TIME"IN THEGHOST 終編 赤色の首輪
バサッ──! キングは床に艦内図を広げた
「あっ・・ サナさんここに備蓄倉庫がある
その隣には武器庫もある。きっと、警報器が
鳴っているからここには兵士が沢山いるけど」
「その隣の備蓄倉庫にどうにか入れれば──」
「隠れられるわね。まさか自分達の近くに
居るなんて思わないもの、普通はね でも、」
「どうやって入るかだよね。うーん・・・」
「キング── 早く何か考えて少し先に敵が
反応した。このレーダーって案外、高性能ね」
「うーん・・・あ、ここだよ この人が持ってるのが
旧式の地図で救われたよ。ほらここ僕らの後ろ
「何? なにもないわよ── 」
「そう。だけどこの地図には道がある様に見える
この壁の後ろは元々、地下通路なんだよ──
そして、船の地下通路と言えば何処にでも行ける
「例えば、備蓄倉庫とかにも・・・」
「それなら早く壊さないとね、どうするの?」
「ここは囚人達から押収された物で溢れてる
だから多分───あったよ。グレネード 」
「グレネード! 使ったことあるの?」
「ないよ、だから跳ね返ってくるかも、ハハ」
「・・・・大丈夫なの?」
「心配ないよ! ほら──」
「あれ、なんでだろう・・・? 」
「キング! ピンは抜いた!? 」
「ピン──? そんなのなかったよ・・・? 」
「キング・・ 伏せて───!!」
「えっ、 うわぁっ──」
戸惑うキングにサナは覆い被さる──
「んー・・・ 思ったより敵が要るなあ── 」
一方、そのころ───
留船場に来ていたメロンとレイトは
敵の前に動けずにいた、、、
「ニャ!」
「どうしたメロン?」
メロンはまるで付いて来いと言わんばかりに
レイトを振り向き際に見た。
「また付いて来いってか 今度は何があるんだ?
「なぁ── メロン、お前と話せたらな
お前を本当に解ってやれるのに。ゴメンよ 」
「ニャア!」
メロンはそんなレイトに急かすばかりであった
「い、いたた・・ ん─? サナさん!」
横たわるサナにキングは何度も声をかける!
「サナさん! サナさんっ 頼むから・・起きて 」
「う─ん、キング・・・大丈夫だったの──?」
「サナさんこそ、僕を庇ってくれたんでしょ!
怪我はない・・? 本当に大丈夫なの── 」
「私なら大丈夫よ。気絶してだだけだわ
本当に情けないわ、キングってゾンビ映画は
見てないのかしら? どうなのよ、キング?」
「僕は怖いのはダメだよ。前にも言ったでしょ」
「いいわ、今度ゾンビ映画に二人で行きましょう
私とデートよ! 光栄に思いなさい良いわね!」
「嫌・・・ うん、わかったよ一緒に行こう」
「とにかく、サナさんのお陰で出来た道から
備蓄倉庫に向かおうよ。今度は僕が助けるよ!」
「キングが? 誰を助けるの─?」
「もちろんサナさんだよ。これは貸しだね
今度は僕がサナさんを助けて貸しはなし! 」
「貸しっていうのはね・・・ 本来は相手が
何か助けて欲しいって言って返せるものよ 」
「え・・ ホント? でも僕に出来ることは
限られてるしなぁ・・・・ どうしたらいいかな?」
「そんなこと簡単よ。仲間には貸し借りなんて
絶対にないのよ、これは常識なんだから──!」
そのころ・・・
レイトとメロン一行は一体何処へ───
「なぁ──メロン? ここに何の用があるんだ?」
「ニャニャア」
「そう言われてもなぁ・・・ サナさん・・・・
俺にはメロンのなんとなく言葉もわかりません」
「ま、文句言ってても仕方ない・・・」
それで、ここには何にがあるんだ?
