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176話 ようこそ! 魔王を名乗りし諸君!!

*176話タイトルを変更しました。

ストーリーに変更はありません。





レフィーが飛行機や船、列車を作れるとは思えないとの質問を感想で頂いたのでお答えします。


飛行船、戦艦、列車とは言っていますが、前前世でも15歳で亡くなってるので、当然専門知識なんかはありませんので、それらをモデルにしているだけで中身は全くの別物です。


ぶっちゃけ、レフィーにそこまで深い化学知識はありませんが。

永きを生きる神話級の存在が多く存在する魔国においては物理法則やら化学知識やらを知っていて、研究している者も多くいます。


化学知識、悪魔として知り得た魔法知識、そしてその2つを組み合わせた魔導化学に加えて、地球時代の記憶などを他の者達に丸投げし。

色々と口を挟みつつ作り上げたのが魔国で実用化された飛行船や戦艦、列車になります。



まぁ、設定が緩いとか、ご都合主義とか、5年間をすっ飛ばしたのでそんな描写はないとか色々とご意見はあるでしょう。

しかし! 豆腐メンタルなのでご容赦下さい! 深くは突っ込まないで!!

 そこは、外界とは隔絶された特別な空間。

 神の領域へと至った存在、正真正銘の神である超越者……可憐でクールで可愛くてカッコいい超絶美少女な魔神。


 つまりは、この私によって創造された小さな世界! 我が神域っ!!

 これから開催する魔王会議のためだけに特別に創った場所な訳だけど……この円卓に、座り心地抜群の椅子!


「うん、問題ない」


 これなら長時間座っててもお尻が痛くなる心配は皆無だろう。

 事前に招待状も送ってるし……ふっ、ふっふっふ、ふはっはっはっ! 我ながら完璧だわ!!


「ふむ」


 魔王を名乗った5人に招待状を送って3日。

 無事にこうして恙無く当日を迎える事ができた訳だけど、あと問題があるとすれば……


「どうしましたか? レフィー様」


「む、ミリア」


「何かお悩みなら、この私に相談して下さいね!」


 うん、まぁ相談はするけどさ……


「何で頭を撫でる?」


 まぁ、シルヴィア、ミーシャ、ミリア、リリィーの4人に関しては、めっちゃ自然な感じで頭を撫でられてるのはいつもの事だからもう別に良いけどさ。


「はっ! す、すみません、いつもの癖でつい……」


「む、別にやめなくて良い」


 誰かに頭を撫でらるのは別に嫌いじゃ無いし。

 他人に見られたら流石に恥ずかしいけど、この場に今いるのは私とミリア、そしてグランの3人のみ。

 身内しかいない訳だし問題無い。


「っ! あぁ、もう! レフィー様、可愛すぎるっ!!」


 ふっ、よろしい! ならば思う存分撫で撫でするが良い!!


「お嬢様、会議の開始まではまだ少し時間がございますのでお茶とケーキをご用意致しました」


 ケーキっ!

 おぉ〜! 白く輝くような美しいショートケーキ!!


「ありがと!」


 ふふふ、流石はグラン!

 マジで有能な完璧執事様だわ。

 じゃあ、早速……いただきますっ!!


「んっ!」


 ん〜! 美味しい〜!!

 むふふ、これぞ魔神にして魔王様たる私に相応しきスイーツ! 優雅なおやつタイムだわ!!


『これでよしっと』


 ちっ、入り込まれたか。


『いやぁ、凄いセキュリティだね。

 流石の私でもちょっと手こずったよ?』


 会議を邪魔されないように外界とは隔絶した私の神域に干渉しておいて、感想がちょっと手こずったかよ。

 まぁ、この程度の隔離結界で邪神の干渉を防げるとは思ってなかったけど。

 せっかくのおやつタイムを楽しんでたのに邪魔しやがって……


『まぁまぁ、そう怒らないで。

 それに、悪魔ちゃんの神域に干渉するだけなのに、この私が手こずったという事実は誇っても良い事なんだよ?』


 うぜぇー。

 死ねバカ! クソ邪神!!


