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111モンスターを探します

誤字脱字修正しました。ありがとうございます。

 少ない数の敵だけ狙って倒しつつ、時にはダガードックを始めとしてた数が多い数の敵から逃げて、目的のモンスターを発見した。


『メタル・スネイル』


 金属の多い鉱山型のランダムダンジョンなんかに出ると便利な鉱石のカタツムリである。その鉱山の金属を固めて背中の貝につけているのでまとめて手に入りやすい。ゲームによっては敵対せずにこういうモンスターからアイテムだけ削り取るというタイプのゲームもあるが、このゲームは戦ってアイテムをドロップさせないといけない仕様なので早速戦闘に入る。


「硬っ」


 どのくらい防御力があるのかとカタツムリを杖で殴ってみたら手がしびれた。これは斧や鎚での攻撃が推奨されている理由が分かる。攻撃されたカタツムリはこちらを敵と認識したので攻撃してきた。


 ジュバッ


 酸の粘液をかけてくる攻撃だ。これで金属を溶かして食べているから殻に金属がたまったという設定だったような。金属製の鎧は表面が軽く溶けるぐらいのダメージがあるので近接戦闘の戦士職には嫌われている。俺は革鎧だが痛むのには変わりない。初心者の盾で防いでいるのでダメージはないに等しい。


「エレクトロ・フロー!」


 電気を流す攻撃を繰り出してみる。やはり魔術はよく効くようで、ポリゴンになってカタツムリは消えた。


「どのくらいアイテムが手に入ったんだ」


鉄鉱石×5


 これは多いのか少ないのか分からない。他のアイテムはないので多い方だと思う。


「それじゃあどんどん取っていくか」


 今回は試しに一本剣を打てればいい量の鉱石を採って一本作ってみるのが目的です。それが普通に打つ分には鉱石5個でインゴットができ、普通の剣はインゴット2個で金属の剣1本ができるということで、最低10個あればいい。依頼の鉱石量は20個なので合計30個以上を目指して頑張ろう。

 時々切れた精神魔術のマインド・プロテクトをかけて熟練度を上げつつ先に進む。


「シールドバッシュ」


 ふと思いついて打撃になるだろう盾の技を発動してみた。カタツムリの殻にぶつけると殻から鉱石が飛ぶぐらいの威力があった。そこで問題?なのはこうやって多少なりとも鉱石を削ってから敵を倒すと採れる鉱石が1個か2個増えるという効果だった。俺には嬉しいがこれは≪解体≫の効果になるのか?よく分からない。毎度の通りに淡々と攻撃してはアイテムを採っていく。次の階へ行く階段を見つけて降りていくを繰り返す。


「おのっ」


 階段を下りた途端アイシクル・シェルが降ってきた。ダメージがきつい。


「エレクトロ・フロー!」


 一撃で片付ける。何となく石筍部分に当たった個体は効きが弱いような気がする。


「次来るときは氷魔術でやってみよう」


 今回使えるのは水、土、雷なので貝にはどれも効きづらいような気がする。一発で倒しているから大丈夫ではあるけれどもむしろ不意打ちが痛い。


「あいたた」


 敵が当たった肩をなでていると今度は複数の敵の反応が≪気配察知≫で感じられた。移動速度からしてダガードックだろう。

思った通りダガードックが現れた。今度は戦ってみる。


「リトルウェーブ!」


 波を起こして相手を攻撃する。小さいながらも範囲攻撃だ。近づく前に何度も攻撃して倒す。ダガードックはビギの裏山で出た物よりも強い個体だそうだ。魔術で倒しているから実感はない。アイテムは前に採れたのと同じもので鉄鉱石はなかった。


 2階から少しづつ複雑になっていくタイプのダンジョンなのでほぼ一本道だった1階より多少道が分かれていて迷路っぽくなっている。このダンジョンは6階で最後の階には迷路が半分くらいで扉があり、その中にボスモンスターがいるという形らしい。ボスモンスターはリゴブリン・ナイトという鉄製武装のリゴブリンだ。そしてボスモンスターに挑む気はない。探すのはメタル・スネイルとリゴブリンシリーズのみ。

 順々に歩いて時々出てくる敵を隠れるところがある場合はやり過ごしつつ進む訳ですが、


「メタル・スネイルが出ないな」


 こういうのも物欲センサーというのだろうか。階層が浅いせいだろうか。リゴブリンが出てくるので鉱石は手に入る。しかし少量ずつしか手に入らない。3階への階段前に着いた。


「まあいいや、今日はクエスト分が手に入ったらやめよう」


 図書館の村が俺を待っている。本日の予定を変更してリゴブリン狩りに精を出す。なんだかんだと一階降りるごとに敵が強くなってきた。グジラさんが言っていた転移の魔法陣は入ってきた入り口かボスエリアの前にあるという二つなので、そこまで付く行かなくてもいいやと来た道を逆に戻り、3階までを往復してリゴブリンを探す。


「あ、メタル・スネイルだ」


 何度も往復していたら時々メタル・スネイルに出会った。物欲を捨て去ったせいだろうか。思ったより

も早めに20個の鉄鉱石が手に入った。ここでこの時点で手に入ったアイテムはというと、


鉄鉱石

ダガー・ドックの牙

ダガー・ドックの毛皮

リゴブリンの右耳

錆びた鉄剣

折れたスタッフ

鍾乳石の欠片

アイシクル・シェルの殻


 と、こんなものだ。

 鍾乳石の欠片はアイシクル・シェルの殻の欠片で、丸ごと手に入った殻の場合アイシクル・シェルの殻と名前が付く。そして鉄剣はともかくリゴブリン・ソーサラーが持っていたらしい折れたスタッフは何に使えばいいのか分からない。後でWikiでも見よう。後見ていないのは岩のダンゴムシというロック・ボールだけだ。階層が浅いから見ていないのかもしれない。


