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18解体の結果ですよ

 魔術って便利だ。戦いになれたのもあると思うが、先に≪剣≫≪盾≫がランクアップ間近になったぐらい戦ったと言ってしまえば当たり前のような気がする。

 それはそれとして、最初は大きな的の多いビギの平原で、次に小さい的ではあるが特殊能力(毒などをもつ)モンスターをビギの砂浜で倒していった。ここで忘れているというか、特に考えて来なかったセンスが物凄く発動していた。

 初めて草原で闘って色々得た時のアイテム一覧がこちら


『獲得アイテム:『獲得アイテム:ワンドツリーの実

ワンドツリーの葉

ワンドツリーの幹

ドンキーの革

ドンキーの骨

ホルスの乳

ホルスの肉

ホルスの骨

シープの毛

シープの肉

シープの骨

ダックの羽毛

ダックの肉

ダックの骨

クックの羽毛

クックの嘴

クックの肉

クックの骨   』


そして≪解体≫センスが発動している状態で取れたモンスターからのアイテム(ビギの草原)一覧。


『獲得アイテム::ワンドツリーの実

ワンドツリーの葉

ワンドツリーの幹

ワンドツリーの油実

ワンドツリーの若葉

ワンドツリーの堅枝

ワンドツリーの堅幹

ワンドツリーの樹皮

ドンキーの革

ドンキーの骨

ドンキーの短骨

ドンキーの蹄

ドンキーの頭

ホルスの乳

ホルスの肉

ホルスの骨

ホルスの頭骨

ホルスの革

ホルスの広骨

ホルスの白乳

ホルスの肉

ホルスの上肉

ホルスの巨角

シープの毛

シープの肉

シープの骨

シープの柔毛

シープの革

シープの中骨

シープの頭骨

ダックの羽毛

ダックの肉

ダックの骨

ダックの柔羽

ダックの上肉

ダックの堅骨

ダックの宝卵

クックの羽毛

クックの嘴

クックの肉

クックの骨   

クックの卵

クックの上肉

クックの鋭骨

クックの鋭羽

クックの宝卵    』


 ビギの草原だけで以上である。倍以上に名前の数が増えている。勿論まだ取れていない物もある。他の物は上肉という物があるがシープはまだ取れていない。

 総数自体は前捕れたのと変わらないようだ。≪解体≫センスはあくまで細かく解体するイメージなんだろう。

 これでWikiに載っているような鎧が作れる。はず。まだ鍛冶をやってないから作れるのかな。

 そして思い出す。


「魔術が楽しくて忘れてたけどリゴブリンを倒して称号を貰うんだった」


 早速リゴブリンを退治しに道の方へ向かう。


「現れたなリゴブリン」


 道に出てしばらくウロウロしているとリゴブリンが現れた。


「ファイア・ボール」


 先制でゴブリンパーティのど真ん中にファイア・ボールをぶつけてやる。


バーン


「えっ」


 真中で火の玉が爆発すると思った以上の威力があった。リゴブリン達なら耐えてしまうと思ったのが、転ぶくらいにはダメージを受けている。


「弱点が魔術なのか?火なのか?」


 分からないなりに今は戦闘中なので、続けて一匹に狙いをつけてファイア・アローも撃って行く。あっさり勝った。


「俺が弱いのは武器の問題もあるかな」


 初心者の武器を使い過ぎたか?まだ使う予定だけど。

 ここはためしに他の魔術でも戦ってみようとさらにウロウロしてみる。他の魔術でもリゴブリンは楽に倒せた。


「つまり、俺の魔術は剣よりは強いと」


 まあ面倒な剣を夢中になっていたから熟練度上げが出来たという事にしておこう。

 道を戻って王都に行く。出会ったリゴブリンパーティ2つにあっさり勝った。


「火の魔術打ち込んだら終わるって、弱かったんだな」


 そんな相手に苦労していた俺って何。まあ「目標固定」でMP切れるまで遠くから連続してファイア・ボールを雨霰と降らせたのが成功の鍵か。「目標固定」つえー。


『イベント:初心者のための職業イベント06クリアーしました。

