第十二章 女王陛下
「貴方は・・・コンさん・・・よね。」
「あっ、コンで全然構いません。」
「そう・・・
コン、貴方も時期王女になるんだったら、言いたい事はしっかりと自分の口で言うべきよ。
誰かから何かやってもらうのを、ただじっと待っているだけなんて、『卑怯』なのよ。」
「・・・はい・・・すいません。」
女王陛下の仰る事は、ごもっともすぎて納得するしかない。
周りにいたメイドさん達は、会って早々注意を受ける私を心配そうな目で見ていたけど、私自身、はっきり言ってもらえた方がむしろ嬉しい。
それこそ、前世で私の母だった女性とは、天と地の差だ。前世の母は、私を叱る事もしなければ、褒める事もしなかった。
ただ、面倒事が起こりそうな時だけ、手を出してくるだけ。そんな淡白な関係に、『愛情』なんて微塵も感じなかった。
女王陛下の様に、私の事を本心から心配して、将来の為にきっちり指導をしてくれた事もなかった。それこそ、『居候』と全く変わらない。
・・・それにしても、あの美形でハンサムなアンの母親という事もあって、女王陛下も相当な美形。声もそうだけど、顔も凛々しい。
男装しても、全然違和感がないかも。前世で例えると、『宝塚の主演』・・・みたいな感じ。
アンの母であり コンにとっては『お義母様』でもある
国の頂点の妻 女王陛下
とても凛々しく 愛に溢れた人物であった




