~STORY 203 8月10日 ⑥~
「(はぁ…幸せ……だったなぁ…♡今度からはゆうくんの前で少し疲れたふりしちゃえばゆうくん膝枕してくれるかなぁ〜?)」
幸せな膝枕の時間を堪能した葵は夢現つのまま家庭教師の時間に戻ってしまった
膝枕だけでも幸せだというのにその上優希の密かな趣味でもある耳を触るという特殊イベントまで発生した
「(ゆうくんったら頭を撫でるだけじゃなく耳まで触ってくれたし嬉しかったなぁ…。耳全体がまるでゆうくんで包まれてる気分…♡)」
この予期せぬイベントは葵の心を更にぎゅっと掴んだのだ
葵は今まで友達とかに耳を触られると“くすぐったい”“むず痒い”としか思っていなかった
しかし優希に初めて触れれた時に衝撃が走った
“くすぐったい”でも“むず痒い”でも無く、“気持ちいい”だったのだ
「(最初はびっくりしたのと気持ちよかったのが重なって変な声が出ちゃったけど後半はゆうくんには内緒だけどずっと感じ続けちゃったなぁ…。ゆうくんったら…意外とSな部分もあるのかしら?)」
当の優希は葵に休んで欲しいという一心でやっていたのだが葵からしたらずっと責め続けられていたので優希がSだと解釈してしまった
当の優希は厳密にいえば、普段はMで行為の最中に興奮したりするとSになるので葵の解釈は半分は正解である
「(ゆうくん…私の身体も……責めてみたいとか思ったりするかしら?)【チラッ】」
優希の反応が気になり葵は気づかれないようこっそり優希の様子を盗み見する
「……………【カリカリカリカリ】」
「(め、めっちゃ集中してる!?あんなことしておいてすぐに無心で勉強に集中出来るとかってどういうこと!?)【ふらぁ…】」
色々と妄想する葵とは対照的にひたすらテキストの応用問題に取り掛かる優希を見て葵はショックの勢いでその場で倒れ込みそうになる
「(も、もしかして…これもプレイの一環なの!?お姉さんを焦らして放置プレイを楽しんでいるというの!?)」
違います
優希くんはただテキストの問題に集中しているだけです
「(そ、それともこんな歳上のことなんて眼中に無いって言うの!?「お前なんかの魅力じゃ俺はときめかねーよ?」って言うことなの!?)」
そんなことありません
彼は葵さんよりも歳上の彼女と身体を交合わせてます
それに優希くんはどちらかと言えば歳上の方が好みです
「(くっ!流石はゆうくんね?女の子の扱いがとっても上手だわ!!)」
色々と勘違いをし続けながらも身体をくねくねと動かしながら悶える家庭教師のお姉さんの藤堂葵さん19歳
彼女達を側から見た通行者は恐らく彼女達の関係を“ご主人様とペット”の関係だと思うに違いありません※執筆者は現在朝の3時に本話を執筆しており頭が正常に働いていませんご了承くださいませ
「(はぁ…ゆうくんの耳…♡)」
次第に葵の視線の先には優希の耳が映って決して離さなかった
優希も当然のことながら人間なので葵同様耳を二つも持っている
自分が触られてあんなに気持ちよかったのだ
ならば…自分も触ってあげることにより優希の疲れを癒せるに違いない
「【フンフン】(ゆ、ゆうくんの…み、耳……)【フンフン】」
そう思ってしまうと色んなものが止まらなくなってしまい、葵は鼻息を荒げながら優希の耳元まで顔を近づけた
「(あっ、シャンプーの香り…♡)」
優希の髪の匂いに葵のボルテージは更に高まった
「あ、葵さん?少し近くないですか?さっきから耳に葵さんの息が掛かってますよ?」
鼻息が掛かっている事も知らずに優希はこそばゆく少し笑いながら葵に言うが当の葵の耳には一切届いていない
左耳で聞いた言葉が右耳からそのまま出てしまっているのだ
「(あぁ…///艶々の耳…宝玉のように輝いているわぁ…♡)」
エフェクトが掛かっているのか葵からは優希の耳がダイヤモンドやエメラルドのような宝石に見えるらしい
と言うことは耳を宝石だと思っている葵からしたら“宝石は磨けば更に輝く”と思っても不思議ではない
「(な、舐めたら美味しいかしら…///)【はぁっ!はぁっ!】」
予想を斜めの方向から超えていく答えが出された
葵はまるで犬のパンティングのように息が荒くなっており彼女達を側から見た通行者は恐らく彼女達の関係を“ご主人様とペット”関係だと思うに違いありません
※執筆者は現在朝の3時…etc.
「【ビクゥ!】(も、もう…我慢が……)【はむっ】」
葵は遂に我慢が出来なくなってしまい優希の耳たぶを思わず甘噛みしてしまった
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