TIME"IN THEGHOST 前編 黄昏
時空的な風の幽霊たち 起動 ピピッ!
「うわぁー ここ凄く綺麗ね──!」
「これってキングが操作してるのよね?」
「そうだよ、でもドローンってスッゴク難しい」
「あの・・・サナさん、それにキング?
これって設定的にはエイリアンが攻めて来た
未来の地球で主人公だけが地下に逃げ延びた 」
「それでエイリアンといよいよ戦う事を決めた
主人公は空を飛ぶ兵器、ドローンを造って
エイリアンと戦い始める──って設定なんだよ」
「なんで、未来の地球観光ゲームになってるんだ
「いいじゃない。楽しみ方は人それぞれよ?
それともレイトはエイリアンと戦えと言うの?」
「答えは──NOよ、いいからそこで画面を
見てなさい!私はキングと楽しんでるわ・・」
「ハァ─ まったく何でこんなことに・・・・・」
事は数時間前に遡る────
「もうっ!限界よ!! 私はねもう嫌なのよ
戦うとか戦うとかは! 良いことなんてないもの
「いい! レイト──もし、次のゲームに
戦う要素なんて入ってなさい。どうにかなるわよ
「レイト・・ここは素直に従った方がいいよ」
「お前がそんなこと言うなんて珍しいな?」
「男ってのはやっぱり女の人に負けるんだよ
僕なんて身体がボロボロになったんだよ。」
「レイトにはそんな体験して欲しくないなぁ~」
「あ、あぁ── そうだな、従うよ」
なんだ、その・・・いい感じに調教されてるな
「サナさん! こっちなんて凄いよっ!!
魚だよ、なんて魚だろう── 凄く大きいよ」
「そうね・・・ それに凄く綺麗だわ──── 」
「でも、このドローンも凄いよね
だって海まで行けちゃうんでしょ? 凄いよ」
あはは─ とにかく凄いしか出てきてないな
俺はひっそり角でふて寝しろって事だろう?
「キング。 待ってちょっと止まって!
あれ、何かしら・・・変ねドローンに付いている
レーダーには何の反応も示されてない──」
「どういこと?」
「つまりレーダー上ではそこに建物はないのよ」
「レイト、ねぇレイト起きてよ──」
「なんだ? 俺はいらないんだろう?
はいはいここで寝てますよ、好きにして下さい」
「そんな事を言ってる場合じゃないんだってば
レイト── ホントに起きてよ・・・・ 」
「まぁ・・・そんなに言うならな、どうしたんだ?
キング、俺を起こして? もしかして── 」
「あ、地球は救わないよ── これは絶対!
今回は戦闘は絶対なし! 僕も被害食らっちゃう
「ひ、被害──?」
「レイト・・・ キングもそれを言わない約束よ」
被害・・? 被害ってなんなんだ・・・?
「ほら。あれだよレーダーには映ってないんだ
変でしょ? サナさんも色々試してるけど
駄目みたい・・・なんなのかなあれ、レイト?」
「二人とも、ここは駄目だキング直ぐに離れろ」
「え、ああうん 分かったよ。」
「取り敢えず離れつつ空に上がっていけ、
それで一応、気付かれないハズだ── 」
「で、もう空よあれは何だったのか
説明して、建物? それとも別の何かなのかしら
「あ~ あれはエイリアンの海中母船ですよ
レーダーには映らないのは特殊な信号ではないと
映らないんですよ。あっちは格上の技術ですから
「レーダーなんて、普通には通らない」
「──ピーー───ザッ──」
「なんだ? キング、周波数を合わせてくれ」
「わかった、コントロールのこのグルグル?」
「ああ、そうだ── 聞こえるか?
──ザ──ザザッ──ザザザザ──ザ~──」
「何か喋ってる? 右に回してキング!
そっちは左よ、どうして分からないのかしら」
「ゴメンよ、でも今のはサナさんも悪いよ
だって僕から見て右だとおもうでしょ普通は」
「まぁ──そうね、ごめんなさい
ん? ちょっと聞こえだしたわよ・・・・・」
「地球人類の諸君! 残るは貴様ら地下の三人と
この穢らわしい猫とかいう奴だけじゃあわ!」
「お主たちがここへ来たのならこの猫は助けよう
しかしお主たちがここへ来ないのであれば・・」
「分かるであろう──?」
「なんて奴なの! 猫を人質に取るなんて!!!
絶対に許せないわ! いいわ! 戦争よ!!」
「ちょ、ちょっと待ってサナさん いきなり
話が飛躍し過ぎですよ。ちょっと落ち着いて」
「私は猫派なの! 犬派は黙ってなさい!!」
「サナさん・・ まあ俺は犬派だけどさ
それって怒るとこ違うでしょ───!!」
「顔が犬派なのよ!
だから気に食わなかったんだわ、レイトのこと」
ハァ── サナさんが本気で猫を好きなのは
分かったよ。ちょっと泣きそう────
「本気なんですね!? 戦争ですよ。
大袈裟に言っても戦争です。もっと酷い事になる
「結局、貴方は猫派なの犬派なの!!
あの猫を私は助けるわ! 貴方はどうなの!?」
「お、俺は犬派ですけど、
猫を助けたいと思いますよ。まあ本音を言えば」
「なら良いわ手伝って、キングは今まで通り
ドローンを運転してちょうだい。」
「うん。わかった」
「レイトはこれを── 」
「あ、もしかして・・マニュアル見てたんですね
戦闘は駄目だって言ってましたけど、」
「いざって時には必要でしょう? 」
「じゃあ俺は武器のコントローラーでサナさんは
残ってるサポート系のコントローラーですね?」
「なに言ってるの? 最初から私はこれよ」
あっ・・・そうですか
「待ってなさいネコちゃん、必ず助けに行くわ!」




