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50レンジのハイドルート聞きました

 さて、さっそく高座風に話してくれ。


「何で落語をしなけりゃいけないんだ」


 特に意味はない。強いて言えば話の種だから?


「別に詳しく話すもんでもないだろう。兄ちゃんは自分で好きなようにやるのが好きなタイプだから」


ソロじゃないとストレスがたまる方だな。


「まあいいや。それじゃあ説明しようか。鍍金の禿た館だけで良いのか?」


 いや、基本的で分からなくなることがあるようならその前から頼む。


「じゃあ前段階から」


 水飴とかはないのか。


「いつの時代の紙芝居だ。兄ちゃんは時代劇の見過ぎでそういう冗談が古いから。せめてポップコーンぐらい言わないと」


 ほっとけ。


「まず大前提として、うちのギルドはドラゴン素材を集めて武装する。それで現在唯一流通している遊戯都市レンジに本拠地を置いている」


 そういえば、お前の今の武装は多少ドラゴンの素材なのか?


「勿論そうだ。もっとも、今の所実際の姿はラプトルみたいなドラゴン何だけどな。まだ巨大ないかにもって感じのドラゴンはボスでも出ていないから」


 恐竜もドラゴン扱いなのか?


「今の俺が使ってる素材がそういうだけでモンスターは別にいるよ。まあ今回のパーティは全員ドラゴン素材を着ていた、ギルドでも上位の方だと言っておく」


 前にあった時の装備なのか?


「いや武器はあれから変わった。見たけりゃさっさとレンジに来いよ」


 ぼちぼちと進めてるよ。


「それで、今回黄金館に挑んだのはレンジのダンジョン全攻略と金策を兼ねてだな。いかにも金が入りそうな外見してるから」


 お前の事だから入ってすぐに壁の黄金はいで回っただろう。


「そういう事をやるのは兄ちゃんの方だろう。無料試飲のコーヒーを毎回店に行っては飲む癖に。それに実際は鍍金だったからそんな事をやっても無駄だよ」


 やったのか?それとも裏ダンジョンからそう思ったのか?


「まあ削いだんだけどな。これは検証という物だよ。黄金の壁だったら使える魔術が変わるから」


 そういう物か。


「そういうもんだ。黄金は電気の伝達率が良いから、俺はやれないけども黄金の壁一面に電気流して攻撃するプレイヤーがいるし敵もいる」


 それはアーツなのか?


「違うと思う。一面に黄金なり金属の壁があるなんて状況普通ないだろう。メカなダンジョンとかはあるけどな」


 それもそうだ。


「はっきり言って、ドラゴン素材は現在カジノで商品になってるとか、大商人がどこかに保管してあるとかそんなのばっかりで、金がかかるんだよ。イベントで手に入るのが救いだな」


 そっちも大変そうだな。


「まあかっこいいから選んだんだしな」


 確かにかっこいいな。


「そういう意味で、何回か周回していた。実入りは多少良いと言う感じだな。その分敵は手ごわいけど。今回は、例の条件というアイテムを貰ったんで何か変化があるかなって感じで挑んだんだ。

 挑んだメンバーは俺以外にはこの前会ったメンバーと盗賊役、リーダーのアベルトカインさんだ」


 そこは詳しく聞いておこう。お前の役割も言ってくれると後でどんな魔術を取るのか考える参考になる。


「ああ、魔術師に決めたのか」


 決めたと言うか、決まってないけど属性ぐらいは決めておかないといけないだろう。


「もしかしてまた俺と正反対のを取るのか。それでも良いけどさ。

 まずはリーダーのアベルトカインさん。槍と盾で堅実な戦い方をする指揮官だ」


 槍と盾なら突撃しないのか?


「突撃槍も持っているけど夢は竜騎士だからな。もしドラゴンをゲットできるイベントがあったら教えてくれ」


 分かった。


「それから盗賊がエルフのバターフライ。ドラゴン素材でも特に影の力で隠密に長けるタイプの物を探している。今の所存在しないからまだ普通の隠密行動向けの装備なんだ」


 ゲームにシャドウドラゴンとかいるのか。


「そんな感じのドラゴンだな。ちょっとうるさいけれど頼りになる盗賊だ」


 エルフでうるさいって、この前の水着見て興奮してたエルフみたいだな。


「水着って、入門者の海で泳げるのか?」


 そうカラーズの○○にいる哺乳類を主にペットにしたいらしくて、初心者フィールドに来たほとんどのプレイヤーがそっちに固まってる。あとセカの海が水着で泳ぐのに良いらしくて水着のプレイヤーが大量に来ていた。


「いや、まさかな、確かに入門者の海に行くって言ってたけど」


 もしかして本人だったか。良い来世を祈っておこう。


「ちょっと待て何があった」


 気にするな、次に行ってくれ。


「ちゃんと後で教えろよ。ここからはあった事があったメンバーだ。紅一点の魔術師プロポリスさん」


 あっぱりその人とも分けて魔術覚えた方が良いか?


