201話 私に寄越せ!
キリが良かったので、ちょっと短めかもです。
昨日の雨のせいで体調を崩していて、ちょっと間に合いそうにありません。
申し訳ないですが、投稿が遅れます。
ただ今、正午の投稿を予定しています!
「私の攻撃が効かない?
うふふ、この程度の魔法を凌ぎ切った程度で随分と言ってくれるわね。
今のが私の本気だと思っているのかしら?」
決めにきた最後のやつ以外は下位魔法だったし驚きはしても流石にこの程度じゃあ絶望はしないか。
まっ、マリアナの滑稽な姿とマヌケな顔は拝めたから別に良いけど!
「けどビックリしたわ。
神聖魔法は悪魔族の弱点のハズなのに、私の聖なる白炎を受けて無傷だなんて」
まぁ、確かにマリアナの言う通り、悪魔族にとって神聖魔法は弱点に足り得る。
が、それはあくまでもこの大陸、安息の大地に顕現していた下位の悪魔に限った話!
そもそもだよ?
悪魔族とは、この世界において最も魔法の扱いに長けた種族。
そんな悪魔にいかに相性の悪い神聖魔法とは言えど、扱えないハズが無いじゃん!
上位悪魔にもなると普通に神聖魔法も行使可能。
つまり! 当然この私も普通に使えるし、私にとって神聖魔法なんて何の弱点にもなり得ないのだ!!
「うふふ、流石は悪魔の王様と言ったところかしら?」
「ふふん! 言ったハズ。
お前程度の攻撃なんて、私には効かない」
「まぁ、このくらいはやってもらわないと面白くないのだけれど……慢心は良くないわ。
まだ私の攻撃が効かないと決めつけるのは早計」
ニヤリと笑みを浮かべるマリアナから威圧するように大気を圧する程に膨大な魔力が迸る。
「私は世界最強にして最高の魔導士。
古今東西、この世に存在するありとあらゆる魔法を知り尽くし、操りし者……」
マリアナを中心に構築される五重の積層魔法陣。
「大賢者の名前は伊達じゃないの。
うふふ、少し本気を見せてあげるわ! 我が叡智と魔導の前に屈しなさい!!」
迸る魔力で薄い紫の髪を靡かせ、マリアナが手に持つ杖を掲げると同時に積層魔法陣が眩い輝きを放つ。
「天体魔法」
天体魔法……私の星天魔法みたいなヤツかな?
認めるのは癪だけど、魔法に関する知識量だけで言ったら産まれて間も無い年齢で言えば6歳児の私よりマリアナの方が圧倒的に多い。
まぁ、私の場合は魔法の知識なんか無くても思った事がそのまま魔法となって顕現する魔法の権化なわけだけど!
とまぁ、それはともかく! 本人も言ってるけど叡智とすら呼べるマリアナが持つ膨大な魔法の知識……欲しいな〜。
「ミーティアっ!!」
もうこの際、天体魔法なんてどうでもいい!
そんな事より、マリアナの持つ魔法の知識!!
『今まさに頭上から隕石が落ちてきてるのに、どうでも良いんだ……』
だって、ミーティアだっけ? この程度ならぶっちゃけ直撃しても常時展開してる私の多重結界と耐性は破れないし。
それに……ふふふ、欲しくなっちゃったんだから仕方ないじゃん!
「ふふっ、私に寄越せ! 〝強欲者〟!!」
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