〜STORY 85 6月4日 壱〜
はい、また遅くなってしまい申し訳ございませんでした
なぜかわかりませんがキャラクター達に殴られる夢を見て少し怖くなってしまいました
除霊行こうかなぁ?
「ごめんなさい!お待たせしました紫織さん」
翌日の昼休みに紫織は優希を屋上に呼び出した
紫織は優希を呼び出した際例の彼女達も付いて来るのではないかと思っていたが映像を確認する限り彼女達は教室で優希の席に集まっていた
「(わぁ…やっぱりあのお嬢様も可愛いなぁ…仁科さんも口はあぁだけど側から見たら結構な美人だし…しかも優希くんの席の後ろに座っている男の子もちゃんと男の子のはずなんだけど私の第六感があの男の子を軽視しちゃいけないと言ってるんだよなぁ)」
紫織は改めて優希の側にいる女の子は皆可愛い子が多いと優希に感心する反面、そんなモテモテな優希に若干苛立ちが芽生えてきたが今は目の前わざわざ来てくれた想い人との会話に集中することにした
「ごめんね優希くん。折角の休み時間に呼び出したりして……迷惑じゃなかった?」
「そんな、全然大丈夫ですよ!それに学校ではあまり話したこともありませんしこう言うのも新鮮で良いじゃないですか!」
「そっか…良かった……優希くんにそう言ってもらえるなら私も勇気を出して誘ってみた甲斐があったよ」
断れるんじゃないかと言う不安もあったが紫織の期待通りの答えを出してくれた優希に紫織は自然と笑みが溢れる
「(やっぱり優しいなぁ優希くんは…だから……やっぱりこの子が欲しいなぁ……)」
紫織の脳内に映る優希との妄想が徐々に黒くなっていき、次第に紫織の脳内は真っ黒に染まって行った
「うむぅ!?ひ、ひおり…さん!?」
「ちゅむ……あむ……んんっ……」
優希は一瞬の出来事に混乱していた
一風の吹いた一瞬のうちに優希の唇は紫織の唇と合わさっていた
頬っぺたや額になら椿や奏音に何度もしてもらったことはあったが唇には今までされたことはなかった
「ぷはぁ!し、紫織さん!?こ、これは…!?」
康太は顔を真っ赤に染めあげ心臓がドクドクとはっきり聞こえていた
しかも相手の紫織も同じように頬を赤く染めあげうっとりとした表情が康太の心臓をさらに高鳴らせた
「ふふ…ふふふふ……これが、これが優希くんとのキス…なのね。凄いわぁ…鼓動が…高鳴るわぁ……」
ハァハァと息が荒くなる紫織の視線はいまだに優希の唇から離れていなかった
紫織は自分の唇をなぞってその指を口に加えた
「ふふ、不思議ね。自分の指で自分の唇をなぞっただけなのに貴方の味がするの。すっごく甘くて……優しい味……」
「し…しおり……さん?」
紫織は震える優希の頬に手を添えて、自分の顔に近づけた
「私は全力で貴方を手に入れるの。例え…貴方を慕う女がたくさん居て全員が美人だったとしても一向に構わない。貴方が私のものになるまで何があっても離してあげないんだからね?」
いつもの優しい表情で頬を真っ赤に染め上げた綺麗な先輩のはずなのに
優希には紫織が大きな闇に包まれてしまったように見えた
まるで……元の世界に戻れなくなってしまった怨念のように
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