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~STORY 184 8月6日 ⑪~ 

謹賀新年あけましておめでとうございます!!


本年もどうぞよろしくお願いいたします!!


お年は毎日投稿できたらいいなぁ…


ストックとやらができたらいいんだが…

「ふぅ…ご馳走様でした」


優希は明日美の手料理を綺麗に食べきると膨れたお腹をポンポンと叩きながら正面にいる明日美に礼を申し上げる


「はいお粗末さまでした。ゆ〜ちゃんは高校生になって更に食欲増したみたいで本当こっちも作りがいがあって気持ちいいわ!」


満足そうな優希に明日美はお皿を下げながら嬉しそうにする

仁科家には沢山食べれる人材はいない事に明日美ももう慣れたが、それでもたまに来て食事をしに来てくれる優希が沢山食べてくれるとやはり作った甲斐が増すのだろう


「本当よねぇ…。ゆ〜ちゃんって細身なのによく食べるけど全然太らないもんね。羨ましいなぁ〜。」


優希の横で既に食べ終わっていた飛香は優希が食べてる姿を動画に撮りながら眺めていて今はその動画の編集作業をしていた

優希は飛香が撮影している事に気が付いていたのだが、いちいち飛香にやめるよう言っても飛香には逆効果になると分かっていたため、敢えて止めはしなかった


「明日美さんも椿さんもご飯とっても美味しいからガツガツ食べれちゃうよ。食べ過ぎちゃったなって思ったら運動するようにしているからかな?」


「ゆ〜ちゃん普段から筋トレしたりしてるって言ってたもんね〜。まぁ…あんまり筋肉があるようには見えないけどね!」


「い、言わないでよ飛香…。男らしくなりたいのに中々筋肉付かなくて悩んでいるくらいなんだから……」


優希がジムに行ってトレーニングをすると決まって女性トレーナーが連れて行ってしまい、女性用トレーニングを進めてしまう

優希が男性だと言ってもトレーナーは構う事なく進めてしまうため、優希の筋肉はほんの少しずつしか成長しないのだ


「それに筋肉を作るための肉だって中々付かないんだよ…、太らないのは僕は元々そんなに太らない体質だからかもしれないけどっ!!?な、何だよ飛香!僕何も悪口なんて言ってないじゃないか!!」


「ふん!知らないわよバカ!!」


飛香は優希の足めがけて思い切り踏みつけた

涙目になり踏みつけられた足を押さえながら優希は飛香に文句を言うが飛香は頬をパンパンに膨らませながら顔を横に背けた


「あらあらゆ〜ちゃんったら気がつかないなんて罪な子ね〜。今ゆ〜ちゃんはこの世界全ての女性を敵に回したのよ?」


二人のやりとりを微笑ましそうに眺めながら明日美は分かっていない優希に飛香が急に怒りだした理由を教えてあげるのだった


「この世界の女性全て!?そんな大罪なんですか!?」


「そりゃそうよ〜?“いくら食べても太らない”なんて女性からしたら羨ましい半分妬ましい半分なんだから!」


全員とは言わないが成人女性の大半は食べたいものがあっても自分の体型を気にして我慢したりして苦労してるのだ

体型を全く気にせず好きなものをばくばく食べてしまっている女性の体型は…皆様の頭の中で思い浮かんだ通りである


「羨ましい半分…妬ましい半分……ですか?」


「まぁほとんどの女性はゆ〜ちゃんを“妬ましい”って思ってるでしょうね〜」


コロッと自分の意見を変えてる明日美に優希は危うく椅子から落ちてしまう所だったが、すんでのところで足に力を入れて耐えた


「そ、それじゃあほとんどになっちゃうじゃないですか!?」


「大丈夫よゆ〜ちゃん?あたしはゆ〜ちゃんを“妬む”ような卑劣な女性じゃないわよ?だからゆ〜ちゃんはず〜っとあたしの側にいればいいの【ギュム】」


飛香はそう言って優希を抱きしめて優希の顔を自身の胸の谷間に埋めさせた


「う、うぶ!?わ、分かったから離してよ飛香!?あ、明日美さんも見てるから!!」


「あら〜?私の事は路傍の石頃だと思って好きにイチャイチャラブラブして貰って構わないわよ〜?でも記念すべき初夜に第三者はお邪魔よね〜?」


優希の言葉に明日美はビデオカメラを用意しながら全くこちらを気にしないでいた

しかもリビングの横の和室の襖が少し空いていて優希も見たのだが和室には布団が一式敷いてあり、そこにもカメラが複数用意されていた

照明も焚かれておりまるで何かの撮影現場のようだった


「そうよママ?やっぱり初夜は二人きりの方がいいと思うの。ママにはちゃ〜んと懐妊報告するからそれまでの楽しみにしててよ!」


「なんで飛香はもうすでにやる気になってるの!?」


飛香は準備を万全に整えている明日美の肩を掴んで、二人入りになりたいと要望する


「いや〜ん!孫の名前は何にしようかしら〜!!私男の子も女の子も合わせて三人ずつ欲しいわぁ!あっ、でも最初の子は女の子がいいかしらね〜?美希 愛莉 杏果 迷っちゃうわ〜!!」


そして明日美は既に孫が産まれる前提になっており孫の名前を考え始め

ていた


「明日美さんも孫の名前を考えないでください!あと、さっきから気になってるその棒みたいなやつってまさか……」


「え?ドゥ○テストの妊娠検査薬だよ?ゆ〜ちゃんこれ知らないの?」


「知るわけないよ!!僕はまだ…その、そう言うのはまだ早いんじゃ…///」


さも当たり前のようにキョトンとする飛香に対し顔を真っ赤にしながら俯く優希

そう言うものがあるのは知ってはいるがいざ間近で見るとつい恥ずかしくなってしまう


「「(はぁ〜……何この子?襲っていいの?)【こくり】」」


「へ?……うむぅ!?」


飛香と明日美

二人の心が今ひとつになった時、一人ではできないであろう無限の力が湧いてきた

そしてその何故か湧いてきた無限の力により優希を拘束&和室への連行を達成したのだった

読んでいただき誠にありがとうございました!


是非!高評価、ブックマークよろしくお願いします!!


作品執筆力向上に繋がりますので作品への感想もお待ちしております!


あと、Twitterで色々呟いていますので是非フォローしてください!


では次回もお楽しみに!!


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