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〜STORY 2 4月5日 弍〜

コメントもらって舞い上がってます

単純です

コメント貰えると意欲が増して頻度が上がるかもです


優希の後方に立っていた晴菜さんはそのまま空き教室へと入ってきた


「やぁ、誰かと思えば学年1の才女として有名な眞田さんじゃないか。こんな所で会うなんて偶然だけど、もしかして僕たちに何か用でもあるかな?」


「…こんにちは。確かあなたは………ごめんなさいどちら様でしょうか?」


クラスメートの事を全く覚えられないのは去年もそうだったのだが僕のことは最初から覚えていたのは不思議だったしその後いきなり【優希様あるじさま】と言われたことのが衝撃的だった


「晴菜さん。こいつは僕の幼馴染の【武田璃玖】。僕や晴菜さんと同じクラスだよ。」


「まぁ!優希様あるじさまの幼馴染みの方なのですね。初めまして、わたくしは【眞田晴菜】と申します。優希様あるじさまにはとてもお世話になっておりますわ。以後お見知り置きの程、よろしくお願いいたしますわ。」


璃玖のことを説明すると晴菜さんはニコッと微笑み、深々とお辞儀をして挨拶をする 


「それで、そちらの貴女はいつまで優希様あるじさまの腕に抱きついているのですか?優希様あるじさまが嫌がっているのが分からないのですか?優希様あるじさまがお辛そうにしているのが分からないのですか?優希様あるじさまが可哀想ですから速やかにお離しになっていただけませんか?」


僕の腕に抱きついたままの飛香を剥がそうと反対側から抱きついて引っ張ってくる


「あらっ?ゆ〜ちゃんは豊満な胸に抱きつかれるのが大好きなのよ?私はゆ〜ちゃんが好きな事を実行しているに過ぎないわ。まぁ…眞田さんの胸ではゆ〜ちゃんは満足しないと思うけど〜?」


飛香は自分の胸(Dカップと本人が言ってきた)を自慢するかの様に僕の腕に押し付けてきた 決して柔らかいなとは思ってないから!!


「あ、あのね飛香。別に僕はむ、胸が好きだなんて一言も……」


「…ゆ〜ちゃんの引き出し中の2段目の奥に入っている参考書は全部巨乳特集だったよね?」


「なんで知ってるの!?というかもうバレたの!!?」


以前はタンスの中に入れていたが飛香にあっさりバレており、内容が内容だったので

飛香に2時間程問い詰められた

隠す場所を変更してからは音沙汰なかったからバレてないと思っていたのになぁ


(…まぁ、全部幼馴染み巨乳ものに変えてるのは私なんだけどね。)


「更にはベットの中と問題集のカバーをつけたものや押入れの中にもあるよね。しかもその内の何冊かは幼馴染みモノだったのをよく覚えているよ。」


「だからなんで璃玖も知ってるの!?あとわざわざ内容まで言わなくてもいいじゃないか!!」


(まぁ僕は優希の空気に満ちた部屋に入れるだけで幸せだけどね)


(へぇ…やっぱりあいつも気づいていたんだ。カメラで見たから知っているけど)


幼馴染みコンビが僕の参考書(あくまで参考書だから!)の位置を全て暴露してきた

クラスメートに自分の性壁をを暴露されるのって凄い恥ずかしい!!


「……優希様あるじさま


晴菜さんが僕をまっすぐ見つめてくる その目は何処と無く鋭い様に思えた


「あ、あのね?ぼ、僕は別に…あの…その……」


必死に言い訳を考え様としても何も浮かばない うぅ…嫌われちゃうかな……

自業自得だけどクラスメートに嫌われるのはいい気分じゃないし


優希様あるじさま。スレンダーの体型の女性の方がとても魅力的ですわよ? 豊満な胸も時が経てば垂れてだらしなくなるだけの脂肪の塊ですわ。その点私わたくしの美乳は生涯美しいまま優希様あるじさまを満足させてみせますわ。」


スッと僕の側に来て僕の頬に手を添え、僕の手を晴菜さんの胸に当ててきた 女の子特有の柔らかさと香水のいい匂いが鼻を擽り、僕は頬を染めてしまう


「ちょっとゆ〜ちゃん!!なにその女に興奮してるの!!興奮するなら私にしてよ!!それと誰の胸が垂れてるですって!?勝手なこと言わないでくれる!!?」


「あらっ?わたくしはあくまで事実を述べたまでですわ。もしかして既に垂れていたりするんですの?なんて悲しい現実なのでしょう。同情は……いたしませんが。」


「ふん!見たこともないくせに勝手なこと言わないでくれる?私の胸はゆ〜ちゃんを喜ばせる為に丹精を込めて育てた美巨乳なのよ?それもゆ〜ちゃんに直接触ってもらったから効果絶大なの。貧相なあんたの胸では手遅れでしょうけど!!」


両脇の美少女達は討論し合う度に抱きつく力を強めていく

二人とも可愛いし何より女の子特有の柔らかさもあり僕の腕達が悲鳴を上げている(それを歓喜とも言うのかもしれない)