備蓄倉庫? メロン・・・やっぱり間違えて
いや、一瞬メロンのネコパンチが見えた──
「深く考えるのはやめておこう・・・」
「ニャア・・?」
「いや、メロン何もないぞホントに何もない──」
「あ、こんな所でなにしてるの・・・?」
「キング─? サナさん・・メロンどういう事だ?」
「ニャア・・・!」
「メロン──! やっぱり来てくれたのね
私が本当に信じてるのは貴女だけよ。メロン!」
「ニァー」
「どうなってるの・・・?」
「わからん。メロンに騙されたかな・・・?」
「まあ・・予想外だけど四人とも揃ったし
それにボートも見付けたんでしょ? レイト 」
「ああ、見付けたぞ だけど問題は兵士の方だ
予想外に多かった、おおよそ30人─ざっとは 」
「なら、レイトとサナさんはここに居て
援護してよ。サナさんは僕と変わって運転を」
「わかったわ──!」
「レイトは僕がドローンを援護しやすい
場所に置いてくるからここから援護してね」
「了解だ、」
「じゃあメロンはこれを加えて──
僕が良い言ったら目を閉じて思いっきり噛んで」
「ニャ!」
「よし。じゃあこれが本当に最後の作戦だよ
みんな、一緒に生きて帰ろう──!!」
「おう!」
「ええ、」
「ニャア!」
よし── この辺の地面なら敵が何処に居ても 僕を援護できる・・。後は──固定してっと・・
「レイト。ちゃんと聞こえてるかな?」
「あぁ、こっちはハッキリ聴こえてるぞ─ 」
さっき、押収部屋で色々探している時に
無線機も見付けてついでに取っておいたんだ
「そろそろ作戦開始だよ。サナさん準備は?」
「もちろん出来てるわ メロンは無事なの・・?」
「まだ、何もしてないよ 」
「それでも心配なのよ── 私はね」
「メロン、この無線機に話し掛けてサナさんを
安心させてあげて── 」
メロンは一度、噛んでいたFGを放し
無線機に優しい声でニャーと語りかけた、
「ええ、こっちは大丈夫よ 貴女も気をつけて」
「ニャン!」
「良い返事だわ、流石はメロンね──」
「キング、準備は出来たわ ありがとう」
「うん。 メロン─噛んで!」
「ニャアア゛!」
メロンが加えて物に力を加えた瞬間、辺りに
光を放ち兵士達の目を眩ませた──
「バンッ─! バン─! これで二人、レイト!
右は頼んだよ、僕は左を確保する っと─バン!
「ああ、丁度・・今、こっちにも見えてきた 」
「それどういうことっ!?」
「いや~ カメラの接続忘れててさ─
失敗失敗。時間は掛かったけど今、繋がった」
「右だったよな・・・ ?」
ガガ、ガガガ!という音がしてからほんの数秒で
銃弾がエイリアン達を襲った──
「終ったぞ、右はクリアだ安全を確保した。 」
「もう終ったの─? こっちも負けてられないね」
「ニャ!」
メロンは走り出し、エイリアンの銃を奪う
そしてメロン自慢のネコパンチをお見舞する!
「メロン凄いね! エイリアンが気絶してるよ」
「はは、あれって遺伝なのか──?」
「僕も! 隠れてる── だけど足は見えてるよ
バンッ─! これで頭が見えた終りだよ─バン!
「ふぅー 後、二人・・・ こんな時こそ焦らず
確実に狙って仕止める。呼吸と同じ速度で・・」
「一体化してきたら銃を敵に向ける──狙い。
そして、トリガー引く──! バン!バンッ!」
「よし、メロン! ボートに走って・・・ハァハァ
サナさん、レイト─こっちは片付いたよ・・!」
「聞こえた。今からそっちに行く──!」
「わかったよ。ボートで待ってる援護するよ」
いいぞ! そう言って無線機を切る
後はボートで逃げるだけだ。とにかく外へ
「サナさん。安全は確保出来たみたいです
ほら、早く行きましょう! 」
「少し待って・・・ レーダーにはまだ反応ある」
「キングが援護してくれるって言ってました!」
「いえ、ここの目の前よボートからは遠いわ
キングはボートに居るんでしょう・・? 」
ドンッ! 誰かがドアを蹴破った。
「サナさん! レイト、大丈夫!?
