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~STORY 221 8月20日 ⑦~ 

乃木坂46の“サヨナラの意味”が本当に大好きです

御三家として人気だった橋本奈々未さん(ななみん)の卒業ソングでリリースされた日から毎日聴くほどこの曲が大好きです

この話も“サヨナラの意味”を聴きながら執筆しました

やっぱり名曲はいつ聴いてもいいもんですな

「ほ、本当ですの?優希様(あるじさま)…」


信じられないとばかりに疑う晴菜

確かに今日は朝食後に歯磨きを入念に3回も行いマウスウォッシュも歯の感覚がなくなるくらい行い万全に済ませたがそれでも不安もあった


「だって僕達そんな話してなかったし…その…礼さんの悪ふざけかと…【スッ】」


優希は礼を指差しながら言い晴菜は礼の方を向くと礼は某チキチキレースに登場する犬の如く笑っていたのだった

表情から笑い方まで何もかもがそっくりというか似過ぎであった


「(あの笑い方を現実で見るとは思わなかったなぁ…。しかもその人が晴菜さん家の使用人の礼さんだもんなぁ…)」


「また貴方は(わたくし)をバカにして!!しかも優希様(あるじさま)にまで恥を晒してしまったではないですか!!どうしてくれるんですか!!」


晴菜は瞬間移動並みの速さで礼に詰め寄ると胸ぐらを掴みガシガシと振り回しながら礼の無礼を叱責する


「は〜!!お腹が捩れるくらい笑わせて貰いましたよお嬢様。日頃のストレスがどこかへ吹っ飛んでいきましたよ〜」


礼は怒られたことも全く気にせず腹を抱えながら笑っていた

長年の付き合いでできる物ではない

恐らくだが、これが礼の本性なのだろう


「今!この場所で!!優希様(あるじさま)の前で!!!することないじゃないですか!!終いには泣きますよこの野郎!!!」


「あはははは!お嬢様ってば号泣じゃないですか〜!!ウケる〜」


「何笑ってるんですか!!」


本当にスッキリしたのか礼の表情は今朝会った時から比べると格段に晴れやかになって逆に比例して晴菜の表情は今朝から比べるとドンドン曇っていった


「はぁ〜!笑った笑った!あっ、お嬢様〜?ちょ〜っとばかり優希様と話して来ますね〜」


「ちょ!待ちなさい礼さん!!また優希様(あるじさま)に無いことを言いふらすんですね!!」


そう笑いながら礼は優希を自家用ジェットの影まで連れていった


「ちょ、礼さん!あまりからかいすぎると晴菜さんが可哀想ですよ?」


礼に連行された優希はヒソヒソと晴菜に聞こえない声量で話す

すると礼はにや〜っとまた企んでいるような顔つきになった


「それもそうですね〜。ではお嬢様のご機嫌取りは私ではなく優希様にお願いしましょうかね?」


「ぼ、僕ですか?でもご機嫌取りなんて何すれば……?」


「簡単ですよ〜【ヒソヒソヒソ】」


礼は優希に耳打ちして晴菜のご機嫌を取る為の方法を教えたのだった


「えぇ!?そんなこと本当にするんですか!?」


「勿論ですよ〜!お嬢様ならきっと喜んでくれますからね〜。分かってくれましたらちゃっちゃと済ませて来てくださいね〜」


礼はそう言って優希を晴菜のそばまで押していった


「はぁ…もう今日は旅行する気分ではなくなってしまいましたわ…。折角の優希様(あるじさま)との旅行ですのにこんな気分では優希様(あるじさま)を歓迎することなどできませんわ…」


「あ、あのね…晴菜さん……(ほ、本当にこれで晴菜さんの機嫌が良くなるのかなぁ…。逆効果にならないかすっごい心配なんだけど…)」


「あっ、優希様(あるじさま)…。今度は何ですの?(わたくし)の顔に信じられないくらいニキビができていると言うのですか?それとも(わたくし)の頭に鳥さんのフンでも付いているのでしょうか?」


ガッツリと落ち込む晴菜に優希は恐る恐る話しかける

朝から嫌がらせかというくらい礼から虐められて晴菜の精神はボロボロになっていた


「(えぇい!!ままよ!!)【ガシッ】」


優希は覚悟を決めて晴菜の肩を抑え、晴菜の唇にキスをした

勢いよくキスして歯にぶつけてしまいそうになったが優希の今までのキスの経験がその事態を防いでくれたのだった


「…………!!?」


今度はどんな悪ふざけが舞い降り込んでくるのかと身構えていた晴菜は唐突な優希のキスに目を丸くした


「【スッ】れ、礼さんのことなんか気にしないで!は、晴菜さんは…ぼ、僕だけを見ていてよ!!k、きっと僕が晴菜さんを楽しませてみせるからさ!!」


優希は顔を真っ赤にして先程礼に教わった“セリフ”を大声で言った

突然な告白にその場にいた空港職員達からは歓声が上がった


「あ、優希様(あるじさま)…その……ありがとうござい…ますわ///わ、(わたくし)…す、すっごい嬉しいです!【パアァ】」


しかし効果は覿面で晴菜の表情は曇り空から差し込む日差しの如く晴れたのだった


「では参りましょう優希様(あるじさま)!!優希様(あるじさま)の意のままに!(わたくし)優希様(あるじさま)のみを見ますので!!」


「そ、そっか!楽しもうね晴菜さん!」


「はい!!」


そう言って晴菜は飛行機に元気よく搭乗した

優希は元気になった晴菜の背中を優しく見つめながら飛行機に乗ったのだった

読んでいただき誠にありがとうございました!


是非!高評価、ブックマークにいいねもよろしくお願いします!!


作品執筆力向上に繋がりますので作品への感想もお待ちしております!(感想は必ず返信させて頂きます!)


あと、Twitterで色々呟いていますので是非フォローしてください!


では次回もお楽しみに!!


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