絵の消費時間(語るだけの回)
イラストって消費時間が短いんですよね。小説書くのだって時間がかかるわりに読むのは早いんですけど、イラストはもっと早い。
見て、理解して、感動する。この時間がほぼ一瞬。
三時間かけて書いた小説。読むのに10分。
三時間かけて描いたイラスト。見るのに3秒。
600秒と3秒。
いえいえ、舐めまわすようにじっくり見ることもありますよ! むしろペロペロしちゃいたい時とかね! ただ残念ながら全部がそういうわけではないのです。
しかし、短いけれども非常にキャッチー。情報がコンパクトにまとまって相手に伝わりやすい。瞬間的に訴える力が強い。
もしなろうのランキングに扉絵なんかも見れたら、ここまでタイトルが重視されることもなかったろうなあと思います。小説を読むかどうかの判断材料がタイトルですから、そりゃ説明的にもなりますよね。でも今のインターフェイスはすっきりしていて見やすいです。もしイラスト付きランキングが実装されたとしても、自分で絵を描くにも限界があるし、じゃあ有償でお気にの絵師さまに頼むかってなったら、無料で投稿できるこのサイトにおいて「人目を引くためにかかるお金」っていうのが発生しちゃう。金銭のやりとりはトラブルも生みますから、あんまりハッピーな未来ばっかりじゃなさそうです。それなりに技術を持った人に描いてもらうのも安くはないので。
あら、なんだか脱線したわ。
絵はキャッチー!
小説はゆっくり!
どちらにも良さがあるし、強みがある。絵と文字の両方に足をつっこんで、奥が深くて難しくて、楽しいなあと思う玉三郎でありました。