314話 ご機嫌麗しゅう!
ふふふっ、我が前に集結せし大悪魔! 七柱の悪魔公たる七魔公!!
公爵位のノワールとサタン。
侯爵位のシルフ。
伯爵位のレヴィア。
子爵位のベルとマモン。
男爵位のアス。
「皆んな、準備は良い?」
「はいっ!」
「勿論です」
「はい」
「恙無く」
「うん、頑張ります〜」
「はっ!」
「いつでも大丈夫です」
うんうん! 皆んなやる気に満ちてるようで何より!!
まぁ皆んなは悪魔界に君臨する大悪魔たる七柱の悪魔公なのに、今までは裏方の仕事ばかりしてもらってたからな。
それに、そもそもな話。
悪魔界では面倒……げふん! げふんっ! とにかく、君臨すれども統治せずを実施してたら、気が付いたら悪魔族の神としての地位を確立しちゃってたし。
まぁ、実際に超越者たる魔神だからその通りなんだけど!
そんな私と、私の側に仕えるシルヴィアは例外として。
実質的に悪魔界の頂点に位置する皆んなは、その強大な力を存分に振るう機会なんて殆ど無い。
何せ、皆んなが本気を出さなくても大抵の相手はその強大な力の前に平伏す事になるし。
如何に戦い大好きな戦闘狂とは言え、階級による厳格な上下関係がある悪魔族がその頂点に君臨する悪魔公に戦いを挑む事なんてまずあり得ない。
まぁ、中には調子に乗って皆んなに挑んだ最上位悪魔もいたけど……今では命知らずの挑戦者から従順で優秀な僕にバージョンアップしてるし。
皆んな結構フラストレーションが溜まってるんだろう。
今日は思う存分、好きなだけ暴れて欲しい。
「こほん、期待してる」
「「「「「「「ッ!!」」」」」」」
ふふん〜、決まった!
これぞ、上に立つ者の! 魔王様としての威厳ある態度!!
『悪魔ちゃん……魔王様の威厳ある態度かどうかはさておき、やり過ぎだよ』
は? 何のこと?
いや、それよりもさておきってどう言う意味だよ? んん?
『ほら、ノワール達を見てみなよ』
ノワール達? うん、張り切ってるみたいで何より!
『いや、張り切り過ぎでしょ。
悪魔ちゃんが期待してるなんて言うから……』
ふふん! これこそ、私の特訓の成果!
威厳に溢れた魔王様然とした言動の結果なのだよ!!
『いやまぁ、うん。
面白そうだから別に良いんだけどね』
ふふふっ……まぁ、お前はそこで観ているが良い。
今日は悪魔王国とクズ勇者共……人類連合に加えてクソ女神の勢力との戦争開戦の狼煙を上げる日!!
我が悪魔王国の力を! 恐怖を愚かな人間共に刻み込んでやるっ!!
「シルヴィア」
「かしこまりました。
では……始めます」
ふふふ……さぁ、楽しい愉しい復讐の始まりだ!
「こほん……愚かな人間共、そして女神の尖兵」
『『『『『『『『『『ッ!?』』』』』』』』』』
「ふふっ、ご機嫌麗しゅう」
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