緑色のアルトコロニ
AM 8:13 確かに姫は舞い降りる
「う・・・ ──ここは?」
「サナさん! やっぱり無事だったんだね!」
「え・・・? キング─どうしてここに?
私は確か──ヒイロさんに殺されてそれから・・」
「どうでもいいですよ。サナさんは無事だった
それだけでいいんですよ、俺達には──! 」
「いえ、だけど・・」
そうだ、確かにおかしいよ・・・・ だって
僕らはあの時に絶対に死んだハズだよ。
感覚まであって死んでないとなると───
「みんな、揃ってるみたいだね・・・
混乱してるだろう? 何故、死んでないのかと」
「ヒイロさん──! どうしてここに!?」
ふ~ん、やっぱり警戒されてるみたいだね。
まぁ・・それも仕方ないか──殺したからね
でも、ま─ 彼らは説明を求めてるみたいだしね
「はぁ~ 君達がなぜ死んでないかも
ゆっくり説明していくよ・・ さぁ、ここに座ろう」
そう言ってヒイロは見渡す限り草原の地面を叩く
さて、何から話せばよく思ってくれるかな
そうだ。先ずは事情からだね、なんで?からだ
「これは時間が巻き戻ったのでもなく君たちの
時間軸が変わったのでもない。この世界では
いや、現実世界でもか── 時間は進んでいる」
「なら、一体どうやって俺達を──?」
「この世界は驚く程、人体生成が簡単でね
また。賢者となると例外としてみなされ── 」
「様々な権限を行使出来る。例えばそうだな・・・」
「予め造っておいた肉体に君たちの魂を繋げる
そうする事で君達は僕が同時軸の肉体に魂を還し
少し先の未来で目覚めるということだ── 」
「なら、僕たちは死んでる──」
「う~ん。人の考える死の概念は様々だ
それこそ君達を死んでるとも生きているとも思う
「それなら私達は生きているかも死んでるかも
どっちの状態だってあり得る訳じゃない・・・!」
「サナ君、簡単な答えをあげよう・・・ 単純だよ
君はいや君達は戦うといい。やがて──人は
称賛を君達に与えそれは君達を生かすものとなる
「僕が見て君達は死んでない、死とは概念だよ
だがそれでも君達が死んだと言うのなら── 」
「死を越えまた死んだとしても君達はそこに居る
「それにもし僕が神ならば、僕が定めた運命に
擦って生きているそれは皮肉だろうね君達には」
「お前は神になったつもりか──!」
ハァ~ 彼らの次は今度は古龍王、か──
「おや、君にまた会えるとはね。何をしに来た」
「王を殺しその言葉で王を惑わせた罪── 」
「なんだい・・ また、僕とやる気かい?
君は負けたじゃないか──? そうだろう 」
「この混乱を生み出したのはお前の罪だ!」
「そうだともだがもう1つ君は知っている筈だよ
忘れたとも知らないとも言わせない──」
「何の事だ──!」
「キング君、スゴロクに言われただろう?
あの楽園で、君が神だと思っていた奴さ──」
「エーテリスクは危険を伴う、命や魂を世界に
繋ぎ止める禁断の技法だ。僕が知っている限り」
「その限り無く少ない成功例の1つは
サィナ・クロウクロバー 銀翼の鷹王、」
「キング君、君の前王であり彼女もまた──
エーテリスクを使い死ななかった人間の一人」
「つまり── この世界が王を選ぶ時。
エーテリスクは再び輝きを放つ、君は王なんだよ
「この世界に、古の王、賢者の僕に、
この世界を救ってくれ── それが出来るのは」
「かつて化物を退けて緑の輝きに選ばれた
サィナや君だけだ。しかしサィナは天使じゃない
「悪魔でもないが気紛れでね、確かに言える事は
「この手を取り。世界を救ってくれ───!」




