イブ、買い物中に日本人を拾う
あなたも、一度は考えたことはないですか?
――もしも魔法が使えたなら――、と。
人類はこれまで何度も、“あったらいいな“と思うものを、現実のものとしてきました。
きっといつか、魔法も、ごく当たり前に使える時代が来るのかもしれません。
ただ、その時に私たちは、一体どのような生活を送っているのでしょうか?
――はたして、幸せなのでしょうか?
――此処はおそらく地下。
日が届かない暗がりの中、青白く冷たい小さな光が蛍の様に辺りを一面埋め尽くしている。
それらはカタカタという、耳を澄まさないとと聞こえないくらいの微弱な音と共に、規則正しく、そして、たまにランダムに、まるで互いが意思を持って共鳴しているかのように光っている。
そこは、機械とコンピュータで一面を埋め尽くされた部屋だった。
目の前には、少女を模した“モノ“が座っている。
そして、見た目に似つかわしくない、やや年寄りの口調で語った。
「――驚いたか?これがこの世界の、魔法と称するものの真実の姿よの」
口角を上げ、嫌みたらしくほほ笑む。
しかし、その言葉や仕草とは裏腹に、その“モノ“は、無機質な雰囲気をまとっており、まるで感情などないかのようだった。
――さて、それは遡ること数日前だ。
「今日はいい天気ね〜」
私は、ムーと街の中を歩いていた。
私ことイブは、只今17歳。今を輝く女の子だ。
ムーは3つ年下の男の子。とてもかわいいなぁと、つね日頃から思っているけども、別に付き合っているわけではない。
ムーというのは彼の愛称で、名前はグラムという。
「そうだね。イブ」
ムーが、あどけない笑顔で応えた。
はあ、かわいい……。
私は心の中でそう思った。控えめに言って、彼は天使だ。
天使がどういう存在かは知らないけどね。
「どうしたの?なんだか嬉しそうだね」
目線より、ちょっと高い位置から、のぞき込むように話しかけてくる。
ムーは、私より背が低い。でも私より、彼の頭が高い位置にあるのは、宙に浮いているからだ。
彼は、首に巻いた薄手のストールをたなびかせながら、歩く私の速さにあわせてついてくる。
私にとって、ずいぶんと見慣れてしまった光景だが、この街に住む人たちからしてみたら、そうでもない。
基本的に皆、歩いて移動をしている。だから、浮いている方が特別なのだ。
ムーと一緒に歩いていると、大抵は周囲から視線を感じる。
しかし、視線を気にしていたのも初めのうちだけだ。慣れとは怖いもので、今ではあまり気にならなくなった。
「今日の夕食は何にしようかな。ひさびさに老師も帰ってくるから多めに買っておかないとね」
「そうなんだ!イブのお師匠さんって、僕あまり見たことないんだよね」
「まあねー。だいたい、どっかに出かけているもの。そもそも今晩だって、あの人は食事するかどうかも分からないし。……ああ、でも、食べ物がなくて小言いわれるのも嫌だしなあ〜」
私は、ちょっと困り気味になった。
「たまには作ってみたら、イブ?絶対喜んで食べてくれるよ」
おっと、それはNGワードだよ?
途端に、私はうっとなって、言い訳を思い巡らす。
なぜかって?……だって、私は自慢じゃないが、料理を作るのは大の苦手なのだ。
まあ、たまにパスタを作って食べることがあるけども、それは調理が楽で失敗がないからであって、あれを料理といってしまうと、よそで自分の首を締めかねない。
……それにしたって、ムーも、私が料理苦手なのは知っているはずなのに、たまに、こんな意地悪をいう。それでいて、本人には全く悪気がないのだからタチが悪い。
もう、天然というか、何というか。まあ、そこも含めてかわいいんだけどね。
「うーん。食べるかどうか分かんないのに作るのは嫌だな。なんか時間を無駄にしている気がする。うん」
苦手という言葉をふせながら、適当に話をあわせる。
……お、今しゃべっているうちに、自分の納得いく答えがでたぞ。
そうだ、調理にかける時間が、私はもったいないな感じているのかも知れない。そんな時間があるならば、私は大好きな本を読みふけりたい。
よし、これだ!