       称号:魔術師見習いを取得しました。』


 称号はあっさりと手に入った。よし、これで明日から魔術師だ。ログアウトして記録する。後は明日にしよう。


 現実11日目。


「はい、どうも。リゴブリンの耳36個。依頼クリアーですね。1800デンどうぞ」


 冒険者ギルドに向かってアイテムを見せる。ついでに今までで出てきたリゴブリンの耳をまとめて出した。流石にギルド長はもう受付をやっていないし4つの窓口が全部空いている。


『イベント:初心者のための職業イベント07クリアーしました。

       称号:冒険者見習いを取得しました。』


 冒険者も称号だったのか。


「ねえサミーちゃん、今度お茶しない?」

「うふふ。お気持ちだけいただきます。それではこちらが依頼料になります」

「噂のモフモフダンジョンなんだけどさ」

「ああ、一度狩りに行ってみようか」

「狩るなんてとんでもない!」

「なあ、今度どの依頼受ける?」

「そうだな。まずギルドランクをCまで上げたらミスコン投票も出来るし」


 なかなかの賑わいだ。ああ。あの黒髪の女性がこの前ミスコンに出たというサミーと言う人か。黒髪黒目の、日本人としては馴染みのある笑顔で応対している。


「すいません、鍛冶をしたいんですが、生産場借りられますか?」


 ん?誰か生産場を借りようとしている。俺も鍛冶を試してみるか。金属は持っていないけど。


「すいません、俺も良いですか」


 女性プレイヤーが借りようとしているのに乗っかってみる。


「はい、はい。二人はどの生産をされますか?」


 クエンカさんが出てきた


「俺は鍛冶です」

「私も鍛冶でお願いします」

「はい、この支部には一種類につき3つしか同じ設備はないのですが、現在は予約もありませんし空いています。一時間1000デンです。よろしいですか?」


 宜しいと言われても、金はさっき貰った分しかないのでそこから1000デン出す。


「はい、代金頂きました。延長料金は自動ですから気をつけてください。それではこちらです」


 鍛冶場に案内されるとスペースを区切られた場所がある。


「貴方は、こちらを、貴方は、こちらをお使いください」


 一つ間を空けて案内された。結構広い。


「さて、初めての鍛冶だけど」


 鍛冶のやり方はWikiにはアイテムを出し、溶かす。後は少し固まったらハンマーでたたいて成形するとある。早速ゴートの骨を溶かしてみた。


 燃えて消滅しました。


「おかしいな。Wikiにはモンスター素材でも叩いて武器に出来るって書いてあったのに」


 一通り集めた骨を入れてみるが何もならない。燃えて消滅してしまう。


「何が悪いかな。金属でやってみるか」


 集めた銅鉱石を入れてみると、今度は鉱石が溶けて金属が出てきた。そんなに量を取っていなかったので叩いて成形できる物ではない。どちらかと言えば薄くして細工物を作るなら一つ出来るかなという程度の量だ。


「鍛冶は先に金属集めないといけないか」


 金属の取れると言うダンジョンに潜らないといけないかと思ってアイテムを見ていたら良い物があった。

 リゴブリンの剣である。多少錆びていても剣は剣、金属製のはずである。


「良し、まとめて放り込んでしまえ」


 青銅の剣だったらしく剣はみるみる溶けていく。青銅は合金なので分離するかと思ったが分離せずに出てきた。


「良し、やってみるか」


 俺はハンマーを構えた。

 目の前にある銅のインゴットみたいな物、まだ純粋な物ではなく錫が混ざっている状態で、レベルにしても低いらしい。それがちょうどいいと俺はハンマーで金属を叩いていく。


「トントントンカラリットと」


 まだ難しい物ではないので、らしい場所を叩いて形を整えていく。なんとなく鼻歌が出る。四角くインゴットになった。インゴットって本来はただ溶かして四角い枠に入れるだけのはずだから簡単なのに、手で打つのか。型がここには無いようだ。


