71話 欲しいモノは何があっても手に入れる!
「うぅ……」
恥ずかし過ぎるっ! 穴があったら入りたいっ!!
寝起きだった事に加えて、いきなりの事で混乱してパニックに陥ったとは言え、まさか3人の前で泣いてしまうなんて……
「あの……ご主人様、アレは仕方なかったですよ。
だからそんなにお気にしないで大丈夫ですよ!」
「そ、そうですよ。
ミーシャさんの言う通りです。
ですのでベッドで毛布に包まっていないで、出て来ていただけませんか?」
無理っ! 絶対に無理ですっ!!
あんな子供みたいにギャン泣きした後で、どの面下げてこの絶対領域から出ればいいのっ!?
「もうお嫁に行けない……」
「「っ!?」」
てか、もうずっとこうしていたい。
この最強の障壁だけが、私を周囲から守ってくれるっ!!
『お嫁って、大袈裟だね。
そもそも悪魔ちゃん、誰かと結婚する気があったの?』
は? そんなのあるわけ無いじゃん。
もう婚約だの、婚約者だのは懲り懲りだし、そんなのはただの例えだけど?
『へぇ、そうなんだ。
まぁ、そう言う事にしておいてあげようかな』
うぜぇー。
邪神の分際で調子に乗りやがって……
『ふふ、まぁ邪神とは言え、これでも神だからね。
まぁでも今は私の事よりも彼女達をどうにかした方がいいんじゃないかな?』
どういう……
「お、おおおお嫁っ!
ご主人様がお嫁っ!?」
「お、落ち着いて下さい!
レフィー様がお嫁……お嫁? えっ、お嫁って、結婚……えぇっ!?」
うん、ベッドで包まってるけど、邪神の言わんとする事は理解した。
だがしかしっ! こんな状況でこの私に果たして何ができるのか?
ふっ、断言しよう! 私にできる事は何もないとっ!!
「落ち着きなさい!」
「「は、はい……」」
さ、さすがはシルヴィア。
あの状況をたった一喝しただけでおさめるとは……
「ミーシャ、ミリアーナ、お嫁云々はただの喩えです。
そしてレフィーお嬢様も恥ずかしがっていないで出て来て下さいませ。
アーグベル殿達とのお約束を果たしに参られなくてよろしいのですか?」
そ、それは……そうだけど。
「……」
マズイ、シルヴィアの矛先がこっちに……
「わかりました。
では、これは私達でいただくとしましょう。
せっかくレフィーお嬢様のためにご用意したケーキでしたが……仕方ありませんね」
「っ!」
ちょっと待ったぁー!!
何も仕方なく無いから!
「……あれ?」
お、おかしい。
咄嗟に布団から飛び出したのはいいけど、ケーキの姿がどこにも……
「っ!」
こ、これはまさか……謀られたっ!?
ま、マズイ! 非常にマズイ!!
これじゃあ私がケーキにつられて出て来たみたいじゃんか!
『いや、みたいじゃ無くて、まんまその通りだよね?』
シャラップ!
と、とにかく! ここは何とかして誤魔化さないと……!!
「そ、その……これは別にケーキが食べたかったとかじゃなくて……
そ、そう! これはシルヴィアの言う通り、アーグベル達との約束を遂行しようと」
「ふふふ、そうですね。
ではケーキはそれが終わってからに致しましょう」
「んっ!」
全く本当に用意してくれてるんだったら最初から出してくれればいいのに。
けどケーキ……ムフフ、何気に今日は色々と邪魔が入ってスイーツタイムを堪能できてないからめっちゃ楽しみだわ!!
「ご主人様が尊い……!」
「同感です!」
ケーキ! ケーキ! 食べたいなぁ!
でもその前に……アーグベル達との約束を果たしに行かないと!
『本当に悪魔ちゃんは強欲だね』
当然! 何せ悪魔だし、七つの大罪は悪魔の代名詞!
欲しいモノは……手に入れると一度決めたモノは何があっても、ありとあらゆる手を使って手に入れて見せるっ!!
「じゃあ、行こう」
「どこへ行くのですか?」
そう言えばミリアにはまだ説明してなかったか。
ふっふっふ、ならば教えてしんぜよう!
グランの側近たるアーグベル達と交わした約束と、これから何をするのか……
「ミリアに続いて4人目。
竜王グランを眷属にする!!」
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