第5話「ゴブリン一匹見たら百匹いると思え!」
実はゴブリンはゴk......
第5話ゴブリン一匹見たら百匹いると思え!
スライムのおかげで、ゴブリンの巣を見つけることが出来たが、あれから外に全く出てくる気配がない。
うむ..ヒキニートゴブリンなのだろうか?それとも連れ込んでいた女性でセッセとしているのか..
どのみち、このチャンスを逃す手はない!
そう、今の今まで森の恵みで何とか耐え忍んできたが、やはりそれだけではダメみたいで、正直立っているのがやっとな状況。
しかし!ゴブリンを使って栄養補給が出来れば、問題なし!!
...正直初めてをゴブリンに捧げていい物かは悩んだが、選り好みなんてしている余裕はない!!
『こうなればこちらから出向いてやる..!天瀬 春香、いざ、出陣!!』
こうして私は戦場へ、足を踏み入れた。
洞窟の中は薄暗く、真っすぐに道が続いている。
慎重に進んで、気配がしたら立ち止り息を殺す。
ちなみに安全のため、スライム君には茂みで待機してもらっている。
ささっと行ってちゃちゃっと事を済ませればいいのだが、いかんせん相手はゴブリン。
捕まって面倒な数相手にするのは、ごめんこうむりたい。
なんと言ってもゴブリン、スライム以上に繁殖能力にたけている。
作品にもよるが、大体交わってから数日で子孫を産み落とす事が多い。
しかも厄介なのは、その成長速度。
産み落とされてからこちらも数日で、大人になる。
これがゴブリンの強み。
なのでこの巣に何匹居るか把握した状態で、攻略に挑みたかったが..仕方がない。
キョロキョロと見渡しながら、進んで行く。
道中宝物庫のような場所があり、金貨と宝石見たいのがあったので、その辺に落ちてたバックに入れていくつか拝借した。
しかしこのバック..やたらと物が入るな..
それからどんどん奥に進むにつれて、獣臭さが強くなって行った。
恐らくこの先に、わんさか居るのだろう。
『ここから先は、もっと慎重に動かんと..』
そう呟いた矢先、奥の暗がりから足音が聞こえて来る。
数からして、一体。
薄っすらと見えた姿は手には槍を持ち、その先はべっとりと赤い液体が付着している。
あれで突き刺されたら、ひとたまりもない..
でも相手は一人..こちらにまだ気が付いてない。
慣らしかえる絶好の機会!行くしかない!
ゴブリンと、目が合う。
相手は突然の侵入者に驚き、一瞬動きが鈍る。
刹那、私はそのまま保有しているスキルを発動する。
『魅了からの~誘惑♡』
魅了の効果は対象を自身に釘付けにして、動けなくする。
誘惑は魅了で落ちた対象を、胃のままに操る。
ただし魅了が効かなければ、誘惑は効かない。
これはスライムで実験して、見つけた法則だ。
私自身が好みでなければ、幻惑で姿を好みの物に変えて、効きやすくする。
このコンボは効けば100%で相手を服従させる、何気にぶっ壊れスキルだ。
『ねぇ、私と、快楽に落ちましょ?』
ゆっくりと耳元で甘く囁きながらフーッと息を吹きかけ、浮き出る背骨を人差し指でそっと上に撫でる。
瞬間ビクンッとゴブリンの体は跳ね上がるのを見て、すかさず片手を取り、指を絡ませ恋人繋ぎ。
『ねぇ..私..もう我慢..できない..』
そのままゆっくりとリードしてあらかじめ探しておいた、誰もいない部屋に連れ込んだ。
この一連の行動、これはまさしく今までやって来たエロゲを参考にしたものだ。
どんな言葉や仕草をすれば、相手が落ちるのか..この思考はエロゲでは重要だ。
まさにエロゲさまさまである。
エロゲあるある
ゴブリンの繁殖能力まじでぱねぇ