『あはは、いつもの事ながら私に対しては結構容赦無いよね。

 まぁ、それが面白いんだけど』


 余裕ぶりやがって……もう無視してやる! 邪神なんか放っておいてケーキ食べよ。


『それで、悪魔ちゃん。

 魔王を名乗った5人は本当に、キミが定義した魔王へと至った存在なのかな?』


 ん? それは会ってみないとわからないな。


『無視するとか言っておいて、話しかけたら素直に答えるって……素直と言うか、ちょろいと言うか……』


 ん? なんか言った?


『いや、何でも無いよ』


 ふ〜ん、まぁ良い。

 やろうと思えば事前に魔王を名乗った5人を調べる事なんて簡単だけど、それじゃあ面白く無い。


 だから本当に魔王へと至った存在なのかどうかは、会ってからのお楽しみ!

 けどまぁ、魔王を名乗った5人は大陸の中央部を縦に横断する大森林とその奥深くに聳え立つ天を衝く大山脈の更に奥、大陸東部の者達だし可能性は高いと思う。


 300年毎に旧魔王が出現して支配下におくから魔素濃度も高くて、人々の生息圏だった大陸西方部に比べたら遥かに強力な魔物が跋扈する大陸東方部は未開の地。

 それが私が殺された6年前までの認識だったけど。


 魔王討伐後にクソ勇者達が東方部を冒険した結果。

 大陸東方部には今回魔王を名乗った獣人族や妖精族に巨人族、吸血鬼に竜人族を筆頭に魔に属する者達が多く住んでいて国や街を築いてる事が発覚したらしい。


 そんでもって今では国交も樹立していて、大陸東方部は未開の地でも何でも無くなったわけだけど。

 魔素濃度が濃くて、強大な魔物が蔓延る東方部で街を、国を築いているヤツらは当然、西方のヤツらよりも強いだろうしな。


『なるほどね。

 それで、今更だけど1つ根本的な事を聞いても良いかな?

 いくら招待状を送ったとはいえ、その5人がこの場所に来るとは思えないんだけど?』


「ふむ」


 それなら何も問題無い。

 確かに普通は招待状なんて送っても誰も来ないだろうけど、時間になれば招待状に付与した転移魔法が起動して強制的にこの場所に転移させるからな。


『うわぁ……悪辣な拉致』


 人聞きの悪い事を言うな。

 招待状にもちゃんと、時間になったらお供2名と一緒に転移するって記載してるわ!


 それ以外にも招待状には魔王会議のルール。

 魔王同士で喧嘩をしても良いけど自己責任とか、色々記載してるし。

 それにだ、こっちはちゃんと事前に招待してるんだから、これは断じて拉致では無い!!


『お供は2名ね。

 なるほど、だからその場所には悪魔ちゃんと、ミリアーナにグランの3人しかいないわけか』


 その通り!

 今回は魔王を名乗った5人の中に吸血鬼と竜人がいるから、始祖にして神祖吸血鬼であるミリアと古竜王であるグランの2人にお供を任せているのだよ!!


「お嬢様、そろそろ」


「ん、わかってる」


 ケーキも食べ終わったし。

 準備は万端! 邪神と話してたせいで本当の姿のままか、隠蔽魔法を使うかミリアと相談できなかったけど……

 まぁ、同じ魔王同士だし、別にこのままでいっか。

 最悪、ガスターとかアークみたいに口止めすれば良いし。


「来た」


 この魔素の揺れと空間の歪み。

 時間ピッタリ!


「ふふふ、ようこそ。

 魔王を名乗りし諸君!」


 さぁ! 魔王会議の始まりだ!!


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[一言] ものすごく次回が楽しみです!!これからも頑張ってください!!!
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