~STORY 186 8月6日 ⑬~
やっぱり年末と言ったらガキ使を見ないと新年を迎えられないですね
他のをみようかな?と思っていてもなんか気分じゃないなと思ってしまいすぐ様Huluで“笑ってはいけないホテルマン”を見てしまいました
気持ちよく笑わせて貰い、無事に新年を迎えさせて貰いました
今年こそはガキ使の新作で新年を迎えられることを願います
「う、嘘よ!そんなことあるわけないじゃない!!ゆ〜ちゃんがこんなあたしの事好きな事あるわけ無いじゃない!!あたしに嘘を吐こうなんてそうはいかないわよ!!」
優希の告白に飛香は頬を売れたトマトのように真っ赤に染め上げながら抱きしめる優希の身体を締めながら優希の行為を否定した
かなり痛むが今の状況を鑑みるとここは我慢だと判断した優希は悲鳴を出すのを堪えた
「そんな事があるんだよ。飛香はそう言っても僕は飛香の事をかなり前から好きだったんだよ?」
「かなり前なんて…いつからよ?」
「中学…いや、小学校高学年位からかな〜?」
「う、嘘よ!!あの頃なんてゆ〜ちゃんに関わる人全員を遠ざけていたじゃない!!」
幼い頃からの自分と過ごしてくれる飛香を優希は幼い頃から好意に思っていた
飛香は幼い頃から可愛く明る誰にも仲良くできてとても人気のあった
しかし飛香が優希に女の子として好意を抱くようになっていってからそれはだんだんと邪になってきた
優希に近づく女の子に優希から手を引くようにあの手この手を使って退かせた
高学年に上がってからはそれが更に増長し、それは男子にまで及んだ
好意もなくただ純粋に友達として仲良くしてくれていた男の子を飛香は女の子同様に退かせ優希に近づくことも拒絶した
優希に現在友達が璃玖しかいないのは飛香が原因だった
「あ、あはは…確かにあの頃は友達がどんどん減っていくのはちょっときつかったかな…」
遠足や修学旅行は飛香の強烈な嫉妬によって友達がいなくなった優希には班行動を共にしてくれる友達がおらず、結果として遠足や修学旅行は全て飛香と璃玖の三人と半ば強制的に割り振られたクラスの学級委員長と副委員長の5人になることが殆どだった
「そうでしょ!?あたしはあたし以外にゆ〜ちゃんにくっつく輩がいると思うと身体中から悪寒がするの!奏音ちゃんやおば様はともかくだけど、最近はそれすらも嫌なの!!こんなあたしをゆ〜ちゃんが好きになるわけ無いもん!!」
「うん…でもね、そんな理由があったとしても僕はずっと僕のそばにいてくれた飛香が好きだったんだ。他の人からは頭おかしいって思われるのは分かってるけどね」
「どうして…どうしてよ…。こんなの、おかしいよ……。それじゃまるで普通の人じゃ無いみたいじゃない……」
優希の想いに涙を流しながら喜びつつ飛香はいまだにこの真実を受け入れられなかった
「うん。だって僕はもう、真人間とは程遠くなっちゃったからね。なんせ、実の母親と妹に手を出しちゃうような最低な人間なんだもん。寧ろ…僕の方が嫌われてもおかしくないよ」
優希は飛香にここ最近の全てを話した
夏休みに入ってすぐに母親の椿に迫られ身体を許し、そのすぐ後に妹の奏音と身体を重ねたことを
そして今優希の心の中で強くなりつつある“想い”の全てを
「何…それ……本気で言ってるのゆ〜ちゃん?」
優希の想いを聞いた飛香は驚きのあまり目を疑った
今、飛香の目の前にいるのが飛香が幼い頃から想いを寄せていた優希とは思えない
目の前にいるのは本当に優希の形を形成した別人が乗り移ってるように見えた
気が付くと飛香は抱きついていた優希から離れ、布団の端の方まで後退していた
「うん…。僕はもう人間じゃなくて人の形をした獣だから。だから他人からどうこう思われようとも自分の意のままに生きるって決めたんだよ。」
動揺するに気にせず続ける優希は淡々と笑顔で話し続ける
全てを告白してそれで飛香に嫌われ拒絶されても致し方ないと覚悟は決まっていた
「それで…さ、飛香は今話した真実を聞いて、飛香はそれでも僕を好きでいてくれる?今ここで、僕を拒絶して二度と近づくなって言われたら僕は飛香の言うことを聞くよ?」
優希は布団の端の飛香にそういってジリジリと近づく
飛香は怖いのか周りをキョロキョロして逃げ道を探そうとするもこの和室は角部屋で他の部屋へ行くには優希の後方の襖しかなかった
キョロキョロするだけで逃げることをしない飛香がもたもたしているうちに優希は飛香の元まで到達し飛香を壁際まで迫ったのだった
「いや…いや……」
「僕が怖い飛香?」
首を横に振り震えながら怯える飛香に優希は自分が怖いかを尋ねる
奇しくもさっきの飛香と優希の状況が一転してしまっていた
「怖くて、苦しくて、僕のことが心のどこかで嫌いと思ったら僕の頬を思いっきり引っ叩いたって構わないよ」
飛香い壁ドンして飛香をロックした優希はそう言って左側をわざと空けて飛香が逃げられる空間を形成した
「あ…あ……あぁ…」
飛香は震えながら右手を開いて優希の左頬に触れよう近づけた
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