メロンがいきなり走り出してさそしたら敵が居た
「そう・・・やっぱり貴女は私の天使ね──」
「感謝もいいですけど本格的にヤバそうですよ
早く逃げましょうサナさん。キングは先に!」
「わかった。──バンッ! さっきまでは
居なかったのに! く、──バン!バン! 」
「──行けそうか!?」
「ボートまで走り抜けて! 僕が援護する!!」
「メロンを頼んだわ、」
「サナさんは!」
「一緒に行くのよ! だけど、運転は
メロンを抱えてままじゃ出来ないわ!!」
「──バンッ! 頭を上げたら殺される
今のだって危なかった・・でも、位置は解った」
「──アアアァ! ─バンッ!─バン! 」
「キング! 私の手を掴んでっ!!」
───届いた・・・
「さ、帰るぞ── 俺達が元、居た場所に」
「うん─ その前にメロンにお別れ言わないとね
「・・・嫌よ、メロンとは別れないわ
絶対にエンド・ワールドに連れて行くんだから!
「でも、そんな事は不可能ですよ──!」
「分かってるわよっ! そんな事は・・・けど
この子は私の初めての猫ちゃんなのよ・・・ 」
「友達とも家族とも違う私の大切な存在なの・・!」
「もう二度と大切な存在は失いたくないの─!」
「でも・・・」
「このゲームからエンド・ワールドにメロンを
連れて行ける方法はひとつだけあるよ── 」
「本当に・・!」
「けど、後悔───」
「そんなものこの子と一緒に居られるのなら
何処の世界の何処の場所に居ても絶対にしないわ
「そうだよね、答えなんて最初から分かってたよ
サナさんはメロンの為に命だってかけるでしょ?
「メロンも同じだよね──?」
「ニャ ───」
キングは笑って── 手に持った通信機で
誰かと話し始めた・・・・
「ヒイロ──さん? で、いいのかな?
助けて欲しいって言ったら助けてくれるかな?」
「ああ、僕に出来る事ならなんでもしよう」
「あるゲームで猫を拾ったんだ、その子は
僕にとってとても大切で── とにかく、」
「絶対に離ればなれは嫌なんだ。どうにか
助けてくれないかな・・? 困ってるんだ、」
「君は困ってたってきっと僕には話さない
サナ君かな? きっと猫が好きだ・・・──ふぅ」
「そっちに行く。僕は賢者なんだ君の場所は
わかる──。後は空間を移動するだけだよ 」
「ニャア!」
「え・・ ヒイロさん?」
「へぇ~ 君がメロンくんか・・・ 」
「メロンは女性よ、間違えないで!!」
「あぁ、知ってるとも──この首輪を」
チャリン!──赤い首輪に付いた鈴が鳴る
「ねぇ・・貴女と一緒に居るためにはこれを貴女に
付けないといけないの・・いい? メロン──」
「ニャア!」
サナはメロンの首にそっと首輪を付けて
「メロン── ここが私たちの本当の居場所
エンド・ワールドよ、ねぇ─メロン・・?」
「ニャア─?」
「貴女と私はどんな場所でもずっと一緒よ・・・」
「だから── 二人はずっと家族ね・・・!」
涙を流すサナにメロンは優しく──
「ニャア──!!」
そして赤い首輪の鈴がリンッ! と、音を鳴らす
次回からは本編スタートです。
ゲーム編、止めたくないよぉ~~
そして メロン! あぁ~僕も泣きそうー