「イブ〜?本を読むなら、料理の本も、本だよ」
な……ん……と……! 君は、心が読めるのか……?
いいわけの逃げ道を先に塞がれてしまった。
なんだか、彼の屈託のない笑顔が、だんだんと悪魔のほほえみに見えてきたぞ……。
まあ、悪魔が何かなんて知らないんだけどね。
「きょ、今日は無難に、大衆食堂に行ってテイクアウトすることに決めたわ!あそこなら、ちゃんと品数もあるし、味もハズレがないから!ね?!」
「えー!結局、いつもの所なのー?!」
無理矢理ごまかすが、ムーは、これから盛り上がりそうな話題を意図しないかたちで打ち切られ、ショックを受けていた。
ごめんね、ムー。料理が上手くいかなかった時に老師の怒りを買うリスクを考えると、それは容認できないんだよね……。
「専属のコックが欲しいわね。私が作るよりも、料理の上手い人に頼んだ方がよっぽど建設的だわ。」
「もー!イブは、またそんなこと言ってすぐにごまかすんだ〜」
だって、それが一番合理的だものっ!
とはいえ、専属のコックを雇いたいとか言ったら……。老子のことだ。たんまりと怒られてしまいそうだけども。
「っと、その前に。リンゴのストックがなくなりそうなのを思い出したわ。これから青果市場に寄ろっか。付いて来てくれる?」
「うん。いいよ!」
「ありがと」
リンゴは常備品。輪切りにして読書中に食べる。
中に蜜が入っているリンゴに出会うと、少し嬉しい。読書も捗る。
私たちはそんな、何でもないやりとりをしながら、青果市場を目指すことにした。
まあ、老師はちょっと怖い人だから、緊張するとはいえ、やっぱり会うのは嬉しい。
今日は良い日だ。
……しかし、私は不意に、なにやら違和感を覚える。
どうやら、その違和感というのは、今進んでいる道の先からやってきているようだ。
よく見てみると、人の流れが直線的ではなく、何か落ちてる物をさけて移動している。
人通りが多い所ではなかったので、遠くからでも薄っすらと地面に何かが転がっているのが見えた。
なるほど。皆、アレをさけてるわけね。
ところで、アレは何かしら??
近づくつれて、それが何なのかはっきりと分かった。
ーーそれは、人だった。
「わっ!大変だよ、イブ!人が倒れてる!」
少し遅れて、ムーが反応する。
「多分、行き倒れじゃないかしら。……ムー。悪いけど、この道を行くのは止めるわね」
そうは言いながらも私は、次にムーが何をいいだすかをすっかり想像できていた。
「まだ、生きているかもしれないよ!助けなきゃ!」
……だよねぇ。予想通りだわ。
ムーは優しい。きっと、倒れている人を見たら放っておけないだろうと思って、わざわざ別の道を行くように提案したのだけど、やっぱり駄目だった。
でも私は、気が進まなかった。
ここ、“モーナ“という街は、流通が多く、行商人や出稼ぎの人が、よく出入りしているが、とても発展した先進的な街かと問われると、そうでもない。
昔はこれでも、一時代を築くほどに街の成長が目まぐるしかったらしくて、その頃に建てた古く背の高い建造物ばかりが今では目立つ。しかし、ここ数十年は衰退を続けているらしい。人口は少なくなったし、空き家も増えてきた。荒れほうだいのゴミだらけ。スラム化して治安の悪い区画だってある。
貧富の差だって大きい。
この街には、一握りの金持ちと、沢山の貧しい人達がいるのだ。
そして、金持ちたちは自分たちの富を守るため、貧民との間に城壁を築いた。貧民たちがおいそれと入ってこられないように。
まあ、ともかく。お世辞にも豊かとはいいがたいのだけど、……それでも、なぜか好きなのよね、この街が。
そういう私も、元々はよそ者だったりするのだから。
ここに来たきっかけは、偶然と、やむを得ない事情だった。だけど、住んでみればなかなか良いものだ。
それなりに知り合いもできて、なんとかやっていけている。もう、6年くらいになるだろうか。きっとこの街には、なにか特別な魅力があるのだろうと思う。でなければ、こんな所にずっとは居られないはず。
だから、人々はこの街に何か期待をして、よその土地から流れ着いてくるのかもしれない。
まあ、そんな期待とか、あいまいな理由でくるわけだから、来たのはいいものの、あてもなく行き倒れてしまっている人なんて、実は珍しくないのよね。
ほとんどの人は、倒れている者には目もくれず通り過ぎていっている。
かくゆう私も、今、見なかった事にしようと思っていた。
だって、いちいち相手していたらキリがないじゃない?
