SIPIUS 前編 王達の晩餐場
タッタララ~タッタッタ~~~
「あれ、レイトは魔法使い?」
「ああ、そういうキングは勇者なんだな?」
「だって、あれは二人が悪いんでしょ・・・」
数分前───
「サナさん、もう大丈夫ですか・・?」
「ええ、オリバーさんの事はもう大丈夫よ」
「次にやるゲームを相談しに来たんですけど
間が悪かったですかね。また、来ます──」
「レイト、私は本当に大丈夫なのよ
彼が死んだのは確かに悲しいわ だけど」
「私は彼にもうひとつ貰い物を貰ったわ」
「貰い物?」
「わからないかしら? 勇気と愛よ 」
「オリバーは愛する人を守る勇気と愛をくれた
それだけで私は救われたのよ。私の心はね─」
「その銃は──?」
「これが彼が守りたかった人、私の勇気よ」
「だからわかった? 私に気を遣わなくていいの
ふふ、次に何をするの? どんなゲーム? 」
「SIPIUSというRPGゲームです。」
「RPGゲームね、ちょっと楽しみだわ
詳しく教えてくれるかしら? そのゲーム」
「ちょっと待ってください。分かりやすく
理解して貰う為にこれ、COMに送りますね 」
「うん 届いたわ」
「ふーん、ちょっと待ってて」
5分後、
「理解出来たわ そろそろキングも連れて来て
これって職業を決めなくちゃいけないでしょ?」
「レイトはどんな職業?」
「俺はいつもと一緒で魔法使いですね、
サナさんは勇者か剣士ですか──?」
「私は目立つのは嫌いなの、勇者は嫌よ」
「じゃあ、勇者は僕って事だね?」
「キング、いつの間に来てたんだ?」
「さっきから居たよ、サナさんは剣士でしょ
なら残りの僧侶は誰がやるの? 」
「四人目ならAIがやってくれるぞ。」
「なら、そろそろ始めようよ。レイト!」
「ああ、そうだな・・・ サナさん?」
「私は準備OK~よ。始めましょう」
「二人とも本当に酷いよね、僕が勇者なんて
何で先に選んじゃうかな、言ってよ僕にも 」
「ま、もう決まったことだしさ 」
ゲームスタート ←決定
「アマストルタの炎激王──
お前たち、我が火に触れるか・・・・?」
「ならば、死しても感じる炎獄に我が送ろう」
「ハァーッ!!」
テンッ!テンテレレ~ テン!テン!
テンテレレ~ テンッ!テンッ!
「これが敵なの──? 勝てないんじゃない?」
歳をとった、髭の長く青く燃えた男が立つ
「どうやって戦うの・・ キング作戦は?」
「そんなものないよ。作戦が通じる相手じゃない
「だったら! どうするんだ!?」
「そんなの逃げるに決まってるでしょ!!」
「背を向けるか愚か者共・・・ 死ねッ!」
「やっぱり逃げるのは間違いだったみたいだぞ!
「そんなこと言っても僕らは・・・弱い?
そうか僕ってばいつもの僕らを想像してたよ」
「そうだ! このゲームの僕らは強いんだ!
そうか── ここからは反撃の時間だよっ!!」