「どうでもいいけどそろそろ優希を離してあげてくれないかな?優希が辛そうにしているがわからないかな?」


後ろから璃玖が二人から僕を引き剥がしてきた


わたくしは常に優希様あるじさまの側にいたいのですわ。邪魔しないでいただけます?」


「優希のそばにいつもいるのは親友である僕の役目だよ?そっちこそ僕の邪魔をしないでほしいね」


「ゆ〜ちゃんの側にいるのは幼馴染の私の役目なのよ!!ポッと出のあんた達は引っ込んでなさい!!」


「あの………お昼……は?」


普段は物静かな3人だが顔を合わせるとすぐに喧嘩になってしまう

結局学校から出たのはそれから1時間も掛かってしまった



【奏苑通り】

六条学園から徒歩10分で着く商店街の名称で六条学園創設以来発展していき筆記用具からスポーツ用品など大抵の物が【奏苑通り】で揃う為、学園生徒御用達の商店街である


当然飲食店や喫茶店もあるのでテスト期間は生徒の勉強スペースとなる(当然店側も承諾済み)


「全く、君達が変に絡んでくるから1時を回っているじゃないか。優希が可哀想だとは思わないの?」


「まるで関係者じゃないみたいに言っているけどお前も当事者だからね?」


むしろ璃玖が変に絡んでいる事が多かった気がする

結局あれから3人共収まらずに【奏苑通り】まで来てしまった


「ふふっ、さぁ。お昼は何がご所望ですか?わたくしがご案内させて頂きますわ」


「ほらっ!ゆ〜ちゃんの好きなハンバーグ店があるよ!!入ろ入ろ!」


当然両脇には晴菜さんと飛香が学校からずっとくっついている

晴菜さんは右側から控えめに抱きつきながら、飛香は思いっきり抱きしめながら僕を引っ張っている


もちろん離れて欲しいと頼んでみたが当然断られ、晴菜さんには「優希様あるじさまの側から離れるくらいなら死にますわ。」と泣きそうな顔で言われてしまい、飛香に関しては耳を舐められて怯んでしまい結局押し切られてしまった


「う〜ん、ハンバーグもいいけどたまには別なのも食べてみたいかもなぁ。」


「それでしたら【トラットリア・ナスタ】はいかがでしょう?あのお店のカルツォーネとても美味しいんですの!」


「あっ、いいかも!それに晴菜さんが絶賛するなら相当期待できるしね!そこにしよっか!!」


「あぁ…優希様あるじさまわたくしにお褒めのお言葉を…感無量ですわ!」


目を潤ませる晴菜さん そんなに嬉しかったのかな?


「僕はいいよ。久々にカルボナーラとか食べたいしね。」


後ろにいる璃玖が笑顔で答えてくる 


「まぁ…ゆ〜ちゃんがいいなら…」


横にいる飛香は渋りながらも賛同してきた


因みに璃玖は僕の後ろにいるがその距離がすごい近い

よく総理大臣や大統領が連れているボディーガードを見ると近い距離に控えているが璃玖はそれ以上近いのは璃玖が越して来た時からずっとこの距離なので慣れてしまった


「あらっ、別に仁科さんはお帰りになっても構いませんわよ?わたくし優希様あるじさまさえ居てくれれば問題ありませんから。」


「あんたとゆ〜ちゃんを二人きりにするわけないでしょ!!」


両脇で何度目かの喧嘩が始まった

自分が関わらないのに間近で喧嘩に巻き込まれる人はそうそう居ないはずだ

と言うか両脇で喧嘩しないで欲しいんだけどなぁ……


「‥…………………」


「‥…………………」


「……なんで璃玖は僕のお尻を揉んでいるのかなぁ?」


ずっとではないが2、3分の頻度で揉んでくるのは普通に怖い

しかも揉み方がしっかり揉んでくる時もあるが撫でるように触る時もある


「だって優希のお尻は揉み心地がいいんだもん。」


「頬を染めて言ってもダメだからね!!公衆の面前で男同士如何わしい事してると変な目にあうんだから!!」


そもそも僕は何もしてないから変な目で見られるのもおかしいのだけど

なぜか僕が変人のように見られるんだよなぁ‥………はぁ。



〜【トラットリア・ナスタ】〜


晴菜さんに案内して入った【トラットリア・ナスタ】は想像してた高級感はまるで無く

寧ろ日本の普通の料亭に近い感じがした

晴菜さん曰く【トラットリア】とはイタリアの大衆料理店という意味らしく、手頃の価格で美味しい料理が食べれることで人気らしい


因みに席は喧嘩になりかけたのでジャンケンを行い、結果僕の横に晴菜さん 目の前に璃玖 璃玖の横に飛香となった


「優希は何食べるの?せっかくだしシェアしようよ」


「ん〜。晴菜さんがオススメしてるカルツォーネ食べてみようかな。他にオススメはあるの?」


パスタも美味しそうだけどこのアクアパッツァっていうのも美味しそう

メニューには一品一品写真が付いているので聞いたことなくても写真で判断ができるからありがたい  母さん喜びそうだから連れてこよう


「それでしたらわたくしはいかがでしy‥…」


「あんたは少しは慎みを持ちなさいよ!!ゆ〜ちゃんが困ってるじゃない!」


「あらっ、優希様あるじさまわたくしを求めているのははたから見ても明確ですわ。さぁ優希様あるじさま!!召し上がれですわ!!」


「さぁ!じゃないから店内のお客さんに迷惑になっちゃうからやめて!!」


学校ならまだしも知らない人たちに白い目で見られるのは本当に嫌だ

だからって学校内で見られるのも嫌なんだけどね


「そうだよ眞田さん。そういうのは優希と二人きりの時にする方が効果的だよ。」


「なるほど。参考になりますわ。」


「参考にしないで!!」


結局お昼ご飯を食べても何も味がしなかった



次回でデート編は終了です

そしたら次は新キャラ登場ですかね?

因みに璃玖は男の子ですけど可愛いです!

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― 新着の感想 ―
[一言] 男の子なのか!男装女子が良かった… 最近読み始めました!面白いですー!
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