~STORY 199 8月10日 ②~
「あれ?これって……ペケモン?」
カーテンにはペケモンのぬいぐるみが大量に並べられていた
「あっ!ビカチュウだ…。チョコリータまでいる〜。…これって新しいやつなのかな〜?最近のやつは分からないなぁ〜」
大人気のビカチュウを筆頭に約20匹並んでおりペケモンを数作やっている優希でも知らない最新のペケモンのぬいぐるみまで並べられていた
「葵さんって…こういうの好きなんだ…以外かも。」
優希のイメージは葵はこういったものには全く興味の無い清楚な女子大生だとばかりに思ってただけに以外な事実を知った
その時はすぐ様葵が戻ってきたため、これ以上の追跡はできなかった
優希も優希でこれ以上の葵の趣味を見るのは良くないと深く詮索はしないのだが葵が隠し忘れたグッズなどが部屋に転がっていることが多々あり優希の予測は現実味を帯びていた
〜そして話は現在へ〜
「………っっ〜!!!//////」
葵は優希の話を聞いて顔をこれでもかと顔を真っ赤にして顔を両腕で覆って隠しながらその場で蹲ってしまった
「あ、あおい…さん?」
「も〜〜〜う!!最悪………【ボソッ】」
優希はしゃがみ込みながら葵に話しかけると優希にギリギリ聞こえるくらいの声でそう呟いた
自分は絶対にバレていないと絶対な自信を持っていたのに実際は優希にほとんどバレてしまっており葵は自己嫌悪に覆われてしまっていた
「(最悪最悪もう最悪!!お母さん達にはバレても全然良いけどゆうくんにだけはバレたくなくてちゃんと隠してきたのにバレちゃうなんて!もう〜!私のバカ〜!!!)」
「あ、葵さん?お、おきてください!そ、そんな恥ずかしがることなんてないじゃ無いですか!誰にだって好きなものはあるわけですし、僕もこういうの結構好きですから……」
大した慰めにはならないだろうが優希は葵の肩を揺すって励ました
「嘘よ…。こんなアニメオタクみたいな女子のことなんて…ゆうくんは心の中ではバカにしてるんでしょ?いいのよ、下手な同情はいらないわ?」
しかし葵は自分の趣味を知られた事で自暴自棄になり優希の前でさえもぐじぐじしながら蹲って顔を隠してしまったままだ
優希はふぅっと一息吐くと葵の頭に手を置いて葵の頭を撫でた
「バカになんてしませんよ。こういったアニメは日本国が世界に誇る文化ですよ?寧ろ世界的文化であるアニメをバカにする人を僕はバカにしますよ。」
「そ、それとこれとは話が……」
顔を少しばかり上げて優希の顔を見ながら葵は反論しようとする
「別の話じゃ無いですよ?僕はアニメが好きな葵さんも結構好きですから!だからそんな蹲らないでください」
しかし優希はその葵の反論に反論し寧ろ葵のことを好きだと葵に伝えたのだった
「【カアァ///】よ、よくもまぁそんな恥ずかしいことを堂々と言えたものね…。こ、こっちまでは、恥ずかしくなってくるじゃない」
葵は引き続き顔を真っ赤に染め顔を腕で隠しながら立ち上がり優希に文句をタラタラ述べるがその表情からは恥じらいも怒りも微塵と感じられなかった
その表情からはただ一つ “喜び”のみ感じられたのだった
「ほ、ほら!時間も勿体無いし早く始めましょ!」
「葵さんぬいぐるみ出さなくて寂しくないですか?大丈夫ですか?【ニヤニヤニヤ】」
「も、もう!やっぱり馬鹿にしてるじゃない!!だからゆうくんにはバレたくなかったのに〜!【ポカポカポカ】」
「ははは、すみませんすみません(葵さんの攻撃…痛くないしむしろ気持ちいいなぁ…しかも怒ってる葵さんの顔を見れて2倍楽しいかも……)」
顔を赤くしながら勉強を始めようと催促をかける葵に優希は葵の背中をニヤニヤしながらつついて葵を煽ると葵は頬を膨らませながら優希の胸をポカポカ叩いた
怒ってるのだろうが微塵も痛くなくむしろ気持ちいいとさえ感じる葵の攻撃に優希は楽しんでいた
「ゆうくんのバカ!!もう勉強教えてあげないからね!!」
「あぁ!すみません葵さん!もう煽ったりしてふざけませんから許してくださいよ〜!」
その後しばらくの間は優希の質問にもふくれっ面になりながら答えない葵先生を暫く楽しむ優希だった
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