「いや、あの人は全種類覚えているタイプだから考えなくていい」


 俺も今は全種類覚えているぞ。


「覚えているってだけだろう。大剣使いのヤマタさん一番常識人だと言える」


 お前が非常識なのは知ってる。


「ホラ吹くなホラを。俺が常識人でなかったら兄ちゃんは宇宙人になるぞ」


 人類皆宇宙人。


「それを詭弁と言うんだ。あと片手剣というか、刀の二刀流を目指している鬼神丸」


 あああのかっこつけてた人か。


「そして俺がレグルスだな。この前は攻撃役が増やしてたから大剣を使ったけど基本は攻撃なら何でもやる万能型だ」


 そういえば聞こえは良いが単なる器用貧乏とも言うな。


「うるさいな。場合に剣でも槍でも盾でも使えるんだから良いだろう」


 ところで俺も杖を教えてもらったんだが、魔術でアーツを使ってみると火の玉ノックになった。丁度いいものはないか。


「どこの拷問だそれ。まあ俺はドラゴンの武器を使うのが楽しみだから火の玉をどうこうというのはイメージが湧きやすい」


 ブレスを再現できる装備なんだな。


「β版での愛剣だ。アーツとしては火の玉ブレスで相手の動きを止めた後ほぼ同時に切り裂く攻撃をするのが基本だ」


 杖だからな。ホームランを狙うぐらいしか出来ない。


「間違っても武杖の方の進化をさせるなよ。魔術が使えなくなる。第一、あれを作ろうとするとドラゴンのダンジョンをまず見つけて、百回以上挑まないと必要素材は集まらない」


 トッププレイヤーはそんな事でも挑むからな、俺は付いていけないよ。


「兄ちゃんも狩りゲーだとしつこく鎧武器を揃えるまで何度でもしつこく挑むだろう。同じ同じ」


 俺は途中で飽きたらやめるけどな。


「しつこいのは変わらないよ。それで違いと言えば、もらったアイテムを持って行ったら幽霊と話が出来た」


 皿が一枚足りないと。


「違う。どこの皿屋敷だ。今まで話しかけてもアクションのなかった幽霊が話をし出しただけだ」


 メイドの幽霊が殺された恨みを晴らそうと逆立ちでせまったりしたとか。


「ホラーを混ぜるな。普通にいらっしゃいませと言われた。持っていたのが招待状だったからじゃないかな」


 メイドなのはあってたのか。冗談で言ったのに。


「メイドとか執事とか後は貴族の客が幽霊だから、どの幽霊かは言わないけれど普通にメイドが多かった」


 冥土に行きかけてるからメイドが多いんじゃないか?


「冥土?…、ああ、あの世の意味のメイドか。分かりにくい洒落を言わないように。そこは運営の趣味だろう」


 男が居たら嫌だな。


「昔そんな漫画があったな。さて、今まで話してきた幽霊が一定の順序になってることに気付いて整理していくと、色々と出てきた」


 モンスターとかアイテムがか?


「それも出てきた。いや行った事のない部屋があって、そこにはドラゴン素材があった。嬉しい誤算だ」


 良かったな。周回して出てくるのか?


「毎回という訳ではないけど出てきている。全員に行き渡るまで周回の予定だよ。黄金館としての言っても良い違いはそんな物か」


 別に攻略の参考に聞いたわけではないけれどあんまり攻略には使えないな。そしてネタがない。


「無理やり強要するような事をするなよ。でもネタと言えば盗賊がベットの下を漁ってたんだ。男ならここに隠すとか言って」


 分かった女の死体があった。


「ホラーを混ぜるなって。最初に手を突っ込んだら箱があって、取ろうとしたら箱に噛みつかれた。ミミックだったんだ」


 何だ、良くある話だ。


「次に手を突っ込んだ場所は逆にゴーストのメイドが手を引っ張ってきた」


 やっぱり死体を隠してた貴族が居たんじゃないか?


