BLOOD 後編 意識は眠る
「・・・ん、予想外の事が起きた。
貴様達には働いて貰うぞ!! 来いこっちだ!」
「キング! 早く起きろ!
何かあったみたいだぞ、ここから離れるってさ
「う、動けない・・・」
「サナさん。手伝ってください」
「嫌よ、」
「貴様達!!」
「事態は思っていたよりも深刻だ、
言い争いなど他でしてくれ、いまは逃げるぞ!」
「何が起きてるって言うんだ アンタは」
「この先に外へと出る出口がある
貴様達はそこから逃げろ、俺は援護する」
「キング! ほら・・、行くぞ?」
「オリバー・ブラッド──」
「なんだって? キング! 気絶したのか?」
オリバー・ブラッド 目の前の男か?
キングは気絶する前に何を言おうとしたんだ?
考えても仕方ない、今は進もう───
「サナさん、前に敵です!」
「キャ、─バン! ・・貴方達ってどうして
そんなにゾンビが来たってわかるの・・?」
「勘ですかね?」
「敵を意識しているからだ、人は意識によって
感覚を研ぎ澄ませる。それが出来れば戦える 」
「つまり私がダメってことね? いいわ
貴方達みたいにいつかはなれるもの・・・ 」
「サナさんって負けず嫌いですか?」
「そんなことないわよ! 負けず嫌いじゃないわ
私のプライドが許さないのよ! 負ける事に!」
「それが負けず嫌いと言うのだろう?」
「・・・・・そうよ。認めるわ! 悪い!?」
「貴様達には危機感というものがないのか?」
「言っておくがここからは死肉の数も増える
目的地に進むだけで危険だ。いいか?
二度と言わん、よく聞け ここは戦場だ 」
「うっぐ・・・・ 」
「大丈夫!?」
「俺の事はいい・・撃ち続けろ! 殺されるぞ
あぁ・・・、バン! バン! そこか!!」
「これ以上、時間をかけられない
気絶している男を起こせ、骨折なら俺が治す」
「キング、キング! キング!!」
「う~~ん、レイ──ト? 」
「やっと起きたか、歩けるか?」
「い、てて・・・ 大丈夫歩けるよ」
「貴様、キングと言うのだな?
銃は撃てるか? これを貸してやる!」
「目的の場所にたどり着くまでだ。
この腕ではその銃を撃てない、いいか!」
「貸してやるだけだ....」
「わかったよ」
ブラッドさんが言ってた目的の場所、
どうやらそれはこのゲームのゴール地点だった
けれど、ゴール地点に近付く度にゾンビが
現れる頻度が目に見えて増していった
「サナさん! レイト!」
まずいよ、囲まれてる!
どうにかしなくちゃ、僕が惹き付ける!
「レイト、サナさん 僕がゾンビを惹き付ける
その間にゴール地点へ行って、僕は 二人が
行った後にブラッドさんと突っ切るから!」
「わかった、サナさん行きましょう」
「キング? 大丈夫なの?」
「噛まれてもサナさんよりはましだよ」
「そう・・・ 絶対に死なないでね」
フゥゥ・・・・ ゾンビはざっと500体は居る
僕が殺せてもその半分だ、やっぱり
二人が行った後に突っ込んで行くしかない
「キングだったか? 」
「え? 僕、そうだけど・・・」
「銃を渡せ、」
「いいの? 銃は撃てないんでしょ」
「覚悟の問題だ。今は撃てる!」
「死ぬ気なんだね・・・・
分かるよ、僕は何度もその瞳を見たんだ」
「暗くけれど覚悟のある瞳、僕は理解出来ない
死ぬ事をなぜ簡単に出来てしまうのか」
「早く渡せ、子供には解らない理由だ。」
「僕が子供? 馬鹿にしないでよ!」
「誰かとの約束を絶対に破れない男が
何処かには居るもんだ、そんな馬鹿が一番子供か
「誰の事?」
ザッ─ 男はキングからライフルを奪い取ると
素早く頭に狙いを定める。バン! バン!
銃弾が7秒に1発、発射される───
「僕も手伝うよ、銃ならここにある」
「いや、いい── 貴様は行け!」
「君はどうするのさ、ここで死ぬ気なの?」
「そんな気はない。早く行け!」
どうして僕にそんな選択させるのさ
僕は────
「キング! 良かったブラッドさんは?」
「僕を助けるために残って戦ってる」
「ごめん。サナさん・・・」
「いいのよ、恩人だけど命の方が大切よ」
「───死んでないぞ」
「オリバーさん。生きてて良かったわ」
「早く外へ出ろ!」
「オリバー、貴方は──?」
「フッ──俺は元々死んでる 」
ゾンビの大群が黒服の男へと向かう
「テレサ── 神と眠ろう」
男はテレサと言った銃にキスをして祈った
「ダメよ! 死ぬなんて!!」
男が撃った爆薬は男を一瞬で吹き飛ばし
近付くゾンビさえ、粉々になっていった
「う、・・・ここ、戻ってきたの?」
「サナさん。爆風に軽く吹き飛ばされたなんて
どう考えてもやっぱりおかしいですよね
あの距離なら俺もキングもサナさんも死んでた」
「キングは?」
「生きてますよ、疲れて寝てますけど」
「良かったわ、本当にみんな無事で──」
ピコン! メッセージが届いています
「 神からの贈り物 」
「サラ=テレサ── 貴方ね、ふふ 」
次回はRPG── いやーむっちゃ考えたわ~~
短時間で遊べてなお、面白さもある
次回、お楽しみに僕的には中々面白いと思います
これ、ゲーム編やり過ぎると話進まないね




