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~STORY 167 7月26日 ⑦~

「さっきのあれ…絶対何か仕掛けていましたよね?仕掛けて無かったら何をしたんですか?正直に答えてください」


優希と椿から離れた木陰で奏音は晴菜を壁際に迫りながら先程の件を問い詰める

当の本人である優希は別段気にしていないが、兄に熱い視線を向けて見つめていた晴菜を見た奏音は確信を持っていた

この人は…何かよからぬことをしているのではないかと


「うふふ、別に大したことなどしていませんわ?」


晴菜は余裕を持った様子で奏音の問いに笑って答えた

その余裕そうな表情が更に奏音の怒りの炎を燃え上がらせた


「しらを切らないで下さいよ眞田先輩。お兄ちゃんの…特に“口元”を凝視していたことは奏音が見ていましたから分かっているんです。大したことしてないのだったら普通お兄ちゃんの顔を見ますよね?それなのになんで眞田先輩は口元を見ていたんですか?教えてくださいよ」


奏音の言い分はなぜ優希の顔ではなく口元を一点に集中して見ていたのか?

何もしていないのに優希の口だけ見るのはおかしいだろ?ということだ

奏音の追求に晴菜は全く動じることなく顔を上げて悩んだ


「奏音さんは優希様(あるじさま)のあんなにもお可愛らしい唇を見ることがそんなにも罪だというのですの?(わたくし)優希様(あるじさま)の全てが愛おしく全てを見たいのでどうかご容赦お願いいたしますわ」


「丁寧に言えば解決なんてあり得ないんですよ。いいからさっさと答えてください。何入れたんですか?媚薬?性欲増強剤?それとも…睡眠薬とか?」


頭を下げながら優希を眺める許可を奏音に求めた晴菜に奏音は威圧しながら問い詰めた


「はぁ…、分からない人ですのね奏音さんは…。大切な優希様(あるじさま)のお身体に支障が出る恐れのある物を(わたくし)がいれるとわけないでしょう?」


奏音の追求に呆れながら晴菜は答えるのだが、明らかに嘘である

晴菜は確実に優希を手に入れられるのなら使える手段は存分に使う

媚薬もせいよく増強剤も睡眠剤も既に晴菜の部屋に用意してあったりするがその事実を奏音にいう必要はない為、晴菜は奏音に嘘をつく


「まぁ…絶対嘘だと思いますけど今だけは信じてあげますよ。今のところお兄ちゃんに異変とかも見られませんが…何かあったら奏音は眞田先輩を一生恨みますからね?」


「ありがとうございます奏音さん。では優希様(あるじさま)の元へと戻りましょう」


半信半疑の奏音は晴菜への拘束を解きながらいうと晴菜は嬉しそうに奏音の後をついていった


「(ふふふ、奏音さんとは仲良くしませんとね〜♪だって…将来の(わたくし)義妹(いもうと)になるんですものね!)」


「(あんな危険な女がお兄ちゃんの近くにいるとか危なくてしょうがないわ…。奏音がお兄ちゃんを守ってあげないといけないから眞田先輩とは形だけは仲良くならないと…)」


それぞれの思惑が交錯する中、晴菜と奏音は形状だけは絆が深まった

読んでいただき誠にありがとうございました!


是非!高評価、ブックマークよろしくお願いします!!


作品執筆力向上に繋がりますので作品への感想もお待ちしております!


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では次回もお楽しみに!!


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