それに、冷たい様に感じかも知れないけども、私は人道的な理屈で人助けするなどという、非効率な行為はしたくないと思っているし、そういう性格だと自負しているからだ。
教養がないとか、そういうことではないのだ。一言でいうならば、そう、気分が乗らないのだ。
しかし、そんな私の考えは、次の瞬間に一転することになる。
倒れている人をよく見ると、奇妙な点がいくつもあるからだ。
ーーまず、今は夏だというのに、季節に不釣りあいな厚着。今までに見たことの無いデザインの、ツヤツヤとした服。
一体これ、なんの素材で出来ているか分からないわね。他にも、ところどころ破れているし、そのへんで転んだにしては不自然だわ。どちらかというと転落してきたような?
でも、そんなことより、左手よ……
アレがないわ!
興味がわいてきた。
どうやら、倒れているのは男のようだ。歳は私と同じくらいだろうか。
ついつい、好奇心に負けてしまい。私は、ムーと一緒に、倒れている男の近くまできてしまった。
「……う、うう……」
男はうつ伏せのままうなっている。
どうも、空腹で倒れた感じではなさそうだ。
なにか衝撃をうけた、という方がしっくりくるかな。
……ではでは、ちょっくら顔を拝見してやりますか。
私は、男を両手でひっくり返し、仰向けにしてみた。
「うがっ!」
うん?少し頭を打ったかな?
「ちょっと!イブ、乱暴だよっ」
ふわふわと浮いていたムーが、あわてて地面まで降りてきた。
「大丈夫、大丈夫。これしきで死なないわよ。それよりも……ほら、目が覚めたでしょ?」
うーん。この辺では見ない顔立ちね。
(ちなみに、まあまあかな?)
黒髪に短髪。どこの国からきたんだろう?
「あっ!?」
男は目を見開くと、すぐさま飛び起きた。
そして、周囲を見渡しはじめた。
……ふーん。状況が把握できず、混乱をしているのかしら?
おっと?今、目があったわね。
男は、必死で私に語りかけてきたのだった。
「 かすおとけろっ ささひどさだっ!」
……え?!これ、何語よ?!!
「みしき……さなばがてえじにうはき!?」
どうやら、男もこちらの反応をみて、言葉が通じないことを悟ったようだ。
「困ったわね。言葉が通じないんじゃ、何も分からないじゃない……」
私は、ムーをちらりと見る。
ムーは、混乱している男に同調して、一緒になって慌てていた。
「大丈夫よムー、落ち着いて。……ちょっと。この男の人の言語の割りだしをお願いできるかしら?」
「え?……あ、うん。やってみる」
そうか!と何かに気付いた様子で、真剣な顔つきにきりかえ、左手を前方に伸ばした。
左手の甲には、木を基調とした、複雑な模様のシンボルマークが刻印されている。
そして、特定のワードを詠唱した。
――魔法だ。
≪ディサイファー!≫
左手の刻印が発光した。透明感のある青緑色だ。
「にあだ?」
男が、不可解な顔つきで、短く声を発する。
「イブ〜。サンプルが足りないから、もう少し何か、このお兄さんにお話して貰えないかなぁ?」
ムーは話しながら、両目を上下に小刻みにうごかしつづけ、空中の何かを追っている。
……ん?あれれ?それって、私の役なわけ?
