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〜STORY 27 4月13日 弐 〜

「それではこれより今学期初の委員会を始めます」

4F図書準備室にて3年の委員長の吉田先輩の司会のもと委員会が始まった

準備室には2、3学年のクラスから2人ずつ集まった24人が集まった

席順は委員長、副委員長以外は決まっていない為、優希の横には晴菜と飛香が陣取っていた


「あの〜……飛香さ〜ん?」


「………………【ツーン】」


飛香は先程の出来事から今現在までずっと話しかけてもそっぽを向いたり無視したりと全く相手をしてくれないがそんな状態でも優希の横を離れることは一切せずずっと優希の手を握っている(優希が握った手を離そうとするとさらに力を加え全く離してくれない)


「仁科さん?優希様(あるじさま)が話しかけていると言うのに無視されるのは幾ら何でも失礼ではないですか?そんなに話しかけられたくないのなら優希様から離れたらいかがですか?」


「あんたには関係ないでしょ?私はゆ〜ちゃんの幼馴染で側にいるのは当然なの。だからゆ〜ちゃんの側を離れること事態ありえないの。というかあなたが私のゆ〜ちゃんから離れてくれないかしら?拘束されてゆ〜ちゃんが可哀想じゃない」


「私の?いつ優希様(あるじさま)が貴女のものになったのでしょうか?勝手なことを仰らないでください。それに優希様(あるじさま)のことを心配されるなら貴女が優希様(あるじさま)から離れてはいかが?」


「同じようなことを何度も何度も繰り返さないでもらえるかしら?お嬢様だかなんだか知らないけれど頭の方は平民以下ね」


「……二人共、委員会始っているから静かにしようよ。」


「「ゆ〜ちゃん(優希様(あるじさま))は黙ってて(ください)!!」」


笑顔のまま声の声量を極限まで落として口喧嘩を続ける二人に挟まれ居心地悪くしていた優希が意を決して静止しようとするも却下されてしまった

同時に反応するのは仲が良いのか悪いのか分からない


「では挨拶も終わったことなのでまず最初は担当する当番の班を決めたいと思います。人数は……そうね。丁度24人いるみたいなので6人ずつの4班にしましょうか。ではまず同学年で3人ずつに分かれて決まったらボードに名前を書いてください」


ガタッ…タッタッタ…カキカキカキ


委員長のの指示が終わると晴菜と飛香はすぐさま立ち上がり班の欄に自分たちの名前を書き出した


「ちょっと仁科さん?なぜ優希様(あるじさま)の横にご自身の名前を書かれていらっしゃるのですか?こういうのは同じクラスの者から書くほうが他の方達にも理解しやすいですよ?」


「何おかしな事言っているのかしら眞田さん?たかだか名前を記入するだけのことなのにそんな細かく気にしていたら話は一向に進みませんよ?時間は無限ではないのですからもっと有効に使いましょうよ【ニコッ】」


先生や先輩の前だから口調は丁寧ではあるが二人とも目が笑っていなかった

担当の女性教師である山中先生(37歳バツ1)が止めに入るも二人の迫力に根負けしてしまったのか尻尾巻いて教室の隅に逃げてしまった


委員長の吉田も気づいてはいるがくだらないことに一々気にしないようにしていたため全く止めようとしないなか、お前が止めろという視線が優希の背中に突き刺さる

どうすれば円満に解決できるか模索し、これならいけるんじゃないかと閃いたのか優希は二人の元に赴く


「何ゆ〜ちゃん。まさかとは思うけどこの女の味方なんかしないわよね?」


「お騒がせしてしまい申しわけございません優希様(あるじさま)。しかしこればかりはお譲りするわけには参りませんの」


そんな二人に目もくれず優希はボードの前に立ち3人の名前を消した


「「???」」


首を傾げ理解できない二人を他所に、優希は再びボードに名前を書き始めた

順番としては晴菜、優希、飛香となった


「これなら晴菜さんの意見も汲み取れるし、飛香の意見通り細かいことは気にしないことにするよ。」


「「は、はい……」」


無事に班決めが終了し、優希は山中先生に裏で感謝の言葉を受けたのだった

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