〜STORY 93 6月5日 七〜
2020年もなんだかんだ残り2ヶ月となりました
今年は新型ウイルスの影響もあってなのかろくな事がありませんでした
それでも乗り切ったのはアニメや漫画があったおかげでございます
頑張ろうっと……
「んむぅ~!!?(だ、だめだ……頭がピ、ピリピリしてきて……)」
優希の意識は徐々にそして確実におかしくなっていた
優希も最初は紫織を突き放そうとしたのだがキスが長くなるにつれ突き放そうとする腕に上手く力が入らなくなってしまい、いつの間にか突き放そうとしていた腕は紫織の背中に回り抱きしめている形になっていた
側から見たら自分から紫織を求めているかの様だった
「チュム…ハムハム……チュルチュル(ムフフ、優希くんったら少しキスしただけでコロッと甘えん坊になっちゃって♡本当可愛いんだから♡)」
紫織も優希の様子を確認し優希が全く抵抗が無いことを確認するとただひたすら本能のままに優希の唇を貪るのだった
「(うふふ♡)チュム…【スッ……】」
「チュム……ハム……んぅ!?(え!?なんで!?なんで紫織さん!!)」
次第に優希が紫織を求める様になってから紫織はわざとキスの加減を緩めると優希は必死に貪る様になった
これが見れただけでも満足な紫織だが紫織はその先が気になってしまい紫織はわざと優希の唇から離れた
「(さ~ってと、優希くんはどんな反応するのかなぁ~?まぁ、私の希望的には求めてくれたら嬉しいんだけど……)」
優希の唇を離し、ジッと優希を見つめる紫織
内心はもっともっとキスをしたいのだが優希がどうしたいのかを見たいが為に自分の足を抓って必死に我慢していた
「…………【グッ…】」
優希もまた自分の唇から離れた紫織の顔を自身の唇を噛みながら見つめていた
本心としては紫織から離れてくれたことが不幸中の幸いで紫織を突き飛ばせばすぐにでも逃げる事が可能だが優希の腕はおろか身体全体が思う様に動くことはなかった
先程まで優希の腕を掴んでいた紫織の手には押さえつけるほどの力は入っていないがまるで力が入らない
「……【スッ】」
紫織はウルウルとした目付きをする優希の表情を見て満足したのか優希の耳元に顔を寄せる
「…………??」
「ふふふ……【ペロッ】」
「ぴゃああ!?」
優希はなんだろうと紫織の方を向くと紫織は優希の右耳の耳たぶをぺろっと一舐めすると優希は突然の出来事にびっくりしたのかかなり高いキーのの悲鳴が出た
「な、なんですか紫織さん!い、いい加減に離れてくださいよ!」
優希は顔を真っ赤にして(元から真っ赤ではあるが)耳を押さえたまま残った左手で紫織の肩をポカポカ叩く
「うふふ、【ぴゃああ!?】だって。優希くんったら意地悪するとすぐに可愛い声あげるんだもん♡ついつい苛めたくなっちゃうんだもん♡」
「…………もぅ……」
優希のせめてもの反撃を意に返さず紫織は優希の反応をけらけらと笑いながら楽しんでいた
優希も呆れつつケラケラと笑っている紫織が不覚にも可愛いと思ってしまった
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では次回もお楽しみに!!