床の天上
「ここが・・・・?」
僕の指示を無視してシステム面を
だいぶイジったな・・・・ 何やってる
「普通ならプレーヤーなら・・・っ・・・
ロード画面でこんなに頭痛がしないだろうな」
「・・・っあ・・・・誰だ───」
このゲームをイジった奴は・・・・・
「・・・・・ぐぅ・・・ああああああ」
はっ・・・あ やっと...着い・・たか
オルデンリン国.王城近くの宿屋
──悠久の休み処
「かぁーちゃん。大変だよ! 草原で!」
「なんだい、取り敢えず落ち着いてお喋り、」
「草原でデッカイモンスター見たって!!
それで、それで プレーヤーが巻き込まれてる
大変だよ! 大変なんだよ! どうしたら 」
「僕達がそのプレーヤーを助けますよ!
誰も助けないなら僕達が手を貸してあげないと
「おい...キング、病み上がりなんだぞ?
わかってて言ってるのか? いや、お前は違う
分かってないだろ、だから心配って....... 」
「 そうね。行きましょう
私はキングに賛成よ、だって人助けは好きだし
「サナさん・・・・もういいや、そうだな
この二人に何を言ってもダメだ、俺が二人を
死なせなければいいんだろう? いいぜ、」
「ヤってやるよ。その無理ゲー!!!」
この時は知らなかった。僕達がどれだけ
犠牲を払おうと反ってくるのは痛みと死だった
「はははっ。それでレイトは魔法使いに
でも魔法使えるの? 今までは見たことないよ
レイトが魔法使ってるの、詠唱・・・・・ 」
「ああ、高度な魔法ほど詠唱は長く威力は絶大
これが魔法の絶対法則だ。それにお前の戦いは
いつも何時も即効性が重要だろう? 魔法は 」
「長期決戦に特化してる。短期戦は弱いからな
だが、逆にお前は長期戦に弱いだろう? 」
「うん、そうだね──剣士は常に動かないと
死んでしまう── 僕の先生だよっ! 」
「誰の言葉だ?」
「僕の剣の師匠、僕はこの世界で本を読んで
先生を知ったんだ。確か──名前はっと 」
「オリー・マシュバーン」
「この本にはそう書いてある。誰かな?」
「お前って本当に調べてないんだな
剣士ジョブ世界No.1プレーヤーだよっ! 」
「因みに、俺の師匠は同じく世界No.1プレーヤー
魔法使いのな、キャリル・オッドハレルス
この人は天才だよ、無詠唱で魔法を使える 」
「因みにサナさんはどんな職業なの?
僕と一緒で剣士っぽかったよね? 剣士なの?
「私は、魔法剣士よ キングの上位ジョブ」
「上位・・? ジョブ...?」
「ああ、このゲームのシステムでな
LEVEL15になると強制転職されられるんだよ
いわゆる上位ジョブってやつに、あるあるだよ
「ただ、ちょっと面白いのは強制転職だな
まぁLEVEL1にってのは嬉しくないけどな
それでも、ジョブ特性や魔法特技、」
「その全てが引き継げるから良い事もあるぜ」
「ジョブ特性ってなんだろう?」
「お前・・・・今度、聞いてくれ」
「着いたみたいね、さ、人助けしましょう」
「うん!」
「はい」
集う三人、目指す先は破滅の道か救生の道か
しかし、揃ってしまった運命は誰も止めれず