はあ、この男が何者なのか興味があったけど、それも、だんだん面倒くさくなってきたなあ。
「えーと。……あなたは何もの?どこから来たの?」
男に問いかけてみた。
私にしては、結構丁寧なほうだ。
状況を整理しているのか、男は黒い瞳で周りをぐるりと見回したあとに、もう一度こっちを見た。そして、顎に手をあてながら独り言をつぶやきはじめた。
「どえゆりさはじょえくょえひよもでひにしたえだ。がうさけぬすとひヘァアチジーつっけだす、うみはふきるやみまえむちうだっち?」
んー。無視されてる?ま、いいか。その調子でいろいろ話ししてちょうだい。楽だわ。
「うーん、イブ。いま解析してるけど、現在使用されているどこの国の言葉とも違うみたいだよ。もっと遠い何かみたい。あ、いま解析終わったよ。…え?にほんご?」
「うみぬまあごっとうっちき?」
ムーの言葉で、男がこちらを見た。
ジッとこちらをうかがっている。視線がうっとうしい。
「へー、知らない言語ね。ムー。それ、翻訳できる?」
「うん。言語が特定できたから、あとはパターンにそって翻訳した言葉を音変換すればいいだけだよ。ちょっと待ってね」
そういうとムーは再び、男に手を向ける。
それから、続けて次の魔法を詠唱した。
≪トランスレーション!≫
今度は男のまわりに、ダイヤモンドダストのようにキラキラと、小さな光の粒がきらめいて、そして消えていった。
「うん!これで大丈夫!魔法の効果範囲も、このお兄さんの周囲に指定しておいたよ!」
ムーが、こちらに振り向きながらほほえんだ。笑顔に癒される。
……はあ、ムーは本当に偉い子だわ。なでなでしたい。
は!?いけないいけない。その前に確認しておかないとね。
「ちょっと!あんた。何か話してみなさいよ。誰なの?どこから来たの?」
同じ質問を男にしてみた。ムーの魔法の効果が発動していれば、男にだって意味が理解できるはず。
「うおっ?!急に言葉が解るようになったぞ?!」
さっきから驚きっぱなしの男は、さらにビックリしながらこたえた。
私にも、男の話す内容が理解できるようになったということは、魔法がうまくいったようだ。
ムーは、「大成功」と言わんばかりに、ニコニコとターコイズブルーの瞳をこちらに向けてくる。
私は、それにウインクをして返してあげた。
「さあ……!質問してるのはこっちよ?」
「……あ、ああ。すまん。俺は颯輝。日本人だ。友人と一緒に山登りをしていたんだけど、途中足をすべらせてしまって、渓谷に落ちそうになったところまでは覚えているんだけどな。……気がついたらここにいた。ここはどこだ?あんたたちは?」
にほん、じん?……知らないわね。
でも、とりあえず話は通じるたぐい相手のようだわ。
私は、少しだけ安堵した。
「颯輝ね。私はイブ。こっちの子はグラムよ」
「ムー。って呼んでね!お兄さんっ」
ムーが、割って入るようにつけ加える。
その呼び名、気に入ってるのね。
ともあれ、私は話を続ける。
「……ここはモーナよ。少しさびれてるけどいい街。それで?あんた、見たところ、どこか遠いところから飛ばされてきたみたいねえ。山っていったってここらへんには、そんな滑落しそうな所はどこにもないわよ?」
「南アルプスって山脈なんだけど、分からないか?」
「初耳ね」
そんな地名、聞いたことがないわ。
だけど、山から来たというのは本当のようね。どおりで、この暑さの中にあって、厚着をしているわけだわ。そうとう寒い場所から来たのかしらね。
服がところどころ破れかけているもの、落ちた拍子に何かに引っかかった……というなら納得もいく。でも、どうやってこの場所に移動したのかしら?
