとって その反応は『以外』であった

「初めまして、君が・・・ コン・シルフォ さんだね。」


「はっ・・・はい・・・」


「遠い所から、よく来てくれたね。アンの無理に付き合ってくれて、本当にありがとう。

 アンの行動力は賞賛に値するが、少々強引なところがあってだな・・・」


「父さん・・・」


思っていたより、ずっと優しそうな人だ。てっきり玉座にどっしり構える、髭がモシャモシャのお爺さんを想像していたけど・・・

でもよく考えたら、アンはまだ20歳になったばかりだから、国王である父親が私の父親と同じくらいなのは当然だった。

でも、私の父親よりもだいぶほっそりしている。私の父よりも知的なオーラが目立ち、何かミステリアスな雰囲気だ。

そう、私の父にはない、渋い感覚がする。ダンディ・・・というか、いかにも人生経験が深いオーラ。

こうゆう男性にも結構惹かれる。というか、頼もしさがあって安心できるよね。


「あぁ、私の事は・・・『お義父さん』・・・とでも呼んでくれて構わないよ。その代わり、私

 もこれから君の事は、『コン』と呼ぶから。」


・・・アンよりもその気になっている国王陛下に、ちょっとびっくりしている。

この一件を一番反対すると思っていたのに、予想が跳ね上がって天井を貫通した。

でもそんな提案をしてくれる国王陛下・・・改め、『お義父様』も、女王陛下と同じく、親しみやすくてドキドキしてしまう。

国王陛下に名指しで呼ばれるのも、また凄い話だな。嬉しいけど、恐れ多い。

ついさっきまで心臓の鼓動が耳の鼓膜まで響き渡っていたけど、それが一瞬でピタリと止んだ。でもそれと同時に、脱力しすぎてこけそうになったけど、今気絶するわけにもいかない。ある程度話はしておかないと。

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