おっさんが1人、おっさんが2人...
「おはようございます殿下」
「おはようリーリエ、良く眠れたかい?」
今日のリーリエは、薄紫や濃い紫が重なっているドレスを身に纏っている
シンプルなチューブトップドレスでボレロを着ているが肩がやや開き気味である
眼福眼福と鼻の穴が開き気味のジュード王子は先程見たおっさんずパンツについて
面白おかしく聞かせたつもりだったのだが、リーリエは急にポケーっとして暫く空を見つめていた
侍女がポツリといつもの事ですと言っていた。
「え、いつも?結構あるの?この感じ...」
侍女がコクリと頷いた
「お嬢様は今妄想の中でございます」
「え、なんかデジャヴュ...」
「そうですね、あと、15分ほどで現実に戻っておいでですので、殿下お茶など如何でしょう」
「ああ、じゃあ頼む」
「どうぞ、お茶とお嬢様を御堪能下さい」
リーリエの頭の中では新しいカップリングができてしまい、あれこれ楽しくなり今自分が置かれている状況も忘れ、素敵な妄想時間になってしまった
15分ほど、ジュードはお茶を飲みながら待っていた
ポケーとしながら、たまにうへえっと、笑ったり、吐息をはいたり、赤くなったりしていた。
そんなリーリエを微笑ましく見ていたら、次第にタラタタ汗をかきながら
目の焦点があってきて、ジュードと目が合うと、アワアワしだした
「終わった?」
ニコニコしながらリーリエに聞くと
「はわわ、は、始まりました...」
と返事が返ってきた
何が始まったというのか...
「大変失礼致しました。こほん」
「良かった、戻ってきてくれてw、じゃあ朝の食事はどうする?ここでとる?」
「じゅ、ジュード様と、また二人っきりですか?」
またデザートでアーンがあるのかと、血圧を上げているリーリエ
「今朝は控え目に食事をとって、お昼は何処かで食べない?街にデートに行こうよ」
ニッコニコ
「ま、眩しい」
「?」
「嬉しいです...王都は、いつも通過するだけでしたので、馬車から見えたお店で気になってる所が所々あるんですの」
「へえ、じゃあ行けるだけ行ってみよう。今日の為にお忍びの洋服を用意したんだ」
「まあ、じゃあ、御付きの方は...ライナー様だけですか?楽しみにしています(じゅるり)」
アラカルトと一緒に
香りのよいハーブを使った鶏のソテーが出てきた
「リーリエ、はい、あーん」
デザートでなく鶏だった。しりとりでもしているのだろうか、次はリンゴでそのつぎは...
ジュードの位置は安定のリーリエの横、ゴリラが入る隙間は無い
「え、あのその」
「はい、あーん」
キラキラ
「ま、眩しい」
「?」
「で、では」
恐る恐るジュードのフォークから鶏を頂く
ジューシーな鶏で、噛めば噛むほど旨味がでてくる
「美味しゅうございます。では、ジュード様も...」
同じようにジュードにも鶏を差し出す
デザートの時は、反撃してくると思わなかったので、焦ったが、今日はあっさり食べた
リーリエを見つめながら食べたらリーリエが真っ赤になった
(リーリエたん、かわゆす、今日は楽しみだな~腕組んで歩いたりできるかな~石畳が危ないから、って言ってスマートに腕をだそう、うん、そうしよう)
「ジュード様、鼻の穴、鼻の穴」
ライナーがそっと耳打ちする
リーリエ
めっちゃ見てる
ライナーとジュードを多分頭の中では朝から言えないような事をさせたりして想像してますね
そして、それを見つめているリーリエの侍女
彼女もデートには、付いていくでしょうね
リーリエの暴走に対応出来るのは今のところ彼女だけだ
宜しく頼む




