~STORY 251 8月27日 ②~
お手にとって頂き誠にありがとうございます!
このキャラクターのこんなお話が見たいなどご要望がありましたら感想でお待ちしております!
それではどうぞお楽しみください!!
「奏音さん?優希様とご一緒出来ないのは悲しいと思いますがそれで優希様に迷惑かけては本末転倒ですわ?」
「そうだよ奏音ちゃん。それに奏音ちゃんが迷惑かけて優希君がここに居づらくなっちゃったらどうするの?少しは考えてあげないと…」
「そうね〜。おば様の言う通りにした方がいいと思うわよ。これ以上ゆ〜ちゃんの迷惑になってゆ〜ちゃんがここを辞める羽目にならないよう奏音ちゃんはやめておいた方が良いんじゃない?」
「あうぅぅ〜!!」
優希がお客さんに謝罪しに行ってしまい離れたことで若干不機嫌になりつつある晴菜達3人による避難に奏音もいい返しが思い浮かばない
晴菜と飛香的には優希とバイトしている時に奏音に邪魔されるのが嫌と言うこともあるし葵に関しては椿と一緒で一緒にバイトが出来ないから奏音にさせたくないというのだ
「まぁ…奏音ちゃんがバイト出来ないのはともかくとして今回皆様にお集まりしていただいたのは優希様についてですの」
おかわりのコーヒーを一口口に含むと晴菜は四人に本題に入ろうとする
「くっそ!絶対弱み握ってお兄ちゃんとバイトしてイチャイチャしてやる。それで?お兄ちゃんがどうかしたのよ?お兄ちゃんを襲うなって言うならお断りよ?」
「そうね。優希君と出来なくなるのなんて絶対に嫌だもの。そう言うならお断りさせていただくわ?」
奏音と葵は晴菜の話を聞く前から反対する
大方「私は優希様と愛し合う関係になりましたの。ですから貴方方には優希様に手を出さないでくれます?」くるものだと思っていた
「そうではありませんの。私達は既に同じ殿方を想い、愛し合える関係になったわけですわ。いわば私達は優希様の女わけです。そんな関係になった私達が優希様を争うなんて不毛だとは思いません?」
しかし晴菜はそのまま続けて自分達は争うべきではないと主張する
「そうね〜。私達が争って一番悲しむのはゆうちゃんだものね。」
「はい。ですから私達で協定を結びませんこと?優希様を愛し、優希様をお支えする協定を…。如何です?」
「私は賛成よ。優希君をこれからも愛し愛され続けれるのならこれ以上何も望まないわ。喜んでその協定を承諾するわ」
「あたしも賛成。まぁこのお嬢様と手を組むのは癪だけどあくまで目的はゆ〜ちゃんだからね。まぁあんたが不穏な動きしたら即座に協定なんて抜ければいいしね」
「私も賛成よ〜?まぁそんな協定結ばなくてもゆうちゃんは私のものだけど変な虫がくっつかないようにしないといけないからね〜」
晴菜の協定案に葵、飛香、椿は即座に賛成する
三人とも優希を独占したいと言う野望はもちろん持っているが三人が最も恐れているのは優希との関係がなくなってしまうことだ
独占したい気持ちから仮に優希を閉じ込めて監禁してしまう
万が一優希がそこから脱出したら果たして優希はその女性を前と同じように受け入れるだろうか?
答えは“否である”
そうなってしまえばその女性は二度と優希に愛してもらえないし近づくこともできないだろう
だから三人はこの協定に賛同したのだ
「「「まぁ、好きあらば誘惑して私だけ愛してもらえるようになればいいだけだしね」」」
野心は奥底に控えていればいい 今はまだ……
「御三方後承認頂きありがとうございますわ。それで…奏音さんはいかがされますの?もし不満がありましたらこの協定に賛同されなくても構いませんわ?」
意外と好印象の協定にホクホク顔の晴菜は奏音に目を向ける
晴菜の予想ではきっと奏音はこの協定を拒否する
そうなったら奏音は対象外にしてこの3人を相手にすればいいと考えていたが
「……いい。協定に入る」
晴菜の予想とは裏腹に奏音はあっさり承諾したのだった
「あら〜意外だわぁ。奏音ちゃんのことだからまたヒステリック起こして激怒するかと思ったわ〜?」
椿も奏音は拒否するだろうと思っていたらしくニコニコとしながら驚いたのだった
「あたしも!奏音ちゃんってそういうの拒否しそうだもんね!」
飛香も奏音は拒否するだろうと思っていたようだが他の皆は飛香こそ反対するだろうと思っていてそこに驚いた
「協定なんてどうでもいいの。奏音は…奏音はお兄ちゃんと離れ離れになるのが嫌なの。お兄ちゃんのそばにずっとずっと一緒にいたい。だから入る」
奏音の想いはただ一つ
大好きなお兄ちゃんともっと一緒にいたい
ただそれだけだった
読んでいただき誠にありがとうございました!
是非!高評価、ブックマークよろしくお願いします!!
作品執筆力向上に繋がりますので作品への感想もお待ちしております!
あと、Twitterで色々呟いていますので是非フォローしてください!
では次回もお楽しみに!!