『青銅のインゴット? ランク:E

 銅と錫が混ざって銅にも青銅にもなっていないインゴット。武器の材料には使えない』


 初めてだという事もあるが材料が足りていないようだ。鉱物を取れるダンジョンに潜るしかないらしい。

 もう一度アイテムで魔物から取れた素材を取り出してみる。いくつか試してみたが、駄目だった。やけで放り込んだクックの羽は当たり前だけども。


「もしかして、ナントさん、魔物素材の武器を作りたいんですか?」


クエンカさんが後ろから覗きこんできた。


「驚かさないで下さい」

「いやこれはすいません。ところで、魔物素材で武器を作るには魔力炉でないと加工できませんよ」


 何か耳寄りな情報なようだ。


「魔力炉ってなんですか?」

「言ってみれば使い手の魔力を炎に変える炉で、鍛冶師の秘伝になっています。冒険者ギルドでは流石に使えませんね」

「そうですか」


 あらま、それはしばらく大量の骨アイテムはストックの肥やしか。


「ナントさん」

「おおう」


 何がずずいとクエンカさんが俺に顔を寄せてきた。


「できれば、当分使わないアイテムを冒険者ギルドで販売しませんか?」

「販売って。買い取りの時は普通に出しますよ」

「いえ、そうじゃありません。最近空旅人の方は魔力炉をもう持っているようで、防具素材を売らないので品薄になりまして。是非とも売っていただきたいのです」

「分かりましたから、落ち着いて」


 まだビギの草原でアイテム集めという名の熟練度上げをしなくてはいなけないのは確かなので今ある分の内いくつかは売ってしまおう。全部ではなく自分で食べたり鎧の製作に使われそうな分は残して売るとする。


「あら、お売りですか?」


 出入り口兼の受付フロアに行くと昨日行列のできる方の受付にいたお姉さんがいた。


「はい、良いですか」


「大丈夫ですよ。やっぱり見込んだ通りお人よしでしたねぇ」


 今何とおっしゃいましたか?


「あ、いけない」

「はあ、別に構いませんけどね」


 ○○の頭骨のような希少そうなアイテムと食用アイテムの一部を除いてビギの村で手に入るモンスター素材を渡す。


「ちょ、ちょっと待って下さい」


 受付カウンターの上が素材で溢れた。


「こっちにお願いします」


 受付さんにカウンター横の部屋に連れて行かれた。


「まさか、こんなに溜め込んでいたなんて」


 そんなにおかしい事か?ただ熟練度を上げるために狩りまくっているだけなんだが。


「下位素材だけみたいですね。でもこの量はちょっとしたお金になりますよ」


 なってくれたら俺は嬉しい。受付さんは奥に行って引っ込むとギルド長を呼ん

できた。ギルド長が出て来ただけでどよめきが起こるってのはどうなんだろう。


「おやナントさん、これは凄い量ですね?全部ナントさんが?」

「はい」

「もしかして、上肉とか持っていませんか?」

「いえ、売りません」

「そうですか、残念です」


 そんな会話を俺とかわしながらギルド長は手早く品定めしたようだ。


「それでは、下位素材ではありますが品薄な事と大量に売っていただいたという事で、合計7万デン出しましょう」


 この前より売れたと言うべきかこの前が高すぎたと言うべきか。武器防具は普通に数十万デンするような状況なので普通なんだろう。


「ありがとうございます」


 お礼を言ってお金を貰う。よし、これで他の色々なセンスと防具が買える。

 センスは前に買ったので防具を先に買う事にしよう。弓と剣、盾は自分で作ってみようと思っているものの鎧はセンスも取ってないし別に取る気もない。とはいえ鎧がないと防御力に不安があるので既製品を買う事にしよう。そして気を付けるのは財布を盗まれないようにする事。


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