「どうだろう。設定はどうにでもなるからな。さらに手を突っ込んで何かに噛みつかれて引っ張ってみると、巨大なゴキさんが」


 別方向で悲鳴が上がりそうだな。


「実際、バターフライが使ってた手を防御する特殊な手袋を捨てて帰ったんだ。もったいない」


 まさか宝箱に再利用されてないだろうな。


「いやまさか…でももし…」


 その手のアイテムに気を付けておこう。そうそうついでにボス戦も教えてくれ。


「ボス戦を聞く態度じゃないな」


 あくまでもネタとしてだからな。攻略はどうなるか知らないし、お前も攻略方法を説明してないだろう。


「まあな。自分で見つけてくれ」


 ボスは確か彫刻だったな。


「話を進めるんかい。まあこのくらいはWikiにも載ってるから良いだろう。何というか、ネタでだけ言うと、物理型の敵という以前に生産を止めるのに苦労した」


 なんだそれ。


「最初は分からなかったんだが、無限沸きしていると思っていた敵は奥の方で彫刻家のゴーストがせっせと作っていた」


 そいつ倒したら終わるんじゃないか?


「確かに終わる。生産されるのは。しかし彫刻自体は残るし、彫刻家はドラクエのゴーレムみたいな形の巨大彫刻に守られているので簡単にはいかない」


 勝利条件が何なのか分かっているのか?


「とりあえずうちでは全部倒す方針でやってる」


 俺には無理だな。


「パーティ組んだ方が良いぞ」


 その彫刻家に話しかける事は出来ないのか?


「さあ、やってみないと分からない。彫刻家も最初はムキムキ男の筋肉彫刻とか物凄い美女の薄着彫像とか作ってたけど、後になればなるほどピカソ並みの作りになっていくからな。時々笑える」


 その最初の方の彫像を売ったら金になるんじゃないか?


「よく分かったな。何とか出来ないかとやってみた結果、全身は無理だけどパーツごとになら何とかアイテムボックスに入れられたんで後でくっつけてみた。彫刻家系のセンス持っているプレイヤーに頼んで復

元をしたら高く売れた」


 そんなの誰が買うんだ。


「金持ちのNPCかな。有名な彫刻家だったようだ」


 事実は小説より奇なりだな。


「次はハイドルートのダンジョンだけど、こいつもネタでいえば似たようなもんだ。ボス部屋に入るとな、巨大な絵がかかっている訳だ。有名なルイ14世の絵みたいな物からゴールデンローズ公爵家の何代か前の幽霊が出てくるんだ。が、そこから何故か分離して体がキャンパスが人型をしているゴーレムで、ゴールデンローズ公爵だけが顔みたいに絵が付いたままという敵になる。絵の部分から幽霊を召喚するんだな」


 魔法陣が顔の方がかっこいいと思う。


「俺もそう思う。そして相手は物理が効きにくいゴースト系な上にこのキャンバス手足を動かして部屋中を逃げ回るんだ」


 猿を捕まえるイベントでそういうの見たような。


「アイドルがやるやつね。あったあった。そういえばネタとしては、絵に馬鹿野郎って声を浴びせたらいったん止まって倍くらいのゴースト出してきた。あれは怒ったんだろうか」


 怒ったんだろう。褒めれば数が減るかもしれないぞ。


「それは試してみよう。まあボスから出る話の種と言えばこんなもんだ」


 こんなもんか。結構面白かった。


「こんなんでいいのか。ある意味楽な話だな」


 それじゃあログインしてこようか。


「ちょっと待て、バターフライはどうなった?」


 え、ああ、あれか。海で水着と叫んでいるエルフが居たんだけど、初心者援助ギルドのミカエルさんという人に良いのかと聞いたら偽王国騎士団を呼ぶと言っていた。偽王国騎士団って警察の一種だろう?


「いや警察じゃあないけど、余計な事をしやがって。捕まったら改心用の拷問を受けるじゃないか」


 なんだそれ。拷問は出来ないようになってるはずだが。


「改心するまでPvP…つまり決闘を繰り返すと言う罰だよ。時間かかるぞこれは」


 逃げ切れることを祈っておくよ。


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