「……どうやら、ここは俺の知ってる世界じゃなさそうだな。周りの様子を見て一瞬でわかった。……でも、早く戻らないと!元の世界じゃ、ダチが心配してるはずなんだ。……ああ、もしも、これが夢なら早く覚めてほしいもんだぜ。明日には剣道の試合もあるってのに!」
颯輝は頭をかきむしって、自分の不運をアピールしている。
私といえば、それを尻目にまったく別のことを考えはじめていたーー。
困ったわね。妙なものに関わってしまったわ。
手を見て、この男の出身が気になっていたのだけど、どうやら、私が思い描いていた情報は持ってなさそうだわ。
まあ、そうでなくても、助けたことで多少はなにか見返りにおいしい情報とか手に入るかも?と期待はしていたけども。ーーこれは、当てが外れた。面倒ごとになりそうな予感がする。
……多分、次はきっと、迷子なので家まで帰るのを手伝ってくれ。と言うに違いないわ。正直、そういうのは間に合っているの。もういっそのこと、ここいらで損切りしようかしら?
考えごとをしている最中に、何となく颯輝と目が合った。
「……な、なんだよ。俺、何も変なこと言ってないぞ?」
どうやら、私が、げんなりとしていたのがバレてしまったらしい。
……意外に鋭わね。
颯輝は、徐々に自分のペースを取り戻しだしたのか、落ち着いてきている。
そして、誰に話すわけでもなく、遠くを見ながらつぶやきはじめた。
「……ああ、早く元の世界へ。“地球“に戻りたいぜ……」
……と。
「えっ?!何言ってるの?…あんた、ここが地球よ?」
「へっ?!」
颯輝のセリフに私は、ビックリした。
颯輝は、もっとビックリしてるみたいだけど。
目の前の男は、地球に帰りたいという。
どういう事よ?何か勘違いしていない?この私たちが住んでいる惑星こそ地球だわ。他に人の住める星があるなんて話も聞いたこともないもの。もし、あるのならそれはそれで興味あるけど。
「おい!それって、どういうことだよっ!?」
「なによ?!こっちが聞きたいわよっ!」
颯輝は目をむいて怒っている。
もう。何も大声出すことは無いじゃないの!それに、そんなに怒るほどのことかしら?!
私たちのやり取りに、ムーがおそるおそる、間に割ってはいってきた。
「あのね、イブ。日本人について今調べてみたんだけど、……聞く?」
あら、上目遣いなの、かわいいわね。
「お?!マジか!頼むぜ、ムー!……というか、いつの間に調べたんだよ!?すごいなっ!」
「こらっ!あんたが答えないでよ!」
颯輝は、私の言葉にまったく反応さえしない。それよりも、ムーへと全意識を集中している。
ムーは、名前を呼ばれたことに少し嬉しそうにほほえんでから、話を続けた。
「古い文献のなかに残っていたよ。……日本人というのは、日本という島国に住んでいた太古の民族みたいだね。具体的に何年前までさかのぼるのかは分からない。途中で記録が途切れているんだ。……ただ、記録では、今この地球上には絶滅してしまって、存在してないことになってる」
説明を聞いたとたんに、颯輝は憤り、ムーにつめよった。
「……お、おい!デタラメ言うなよ!そんなわけあるかよ!ついさっきまで、ダチと一緒だったんだぞ!?話ながら歩いてたんだ!今だってそのときの感覚がはっきりと残ってるのにっ……!!」
ムーは気迫にあてられ、おびえてしまっている。
まずいわね!逆上させてしまったかしら?!早くムーを助けないと!
――しかし、その時だ。
ドンッ!
何者かが、ぶつかって来たのだった。
これでも〜。一応SF作品を目指しているつもりです(笑)
…でもここまでの内容では、どうみてもファンタジーの要素しか感じませんねぇ?
さあ、ここからどのようにSFになっていくのでしょうか!!(ワクワク)
え?・・・これ、ちゃんとSFできるよね??(白目)
※1/25 ちょっと、読み返しがてら改行と空白を増やしている途中です。しばらく読みづらいかも知れませんがご容赦ください。