 ついでだからロック・ボールを確認しておこうと、下へ階段を下りる。ちゃんと下りた直後にモンスターがいないことは確認する。モンスターは魔術一発というわけではいかなくなってきた。それでも来るまでに何発か放てば倒せる。≪気配察知≫が大活躍だ。

3階をクリアーして4階に降りる。迷路のような構造が大分複雑になってきた。行き止まりも多いのでマークをつけながら先に進む。なかなかロック・ボールが出ない。メタル・スネイルはそれなりに出てきた。面白いことに地下に下りるほどに鉱石部分が目に見えて大きくなっている。初めは殻に鉱石が付いているな、という感じだったのが鉱石をしょって居るメタル・スネイルがいる。というほどになっている。設定が細かいゲームだ。

 少し下り坂な場所を歩いていると物凄いスピードで走ってくる何かを≪気配察知≫でとらえた。ダガー・ドックじゃないかとそちらの方に盾を構えておくと丸いものが転がってくる。小さな岩のようだが気配察知できるのは生物だけなのでこれはモンスターだ。


「ロック・ボールか」


どう見ても岩が転がってくるように見える。結構勢いがあるので盾を前に出してスキルを発動できるようにしておく。


「連続して転がってくるとか質悪い」


 最初の一撃を防ぐファースト・ガードを発動しようと思っていたらまとめて3体現れた。盾一つでは残りが俺にぶつかる可能性がある。ここは広い範囲の敵を食い止めるのに使うワイルド・ガードのスキルで防ごう。ちなみに一番使っているタートル・ガードはワイルド・ガードよりも熟練度が上な時に覚える、より上位の呪文だったりする。


「ワイルド・ガード!」


 発動して食い止めた。そこまで急な坂ではないので転がってきた勢いが殺されてロック・ボールは止まっている。


「リトル・ウェーブ!」


 物が岩のモンスターっぽいので水の魔術で攻撃する。


「うわっ」


 皆さんはダンゴムシがひっくり返った状態で元の体を伸ばした状態に戻ろうとする格好を見たことあるでしょうか。それが目の前で行われています。水で攻撃を受けた刺激に反応したのかわさわさと大量の足がうごめくのは気持ちが悪いです。


「リトル・ウェーブ!リトル・ウェーブ!リトル・ウェーブ!」


 人間、脚が多いのか少ないのかで苦手が分かれるという。俺は別に蛇も百足も平気なタイプだったと思っていたが、巨大なのはどっちでも苦手ということが判明した。怖いというより気持ち悪い。魔術を連発して倒した。手に入れたアイテムはこちら。


鉄鉱石×1

ロック・ボールの体液


 鉄鉱石がこれから取れるとは思わなかった。倒すのに水が効くようだし鉄鉱石稼ぎの時にはロック・ボールも獲物認定しよう。


 なんだか疲れたので帰る事にする。元来た道を戻って初めの転移魔法陣へ向かう。


「おお、お帰りなさい」


 毎度の通りグジラさんの所で受付をすます。


「鉄鉱石を採ってきました」

「はい、鉄鉱石ですね、余分はありますか?」

「ありません」


 結局取れた鉄鉱石は目標にしていた分には届かずに26個とインゴットが1個打てるだけの量だった。剣を打つにはまだ遠い。


「リゴブリンの耳も取れたのでお願いします」

「はい、他に採れたものはありますか?」

「ありますが、売れるかどうかは知りません」


 ロック・ボールの体液なんてなんに使うんだ。


「いらないものなら売ってしまうのも手ですよ」

「今はいいです。今日はお試しでしたし」

「分かりました。それでは今日は鉄鉱石の依頼で300デン、リゴブリンの耳の依頼で800デンですね」


 お金を受け取って、ついでにもう一つの目的も果たそうと思う。


「鍛冶をやりたいんですが、場所を貸してもらえますか?」

「はい、どうぞ、あちらで手続してください」


 グジラさんに言われて鍛冶の手続きに向かう。


「クエンカさん、こんにちは、鍛冶場を借りたいんですが」

「ああナントさん、こんにちは。鍛冶場ですね、一時間1000デンになります」


 お金を払って案内された鍛冶場に向かう。試しに鉄鉱石からインゴットができるかやってみようと思う。

 鉄鉱石を5個、溶けて熱された物をやっこで持ってハンマーでたたく。叩く。叩く。2つ目の鉱石を重ねて叩く、叩く、叩く。それを繰り返して言ってインゴットを作る。徹底的にたたくと不純物が外に出て質のいいインゴットができるという話なので頑張って叩く。何か小さいような気がする。残りの1個も混ぜてみようか。そうしてインゴットを作ると、形だけはそれっぽいものができた。


『鉄のインゴット(下)

 鉄鉱石を溶かして作ったインゴット。鉄としての成分は十分あるが叩きすぎて脆くなっている。                                               』

 叩きすぎたらしい。どんなものになるのか色々と鍛冶は難しいようだ。師匠にでも弟子入りしたらいいだろうか。


 今度は剣を溶かしてついでに前にできた青銅のインゴット?も一緒に溶かしてみる。予想では叩きすぎでも金属が分離して銅のインゴットができるはず。


『青銅?のインゴット』


 変わらないものができた。叩きが足りなかったのか?

 今日はこれくらいにして、ログアウトしよう。


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