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〜STORY 4 4月5日 四〜

今回は優希のお母さんである椿の登場です

私個人的にお母さんは教育ママより息子を溺愛するお母さんの方が好みなので椿もこうなりましたw



ガチャ


「ただいm……」


「ゆ〜くんおかえり〜!!!!!」


家のドアを開けて中に入った瞬間、僕の母親である北条椿ほうじょうつばきはノータイムで僕を抱きしめてきた


椿さんは37歳の歳の割に初見の人からは20代と間違われる程若く見られ、豊満な胸に引き締まったウエストが魅力で観光地や海に行けば必ずナンパされる程だ


「……椿さん。もう慣れたからいいんだけど開けていきなり抱きついてくるのはやめたほうがいいと思うよ?他の人だったりしたら問題になるんじゃない?」


「んふふ。私のゆ〜くんレーダーがゆ〜くんと他の人間を間違えるわけないじゃない〜。」


「……監視カメラでも仕掛けられてるんじゃないかって程の的中率なんだけど?」


「んふふ〜なんでかしらね〜。」


実際椿さんが開けたら抱きついてくるようになった時(恐らく小1)から椿さんが抱きついて来なかったことが一度も無い所か必ず抱きつきに来ている


一度不思議に思って父さんにもしているのかと聞いてみたが『んふふ〜。お父さんにはしたことは一度も無いわよ〜。だって私が抱きしめたいのはゆ〜くんだけなんですもの〜。』と言っていた

確かに妹の奏音かのんにしているとこは見た事ないからやっぱり僕だけらしい


「んふふ〜。ゆ〜くんはふわふわでいい匂いね〜。いつまでも抱きしめていたいわ〜。」


僕の顔を豊満な胸に包みながら頭に頬ずりしている椿さん

振りほどこうにも背中に回った手は逃がさないとばかりに掴んでいる為まったく動けないので力尽くはかなり昔に諦めていた


椿さんなんか嫌いだ!!と言えば離れてくれるかもしれないがそれは僕自身とても嫌な気分になってしまうし何より僕は椿さんが大好きな為、嘘でも嫌いとは言いたくない

その為僕はいつも彼女の助けを待つばかりだった


「ね、ねぇ椿さん。か、奏音は?」


「……私という女がいるのに他の女の話をするの?」


「僕の妹で椿さんの娘でしょ!?家族じゃないか!!あと僕は椿さんの息子だから彼女っぽく言わないで!!」


以前も買い物している時椿さんに抱きつかれながらしていた為周りの人から『そういう家庭なんだ‥』とか『え?不倫?ご主人もお気の毒にねぇ』と囁かれながら白い目で見られていたのは記憶に新しい


椿さんは他人に興味がない為気にしてないどころか気づいていなかった上に『ゆ〜くんと恋人に見られたのね!?嬉しい!!』とまた抱きつかれたのだった


「ゆ〜くん?いつも言っているけど他の女はゆ〜くんにいやらしいことをする事しか考えていないんだから他の女を見ちゃダメよ?見るなら私のおっぱいを見るのよ??」


「他の女性への偏見が過ぎるよ!!それといつも僕が女の人のおっぱいを見ているみたいに言わないで!!」


さも女性全員が痴女のようにいうけど椿さんには言われたくはないなぁ


「あらっ、隣の子はいつもゆ〜ちゃんを誘惑しているわよ?」


「………っ!!」


先程飛香に抱きついたのを思い出し優希は頬を染める

すると優希の紅潮した顔を見た椿は青ざめた


「な、なに?ゆ〜ちゃんあの女に何かされたの!?もしかしてセクハラされたんじゃないでしょうね!?」


「ち、ちがうよ!べ、別に飛香に何かされたわけじゃないから!!」


「(やっぱりあの小娘……私の可愛い可愛いゆ〜ちゃんを誑かして!!!)」


椿さんの抱きしめる力が更に強くなった

罰ゲームとはいえ自分から飛香に抱きついたなんて言ってしまった日には1日は椿さんに監禁されかねないからなぁ(過去に飛香とキスした時に体験済み)


「つ、椿……さん?」


「………………【プイッ】」


母さんは膨れっ面のままプイッとそっぽを向いた

拗ねた母さんはとにかく長いから勉強しようとしても離れてくれないし最悪寝る時まで付いてくる


「(あんまり【あれ】は使いたくないんだけどなぁ……。」


【あれ】を使用すると離れてくれる可能性もあるがずっと抱きついてくる可能性もあるので一種の賭けになってしまう

でも一直線ジェットコースターよりはマシかもなぁ……


「……椿さん。」


「………………【プイッ】」


話しかけても椿さんは膨れっ面のままプイッとそっぽを向く

それでも全く僕を離そうとはしないから起こっているというわけじゃないのが分かる


「……ごめんね椿さん。いつも心配してくれて」


「………………っ!!」


少しばかりだが反応があった……イケるかもしれない!!


「でも僕は必ず椿さんの所に帰ってくるから……甘えさせてよ。」


「………………」


チラッと椿さんを見てみると顔は髪に隠れていて見えない(大半は胸で覆われている為見える範囲が狭過ぎる)

柔らかい感触に意識を持っていかれる寸前なので合ってるかは分からないが少しプルプルと震えていた


「あの……つb……」


「もうゆ〜くん大好き〜!!!!!」


言い終わる前に椿さんは僕をそのまま押し倒してきた

顔は完全に胸に覆われ頭の先を頬ずりするようにすり寄せてくる


「ゆ〜くんにはず〜〜〜〜〜〜〜っと私が付いているからね!!一生私がゆ〜くんのお世話をしてあげるからず〜〜〜っと甘えてていいからね!!!」


「も、もががが〜!!【わ、わかったから離して〜!!!】」


「え!?椿愛してるって!?もぉぉぉ〜!愛してるわよあ・な・た♡」


「もがががが〜!!!【そんなこと言ってないから〜!!!」


〜数分後〜

結局椿さんが満足して離してくれるのに12分掛かった

その間実に8回は意識を失いかけたが……何故かいい気分なのは椿さんには内緒だ


「はぁ、はぁ。や、やっと解放してくれた。」


部屋のベットに横になるが先程のことを思いだして全然休まらない

飛香が来るまでに少しは休んでおきたいのになぁ


ガラガラ  ガチャ

すると部屋の窓ガラスとドアがほぼ同時に開いた


「ゆ〜ちゃん!!あっそびにきったよ♪」


「ゆ〜ちゃん!!ゆ〜ちゃんの大好きなチーズケーキよ〜♪」


そしてお互いの存在を確認して


「あらっ、おば様こんにちは!ゆ〜ちゃんお借りしますね!……ず〜っと♪」


「あらあら、こんにちは飛香ちゃん。でも玄関からじゃなく窓から入ってくるのは少しお行儀が良くないんじゃないかしら?」


ゴングが鳴った気がしたのは気のせいだと……思いたいなぁ

最近は漫画やラノベを買うことが増えて本棚が足りなくなってきました

気づけば全部合わせて500冊を超えていました

そりゃクレジットの金額も10万超えますよねw

次回の内容は未定です 喜んでもらえるように頑張ります!!  次回もゆっくり見ていってね〜

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