〜STORY 91 6月5日 伍〜
そろそろ引っ越しをしようかなと思って来ました
今の部屋も別に嫌いではないんですけどね……
流石に漫画が溢れ出して来たのでやっぱり考えてあげないといけないですよね
僕の人生は漫画やゲーム機器が最優先ですから!
「はぁ…そんなくだらないことが原因で二人共喧嘩していたのね?」
優希がB棟教室で仮眠を取っている同時刻の2ーAでは学級委員長の滝川友梨が璃玖と晴菜の間に立って喧嘩の仲裁に入っていた
因みに他のクラスメートたちは巻き込まれないように教室の真ん中から廊下側に集まって昼食を摂ったりスマホゲームを楽しんでいた
「くだらないとは心外ですわ委員長さん?私の前で優希様の事を誰よりも理解しているなど戯れ事を述べている人に真実を解いているだけですわ?」
「見てよ委員長?真実をあたかも戯れ事なんて言っている人を僕は相手しているんだよ?誰がどう見ても僕が被害者じゃないかな?」
二人はあははと笑顔のまま顔を近づけると胸ぐらを掴み合い始めた
足元を見てみるとガスガスと脛を蹴り合っている
食堂や別の教室に行っていたクラスメートが教室に戻って来た瞬間ヒィ!という悲鳴と顔を引きつかせていた
そりゃ戻って来た教室から殺意がマシマシだったら悲鳴も上げたくなるという物だ
「はぁ……それがくだらないことって言っているのよ?全く…今にも殴り合いが起きかねないってクラスの子から聞いて心配して来てみればこの様なんて呆れて物も言えないわ」
一向に喧嘩が止まらない璃玖と晴菜に呆れはて友梨は自分の席に戻っていった
そのまま数分が経ち教室の片隅で震えるクラスメートたちがいつになったらこの重圧から解放されるのかと願い続けて来た効果が出たのか二人は急に相手の脛を蹴ることを止めた
「武田君?そう言えば先程から優希様の姿が見受けられませんでしたが貴方は優希様が何処に行ったのか勿論分かりますよね?」
「あはは!眞田さんこそあんなに優希の事を理解しているって言ってたのにまさか優希の居場所が分からないの?そんなのお笑い草だよ」
二人は胸ぐらを掴んだままあははと高笑いをあげた
強がっているが実は二人とも夢中になり過ぎて優希がいつ教室からいなくなったのかが分からなかった
クラスメートに聞くのが一番速いのだがそれだと相手に自分よりも優希を理解していないと自白する事と同意の為、お互い動きようがなくなってしまった為、ずっと笑ったままであった
因みにクラスメート達が安寧を獲得するのは五時限目の開始の予鈴が鳴った30分後だった
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