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~STORY 234 8月20日 ⑳~ 

晴菜と優希は露天風呂内でお互いの姿を凝視し続けた


そして二人は一生に一度の体験をするのだった…

「…………【ジッ】」


「…………【ジッ】」


露天風呂内で全裸で立ち尽くした優希と晴菜は悲鳴を一切出さないままただお互いの身体を眺め続けた


「あ、あはははは……なんかごめんね晴菜さん。僕なんかが晴菜さんの身体をガン見しちゃって…」


そう言う優希だが晴菜の身体を見続けるのをやめはしなかった


「い、いえ…こちらこそ優希様(あるじさま)のお身体をジロジロ見てしまってますしこれは仕方ありませんわ?それに先程も申し上げました通り、(わたくし)優希様(あるじさま)にならいくらでも見られても構いませんから…」


晴菜も晴菜で優希の身体を凝視し続けた

お互い裸体は見たことはあってもこれほど至近距離で見たのは初めてだからか見るのを決してやめない

脳のフォルダに焼き付けているのだろう


しかし晴菜の姿を凝視し続けた結果、次第に優希は興奮して来たのか秘部が徐々に盛り上がり始めた


「【ジッ…】あっ!……こ、これは流石に引く…かな?ははは…」


「そんなことはありませんわ。寧ろ(わたくし)に欲情してくれているという合図だと受け取ってます。大変光栄ですわ」


優希は頭を掻きながら秘部の盛り上がりを隠そうとするが晴菜は首を振って寧ろ感謝を述べた

優希に自分の身体を見てもらっている上に興奮までしてもらったからだろう


「僕ってあんまり経験が少ないから女性が興奮しているサインがあんまり分からないんだよね…。教えてもらってもいいかな?」


「そうですわね…。一番はやはり息遣いだったり表情が明らかと言うものだと思いますが後はこちらでしょうか?」


晴菜は優希に密着しながら優希の手を自分の秘部に当てて触らせた

そこは湯船に浸かったわけでもないのに水分で濡れていたのだった

シャワーで濡らしてはいたがそこはタオルで拭き取っていたからこうまで濡れていることはない


「んっ…!いかがです優希様(あるじさま)わ、私(わたくし)が今どれだけ…はぅ///あ、優希様(あるじさま)に欲情しているかが……」


晴菜の興奮が優希にも伝わってきて優希の秘部の盛り上がりが止まらない


「こ、これは…すごいね……。そ、その……あの……」


「ふふ、飛香さんや葵先輩もこんな風になられていましたか?」


「ご、ごめんね晴菜さん…。女性の前で他の女性の話なんて無粋だったよね……。」


晴菜から他の女性陣の名前が出てきて流石の優希も興奮が少しばかりだが冷めていく


「そうですわね…。あまり優希様(あるじさま)にこう言うことを仰るのは失礼ですし言うのを拒んでしまいますがあえて言わせていただきますととても嫌ですわね…」


「や、やっぱりそうだよね〜。」


「ふふ、優希様(あるじさま)?恋する乙女というのは好いた殿方に自分だけを見て欲しい。自分以外の女性を見て欲しくない。自分以外の女性の視界に入らないでほしい。そう思っているんですのよ?」


晴菜は優希の唇に人差し指を当てながら恋する乙女の心情を話す

微笑む姿は可愛らしくもどこか影を感じさせた


「それじゃあ…やっぱり僕みたいな奴はクソ野郎だってことだよね…恋する乙女の敵だもんなぁ…」


「でも…優希様(あるじさま)にあの方達を忘れることなんて出来ますの?」


「出来ないよ。皆僕みたいな最低なクズ野郎のことを好きになってくれたんだし僕も彼女たちのことが大好きなんだもん。忘れるなんて…僕の方から出来る訳ないしする気もないよ」


晴菜の問いに優希は晴菜の瞳を真っ直ぐに見つめながら正直な気持ちを伝えた

今ここで嘘をついても晴菜には絶対分かる

自分がどうなろうと正直に話すのがベストだと判断したのだった


「そうですわね…。それは(わたくし)も同じですわ。好いてしまった殿方がいくらヤリ◯ン野郎だったとしても…ですわ」


「いいの…晴菜さん?今ここで引っ叩いて僕を拒絶したって…んムゥ【チュ】」


自分を否定してほしいかの発言を晴菜は自らの唇で遮って止めた


「【チュ…】(わたくし)眞田晴菜は北条優希様を心から愛していますわ。たとえあなたが幾多の女性と関係を結んだとしても(わたくし)優希様(あるじさま)への愛は永遠に変わりませんの。優希様(あるじさま)が側におりませんと(わたくし)はもう生きていけませんわ。そんな優希様(あるじさま)を引っ叩いて拒絶なんて到底出来ませんわ」


「晴菜さん……ごめん。僕が悪かったよ……。」


「……お許し致しますのでどうか一つだけ(わたくし)の願いを叶いてはくれませんか優希様(あるじさま)?」


「……僕に出来ることだったらなんだってするよ……」


「でしたら……【チュ】……(わたくし)を一生抱きしめてください。身も心も」


「そんなこと…当たり前じゃないか……【ギュウ!】」


「愛してるよ晴菜さん。大好きだ。」


「あぁ、(わたくし)もお慕いしております優希様(あるじさま)。大好きですわ」


真っ暗なリビングで礼は露天風呂に仕掛けた盗聴器で二人の話を聞いていた

礼の表情はリビングが闇に包まれてしまっているため分からないが、頬に一筋の涙が伝ったのだけはわかった

読んでいただき誠にありがとうございました!


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